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まじめの罠

まじめの罠 (光文社新書)
まじめの罠 (光文社新書)

(2011/10/18)
勝間和代 商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:18

最近の勝間和代さんの本には、必ず大きな付録がついてきます。

それは、アマゾンのカスタマーレビューをはじめとする、
ネット上で語られる賛否両論。

カツマーの方は、こんなところに共感し、
アンチカツマーの方は、こんなところを突っ込むのか・・・

このように私は毎回数多くのレビュー感心し、
勝間さん書く本文を読む以上に、視野が広がっています。

本書も、そんな大きな付録がついた一冊。

  「この本は、“まじめな人”に捧げる本です。
  “まじめな人”とは、ある目標に向かって一生懸命に
  突き進んでしまう人。“まじめ”は日本では褒め言葉ですが、
  本当に褒め言葉に値するものなのでしょうか。
  そのことを疑ってほしい、というのが本書の考え方です。」

結局、女はキレイが勝ち」や「恋愛経済学」の時もそうでしたが、
これはどう考えても「おまえが書くな」とツッコまれることを
期待して書いたようなテーマです。

そう感じるほどに、私が勝間さんに抱くイメージはマジメそのもの。

今回も秋元康さんに、このテーマで本を書くことを
薦められたのかもしれませんね。

さて、本書のキーワードは「まじめの罠」。

  「これは、何かに対して、まじめに、まじめに努力した結果、
  自分を、あるいは社会を悪い方向に導いてしまうリスクのことを指します」

これは、勝間さんを例に考えると分かりやすい。

勝間さんは、まじめに、まじめにアンチカツマーの方への
反論を試みます。

これだけ人気があると、行き過ぎた批判や、
根拠のない誹謗中傷まで、数多く受けるので、
かなり精神的に苦しいのでしょう。

ふまじめな人だったら、「うるせー、バカヤロー」と怒鳴ったり、
一切無視することもできますが、まじめな勝間さんはそれができません。

  「私は“勝間和代を嫌う人たち”のプロファイリングを
  だいぶしてきましたが、その過程でとても興味深い事実を見つけています。
  それは、私を嫌う人の典型的なパターンの一つが、
  “まじめに仕事をしているわりには成果が出ていない人”
  という事実です。」

こんなことをまじめに分析し、しかも「事実」とまで言い切って
しまいますから、かえって自分を悪い立場へ導いています。

これこそ、まさに「まじめの罠」。

勝間さんが、アンチカツマーの方だけでなく、
カツマーの方のプロファイリングをしたかどうかは不明ですが、
私から見ると、カツマーの人ほど、
“まじめに仕事をしているわりには成果が出ていない”から、
勝間さんに頼っているような印象を受けます。

勝間さんは、「まじめの罠」を脱するために、
クリティカルシンキングを薦めています。

本書は、クリティカルリーディングをするには、
うってつけの本だと思います。

この本から何を活かすか?

  「転職や離婚は、ふまじめなヤツのやること?」

勝間さんは、離婚を2回、転職は何度もしています。

そのことを批判されるのに対し、
それは「まじめの罠」にはまっていると勝間さんは反論しています。

  「まじめな人は、結婚や仕事といったことにすら無謬性を
  求めてしまいます。一度選んだ会社とか、一度選んだ結婚というのは
  正しくなければならないわけです。」

同じように批判されているので、
勝間さんは、離婚も転職も一緒くたにしていますが、
私は分けて考えるべきだと思います。

就職は、一生添いとげますと宣誓するわけではないので、
もっと良い条件の会社があれば、転職もありえること。

一方、結婚は、もっといい人が見つかれば、
次々と乗り換えますという前提にはなっていません。

もっと自分に合った人に乗り換える場合もありますが、
通常は今の結婚生活が難しくなって、「離婚」するわけです。

どうしても一緒に考えたいなら、「転婚」と「転職」、
あるいは「離婚」と「離職」という組み合わせだと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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