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ご機嫌な職場

ご機嫌な職場
ご機嫌な職場

(2011/08/26)
酒井穣 商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:20

2008年1月に刊行され話題になった本、「不機嫌な職場」。

この本では、ギスギスした雰囲気の職場の事例を挙げ、
同時に解決策が示されていました。

  「恐ろしいと感じるのは、この本が出版され、
  たくさんの処方箋(解決策)がメディアを賑わせたにも関わらず、
  いまだに多くの職場が同じ問題に悩んでいるということです。
  いや、むしろ悪化しているというのが、読者の実感ではないでしょうか。」

世の中の多くの職場は、より不機嫌な方向へ進んでいるようです。
しかも、職場のコミュニティーは、猛烈な速度で弱体化しつつある。

いったい、なぜ、この問題は解決しないのか?

この点について酒井穣さんは、過去に示されていた処方箋は、
問題の根本的な原因の特定に失敗している可能性が高いと指摘します。

それでは、職場が不機嫌になる真の原因は何なのか?

本書では、次の3点を根本原因として捉えています。

  1. 時代背景から個人の安全が脅かされており、
    他人を気にしていられない
  2. インターネット登場により、
    職場外にコミュニティーが形成されはじめている
  3. 業績へのフォーカスが強まり、
    非公式なコミュニケーションが悪者にされている

この3つの職場コミュニティー弱体化の原因に対して、
本書では、酒井さんの会社、フリービット株式会社で
実践している9つの具体策が紹介されています。

この中には、簡単に真似できそうな施策もありますが、
根本原因や背景の理論を理解したうえで、
職場の状況に合わせて実践するのが効果的だと思います。

ところで、そもそも職場を「不機嫌」ではなく、
「ご機嫌な職場」にする必要はあるのでしょうか?

  「絶対に明るい職場をつくる必要があるのです」

明るい職場は、企業の収益と密接に結びついています。

そして、世の中が「不機嫌な職場」が増える中、
「ご機嫌な職場」をつくることに成功すれば、
それ自体が経営の差別化にもなる。

つまり、「ご機嫌な職場」づくりは、立派な企業戦略ということです。

本書は、この問題に非常にマジメに取り組んでいますので、
読むだけで、ご機嫌な気分になれる軽い本ではありません。

この本から何を活かすか?

  「ピークエンドの法則を使って、懇親会をデザインする」

ピークエンドの法則とは、ダニエル・カーネマンさんが
発表した、人間はほとんど過去の経験を
「ピーク」と「エンド」によって判断するという理論です。

本書では、この法則を使い、同時に懇親会をモジュール化して
優れた懇親会をデザインしています。

ここまで大げさにしなくても、ちょっとした飲み会レベルで、
「ピーク」の演出と、「エンド」のしめを考えるだけで、
印象の良い集まりにできるかもしれません。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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