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コトラーのイノベーション・マーケティング

コトラーのイノベーション・マーケティング
コトラーのイノベーション・マーケティング

(2011/09/16)
フィリップ・コトラー、フェルナンド・トリアス・デ・ペス 他 商品詳細を見る
 
満足度★★★★
付箋数:25

80歳になっても、なお精力的に著作を発表する
マーケティングの大家、フィリップ・コトラーさん。

今回は、「イノベーション」というテーマに正面から取り組みます。

本書は「コトラーのマーケティング思考法」でも共著者だった、
フェルナンド・トリアス・デ・ペスさんとの共著です。

お2人はイノベーティブと見なされる多くの企業を分析しました。

アップル、グーグル、ネットフリックス、3M、P&G、
GE、トヨタ、サウスウエスト航空、スターバックス・・・

その結果生まれたのが、アイディアをイノベーションに変える
「A-Fモデル」です。

これは従来のイノベーション・プロセスが、
ひとつひとつのステップを経る多段階モデルであったのに対し、
先に役割を決めることで、段階のないプロセスのなかで、
協働を生む全く新しいモデルです。

  「段階ではなく役割でとらえるという、パラダイムシフト」

イノベーション・プロセスを、「野球型」から「サッカー型」に
変えたと考えると、分かりやすいかもしれません。

野球では、守備の時は全員で守りますが、
攻撃の時は、一人ひとりバッターボックスに立ちます。

自分の打順(段階)が回ってこなければ、何もできませんし、
敗因を打てなかった人の責任にすることもできます。

一方、サッカーでは全員がそれぞれの役割を果たしながら、
同じフィールドに立っています。

攻撃している場面でも、守っている場面でも
常に同じ段階に参加していることになり、
状況によっては、ディフェンスの選手がゴールを決めることもあります。

コトラーさんが示す、「A-Fモデル」は、
常にゲームに参加しながらも、それぞれの役割が決まった
サッカー型のモデルと言えます。

それでは、このイノベーション・プロセスには、
どのような役割があるのか?

それは、次のAからFまでの6つの役割です。

  A : アクティベータ(イノベーション・プロセスを始動する)
  B : ブラウザ(情報収集を行う)
  C : クリエーター(新しいアイディアを生む人)
  D : デベロッパ(アイディアを製品やサービスに落とし込む)
  E : エグゼキュータ(導入と実行を担当)
  F : ファシリテータ(プロセスが行き詰らないよう後押し)

正直、本書を読んだだけでは、「A-Fモデル」の実用性はわかりません。

しかし、個人的には、イノベーションを生むための
一つのポイントは柔軟性だと思っていますので、
その意味では、優れたモデルのように感じました。

あと、これは出版社の販売戦略ですが、
コトラーさんだからと言って、邦題に何でもかんでも
「マーケティング」と付けるのは、どうかと思います。

この本から何を活かすか?

  アイディア創出の手法「シネティクス」

これは本書で紹介されていた問題解決方法の一つで、
M・プリンスさんとウィリアム・J・ゴードンさんによって
考案された手法。

シネティクスは、既知のものを未知のものへ(訓質異化)、
未知のものを既知のものへ変える(異質訓化)ようです。

1960年代以降、未公開企業から上場企業、公的機関に至るまで、
さまざまな組織で使われている手法だとか。

私は、「シネティクス」は本書で始めて知りましたので、
もう少し具体的な例を詳しく調べてみようと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| アイディア・発想法・企画 | 09:55 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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