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マーケターの知らない「95%」

マーケターの知らない「95%」  消費者の「買いたい!」を作り出す実践脳科学
マーケターの知らない「95%」  消費者の「買いたい!」を作り出す実践脳科学

(2011/07/28)
A・K・プラディープ 商品詳細を見る

満足度★★★★
付箋数:24

消費者の心理が知りたい。

そう思って今まで多くのマーケターは、アンケートやインタビュー、
その他の市場調査を行ってきました。

しかし、その調査をもとに発売された新製品の8割は失敗に終わります。

なぜ、入念なリサーチをおこなっているにもかかわらず、
消費者の心理を読み違えるのか?

  「人間の脳は様々な感覚器官から入力された情報の
  最大95%を潜在意識のレベルで処理している。」

要するに、消費者が意識している部分はわずか5%であり、
その部分だけに目を向けて調査をしても、
本当に知りたい答えは出てこないということです。

例えばアンケート。

これは、消費者が意識している部分を自己申告してもらうもの。
潜在意識レベルのニーズはなかなか引き出せません。

しかも、アンケートにはもっと根本的な欠陥があります。

  「ある事象にどう反応したかを質問された被験者の脳は、
  回答する際に本来記録してあったデータを書き換えてしまう。」

アンケートは、潜在意識を引き出せないどころか、質問に答えることで、
間違った答えを引き出してしまう可能性があるということです。

さて、本書はニューロマーケティングの入門書。
95%の潜在意識、つまり脳が本当に買いたいものを探る本。

ニューロマーケティングとは、脳科学の立場から、
消費者の脳の反応を測定し、購買心理などを解き明かし、
マーケティングに応用しようとするものです。

  「本書のテーマは、脳がどうやって買うことを決め、
  なぜその決定に至ったかについての理解を深めることだ。」

著者は、世界有数のニューロマーケティング会社、
ニューロフォーカス社のCEO、A・K・プラディープさん。

本書では、ニューロマーケティング会社の保有するデータや
フレームワークが惜しげもなく公開されています。

脳と五感、高齢脳、女性脳、母親脳、共感脳。

それぞれの関係や特徴を解明し、実際にどのように
商品開発やマーケティングに活かすかが解説されています。

パッケージや店舗環境、更にはソーシャルメディアと
脳の関係にまで踏み込んでいるのが特徴的。

過去にもニューロマーケティング関連の本は
何冊か見かけましたが、煽りだけで内容が無い本もありました。

しかし、本書は中身を伴った本格派。
しっかりと腰を据えて読みたい本です。

この本から何を活かすか?

  「ポップアウト現象」

  「ある物体が何らかの形で非常に目立ち、飛び出しているかのように
  知覚される現象を“ポップアウト現象”と呼ぶ。(中略)
  ポップアウトは新奇性の原理の応用例の1つで、
  その効果はずば抜けている。」

本書では、脳神経学的にポップアウトを
どのように組み込めば良いかのヒントが示されています。

何かのレイアウトを考えるときに参考になりそうですね。

  1. ポップアウトは視野のどの部分に登場してもかまわない。
  2. ポップアウトの数は、1つか2つに限定すべきだ。
  3. 画像によるポップアウトは、視野の左側が有効。
  4. 言葉や数字のポップアウトは、視野の右側が有効。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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