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4%の宇宙

4%の宇宙 宇宙の96%を支配する“見えない物質”と“見えないエネルギー”の正体に迫る
4%の宇宙 宇宙の96%を支配する“見えない物質”と“見えないエネルギー”の正体に迫る

(2011/08/10)
リチャード・パネク、Richard Panek 他 商品詳細を見る

満足度★★★★
付箋数:21

タイトルの「4%の宇宙」と聞いて、あなたはピンときましたか?

あ~なるほど、と思った方は、けっこう宇宙に興味がある方ですね。

以前、村山斉さんの「宇宙は本当にひとつなのか」の記事でも
書きましたが、私たちが昔から宇宙と呼んできた
目に見える星や銀河、それを形作るすべての元素エネルギーは、
宇宙のたった「4%」にしか過ぎません。

残りの96%は、正体不明の物質「ダークマター」と
正体不明のエネルギー「ダークエネルギー」です。

ダークマターにしても、ダークエネルギーにしても、
私たちの目で見ることはできません。

それでは、これらの目に見えない物質やエネルギーは、
いったいどのようにして発見されたのか?

わかっていること、わかっていないことの事実だけなら
講談社のブルーバックスで読むことができます。

しかし、それを発見するのは科学者であり、
その発見に至るまでには、科学者たちの人間ドラマがありました。

やはり読んで面白いのは、宇宙の謎の解明に挑む
科学者たちの物語です。

  「本書は暗黒物質、暗黒エネルギー、そして加速膨張する宇宙を
  見抜いた天文学者と物理学者の物語が綴られています。
  研究者の立場で読んでも、本当にスリリングで、
  発見にまつわる人間臭いドラマが克明に描かれています。」

これは、本書の翻訳を担当した谷口義明さんの言葉。

こういった、翻訳本は原書に挑戦してみたいと思うときがあります。

例えば、昨日の記事、ロビン・ダンバーさんの
友達の数は何人?」などはそうでした。

しかし、本書は邦訳本を読む方が、絶対にいい。

なぜなら、谷口さんの訳注が非常に充実していて、
訳注だけでも、かなり読み応えがあるからです。

著者でサイエンスライターのリチャード・パネクさんの
ストーリーテリング力に、研究者である谷口さんの解説が加わって、
本書の質が一段高いところに上がっている感じがします。

2段組で約350ページの宇宙の謎に迫るドキュメンタリーに、
痒いところに手の届いた訳注。

読み切るには、かなり時間がかかりますが、
それだけの価値がある本です。

ちなみに本書の表紙には、宇宙進化サーベイ(通称COSMOSプロジェクト)
で得られた「ダークマターの3Dマップ」が掲載されています。

実はこれ、谷口さんの著書「宇宙進化の謎」の表紙と同じです。

この本から何を活かすか?

以前、子どもと一緒にアニメ「ケロロ軍曹」を見ていると、
「ダークマター」が敵として登場しました。

そこで私が、「ダークマターとはね・・・」と、
親の権威を示すつもりで、子どもに解説をはじめようとすると、
「それ、知ってるよ」との答え。

小学5年生のくせに、ダークマターを知っているとは、
いったい何者だ? と一瞬ひるむ私。

気を取り直して、「どこで知ったの?」と聞くと、
意外な答えがありました。

「トイレ」

我が家のトイレにはダークマターが存在するのか?!

そこで、私がトイレに行ってみると、
そこで目にしたのは、以前私が貼った「一家に1枚 宇宙図」でした。

よく見ると、確かに細かな文字でダークマターのことが書いてある。

けっこう、子どもは親の知らないところで
知識を吸収しているものですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book. 
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