活かす読書
ikadoku

ビジネス書・ベストセラー本・科学本を中心に13年以上、ひたすら本を紹介し続けるブログ。既に紹介した本は3700冊以上。

裸のプレゼンター

2011年08月20日
コミュニケーション 0
裸のプレゼンター
裸のプレゼンター

(2011/07/08)
ガー・レイノルズ 商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:21

  「この本が特に対象としているのは、ビジュアルのデザインには
  ある程度自信があるが、プレゼンテーション実施のテクニックや、
  聴衆と心を通わせる能力については、
  さらなる向上を目指したいと思う人々である。」

本書はガー・レイノルズさんの「Zen」シリーズ第3弾。

1作目の「プレゼンテーションZen」ではプレゼンの「準備」、
それに続く「プレゼンテーションZenデザイン」では、
その名の通り「デザイン面」の解説が中心でした。

3作目に当たる本書では、いよいよプレゼンの「実施」に
中心を置いて説明されています。

  <目次>
  1. 「自然さ」と裸のプレゼンテーション
  2. 「準備」を優先する
  3. 聴衆と心を通わせるための3つのポイント
     「パンチ」、「存在感」、「プレゼンターの印象」
  4. 「情熱」、「近接」、「遊び心」によって聴衆の心をつかむ
  5. 「ペース」に気を配り、聴衆の「参加」を促す
  6. インパクトあるエンディングを演出する
  7. 「粘り強さ」を持って前進し続ける

本書のキーコンセプトは「自然さ」。

レイノルズさんは、日本で風呂や温泉に入るときの「裸の付き合い」
という概念に触発され、聴衆と自然に心を通わせる、
プレゼン実施のアイディアを示しました。

  「“裸のプレゼンテーション”の本質は、聞き手が3人であれ、
  3000人であれ、明快かつ率直なスピーチで彼らを引き込み、
  心を通わせることにある。
  “裸になる”とは、聞き手本位で考えるということである。
  それは何も包み隠さず、あえて無防備な自分の姿をさらすことを意味する。」

本書は、日本的なイメージ写真が数多く挿入された、
本書自体がプレゼンの見本であるかのような美しい本です。

私は最初、少し和のテイストを押し出し過ぎているようにも感じ、
やはり外国人向けに書かれているのかなぁという印象を持ちました。

しかし、本書を読むにつれ、
当たり前すぎて気づかなかった日本文化の持つ良さを、
レイノルズさんによって再認識させられました。

プレゼン本としての実用面で考えると、
あくまで1作目、2作目を踏まえた上での本作であり、
何はなくとも「プレゼンテーションZen」を最初に読むべきだと思います。

この本から何を活かすか?

  「風呂から学ぶ7つの教訓」

レイノルズさんは、本書で「風呂」と「プレゼン」の
共通点を7つ挙げています。

もとものが、「裸の付き合い」からヒントを得たとは言え、
日本人にはなかなかない発想ですね。

他にも、日本的なものと「プレゼン」の
共通点を考えるのも面白いかもしれません。

共通点を探すことで、本質が見えてきます。

・「着物」と「プレゼン」
・「茶道」と「プレゼン」
・「歌舞伎」と「プレゼン」
・「盆栽」と「プレゼン」
・「おせち料理」と「プレゼン」

そう言えば、一見、関係なさそうなものの共通点を見つける
「なぞかけ」も日本的なものの一つですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book. 
関連記事

気に入ったらシェア!

ikadoku
この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

コメント0件

コメントはまだありません

トラックバック1件

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
  • タイトル:裸のプレゼンター 作者:ガー・レイノルズ 出版元:ピアソン桐原 その他: あらすじ---------------------------------------------- 本書はベストセラー「Presentation Zen」「Presentation Zen Design」に続く、第3弾「The Naked Presenter」の邦訳版。プレ…

    2012.02.04 (Sat) 20:59 | 書評:まねき猫の読書日記