2007.12.17 Mon
金融商品にだまされるな!

金融商品にだまされるな!
(2007/11/09)
吉本 佳生商品詳細を見る
満足度★★★★
最初に、本書の位置づけを明確にしておきましょう。
本書の著者である吉本佳生さんの他の著作と比べると
・「スタバではグランデを買え!」より、テーマが少し専門的です
・「金融広告を読め」より、情報が新しくなっています
他の方の著作と比べると
・竹川さんの「投資信託にだまされるな!」と同じ装丁ですが、内容は上級
・永野さんの「プロが絶対買わない金融商品」と同じくらいの過激さです
こんなところでしょうか。
さて、唐突ですが、以下の「○×クイズ」を考えてみてください。
1.預金はインフレに弱い商品である
2.経済規模をベースにすると、日本の輸入依存率は高い
3.金融商品は、なるべく特約が多く付いたものの方が安心
4.「投資型」の年金保険はインフレに強い
5.銀行で金融商品を買う場合は、3月と9月が有利になる
6.二重通貨預金は、かなり客側に有利な金融商品だ
7.変動金利型の個人向け国債は、かなり客側に不利な金融商品だ
8.富裕層向けに開発された金融商品は、客側に有利なものが多い
いかがでしかた?
これは、この本に書かれている内容をもとに、
私が作ったクイズですが、答えは、この記事の後半で。
本書で扱う金融商品は、仕組預金、個人年金保険、二重通貨預金、
EB債、日経平均リンク債、富裕層向け金融商品などなど。
金融機関の売り手口はどんどん進化し、一見すると
魅力的に見える金融商品が、どこの銀行の窓口に行っても
販売している時代になりました。
これを吉本さんは、次のように指摘します。
「銀行などの金融機関が派手な広告やパンフレットで宣伝する
金融商品のほとんどは、とても危険な欠陥商品ばかりなのです。
しかも、売る側の銀行員などが、その仕組みや危険性をまったく
理解せずに売っていることが多いのです。」
金融商品の仕組に不慣れな人は、本書を読むと、
ちょっと頭の体操っぽく思えるも知れません。
しかし、客の情報・理解不足につけこんで、儲けようとする
金融商品が数多く販売されているようですから、
こういった本を読んで、自衛することが賢明でしょう。
この本から何を活かすか?
さて、クイズの答えです。
1〜8、すべての答えは、「×」です。
中には、ちょっと意外に思えるものもあったかもしれませんね。
詳しく知りたい方は、是非、本書を読んでみてください。
「将来のインフレが心配だから、普通預金にしておきます」
このフレーズは、金融機関の窓口で言うと、
その窓口の担当者の“リトマス試験紙”になる
と吉本さんは説明しています。
今度、試してみます。
May the reading be with you!
| 投資やトレード、お金 | 12:08 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑


