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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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プロフェッショナルコンサルティング

プロフェッショナルコンサルティング
プロフェッショナルコンサルティング

(2011/05/27)
波頭 亮、冨山 和彦 他 商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:20

ファッションコンサルタントやカラーコンサルタントといった
特殊な分野のコンサルタントを除いて、ビジネス系だけに絞っても、
コンサルタントと名乗って仕事をしている人が、
日本には3万人くらいいるそうです。

その中で、一流企業の管理職と対等にビジネスの話ができ、
有効なアドバイスができるコンサルタントは、1割の3000人。

この3000人の中で、経営や事業オペレーションに対して、
付加価値あるクリエイティブな提案ができる、
プロフェッショナルなコンサルタントは300人。

更にその中で、大企業のトップから相談を受けるに足るだけの
経験や実績があるトップコンサルタントは、
日本には30人くらいしかいないそうです。

本書は、そのコンサルタントの上位0.1%に入る
現役トップコンサルタントによる対談本。

1人はマッキンゼーを経て、XEEDを設立し、
戦略系コンサルティングの第一人者として活躍する波頭亮さん。

もう1人は、BCGを経て産業再生機構の設立に参画し、
その後も企業再生で実績を上げる冨山和彦さん。

お2人は、かなり波長が合うようで、意見のぶつけ合いというより、
互いに考えていることを確かめ合うように、
密度の高い対談がなされています。

俗に言う戦略系コンサルティングが、かつてのように
簡単には成立しなくなった時代。

企業のマネジメントの仕事が、高度化・複雑化して、
コンサルタントにも「執行力」が求められるようになりました。

若手コンサルタントやコンサルタント志望者は、
何を身につけ、 いかに行動すべきか?

お2人の過去の経験から、これからコンサルタントが
活躍していくために必要な心構えや仕事のあり方を示しています。

もちろんコンサルタント以外の、一般のビジネスパーソンが読んでも
有用なアドバイスが多く含まれています。

  「くどいようですが、まずは、とにかく一生懸命に勉強してほしい。
  (中略)コンサルティングファームでエースになろうと思ったら、
  あるいは将来“300人”の中に入ろうと思ったら、
  3ヶ月に1個ずつマスター(修士号)を取るぐらいの気持ちが
  欲しいと私は思っている。」

そして、20代ならどんなにハードワークをしても、
人間には過労に対するビルトイン・スタビライザーが入っているので、
死ぬ前に、ちゃんと倒れたり気が遠くなったりして、
死なないようにできているとも語られています。

厳しいアドバイスが多いですが、お堅い話だけでなく、
ぶっちゃけトークや、古きよき時代を懐かしむトークもあり、
意外とさらさらと読むことができます。

個人的には、東京デジタルフォン VS. NTTドコモの
コンサルティングのケーススタディの内容が面白かったですね。

この本から何を活かすか?

  「論理的思考はスキルではなく筋力」

波頭さんはロジカルシンキングの力を身につけるのは、
腹筋を割るのと一緒と考え、次のように説明しています。

  「一晩だけ腹筋してそれでおしまいじゃ、腹筋が割れるはずがない。
  毎日毎日、繰り返してやり続けないと決して筋力はつかない。
  でも面白いことに、(ロジカルシンキングが)筋力と
  同じだな思うのは、40歳過ぎたら腹筋を割るのは大変ですが、
  30代なら半年で腹筋が割れるということです。
  20代なら3ヶ月で割れます。」

40代の私にとっては、論理的思考力を向上させるのも、
腹筋を割るのも、容易ではないということです。

覚悟してやらなければなりませんね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| 問題解決・ロジカルシンキング・思考法 | 09:49 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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