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絶対にゆるまないネジ

絶対にゆるまないネジ―小さな会社が「世界一」になる方法
絶対にゆるまないネジ―小さな会社が「世界一」になる方法

(2011/03/01)
若林 克彦 商品詳細を見る

満足度★★★★
付箋数:22

ネジは、外したい時には外すことができ、
それ以外の時はゆるまないことで価値を生みます。

ネジは外すことができるゆえ、激しい振動を与えると、
ゆるみやすいかゆるみにくいかは別にして、
その機構上、必ずゆるむというのが常識でした。

ところが、東大阪にある中小企業、ハードロック工業は、
この常識を覆す、「ハードロックナット」を作ります。

一見、何の変哲もないネジ(正確にはナット)。

ハードロック工業は、アイディアひとつで、
永遠のテーマだった「絶対にゆるまないネジ」を実現させました。

本書は、ハードロック工業の社長で東大阪のエジソンと呼ばれる
若林克彦さんのモノづくりの姿勢と経営哲学が語られています。

ネジやナットは、あまり表舞台に出てきませんが、
私たちの暮らしには、なくてはならない工業製品。

鉄橋、高速鉄道、原子力発電所など、
安全性の面から絶対にゆるんではいけない場所でも
たくさんのネジが使われています。

そういう場所でこそ、「絶対にゆるまないネジ」が、
絶大な信頼を得て、支持されているというわけです。

サイズの違い以外は、どれも似たように見えるネジ。

そんなネジを差別化することで、日本の中小企業が世界一になる。

若林さんの、妥協せず考え抜いて、モノづくりをする姿勢は、
日本の中小企業に前に進む力を与えてくれます。

若林さんが、本書で明かすオンリーワン商品を
生み出す心がけは次の3つ。

  心がけ1. すべてのものに好奇心をもち、見て、触れて、感じる。
  心がけ2. 世の中の商品はすべて未完成(60%~70%)である。
        どうすればもっと便利になるかを常に考える。
  心がけ3. 世の中ものは、すべて組み合わせで成り立つと考える。

3つ目の心がけは、ジェームス・W・ヤングさんが、
名著「アイデアのつくり方」の中で述べた考え、
「アイディアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外のなにものでもない」
と同じことですね。

ハードロック工業は、モノづくりの会社ですが、
世の中のすべてのサービスやアイディアは未完成と考えると、
どんな業種でも、あるいは個人でも本書の考えは参考になります。

 この本から何を活かすか?

  「私の場合、会社もそうですが、自宅の至るところに
  メモを置いています。そしてアイディアがひらめいたら、
  すぐにスケッチを残しておくんですね。」

実際に、「ハードロックナット」は、若林さんが
住吉大社の鳥居に「クサビ」が使われているのを見て、
着想したそうです。

考え続けること、好奇心を持つこと、メモをとること。

この3つは、個人的には見習いたいところです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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