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マイケル・サンデルが誘う「日本の白熱教室」へようこそ

マイケル・サンデルが誘う「日本の白熱教室」へようこそ
マイケル・サンデルが誘う「日本の白熱教室」へようこそ

(2011/03/02)
SAPIO編集部 商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:17

国際情報誌「SAPIO」に連載された
『「ハーバード白熱教室」が日本にもあった』に
加筆し、再構成した本。

この連載では、日本の大学でおこなわれている
「対話型講義」がレポートされていました。

きっかけは、2010年にNHK教育テレビで放送された、
ハーバード大学教授マイケル・サンデルさんの
「ハーバード白熱教室」。

この放送やサンデルさんの著書
これからの「正義」の話をしよう』が大反響を呼び、
日本でも対話型の講義が注目を集めるようになりました。

探せばあるんですね。
日本の大学でも、対話型の素晴らしい講義が。

本書では、慶応大、横浜市立大、早稲田大、千葉大などで
行われている対話型講義の様子が紹介されています。

実際のところ、誰もサンデルさんにはなれません。

しかし、本書に紹介される先生方は、独自の工夫を重ね、
日本の学生に合った対話型の講義を実践しています。

それぞれの方法で対話を繰り返し、議論を深めていく様子は、
本家のサンデルさんの講義に迫るものがあります。

このレポートを見る限り、日本で対話型講義を行っても、
積極的な意見が出ず、どんよりとした講義になるのではないか
という心配は、十分に解消できている感じです。

「ハーバード白熱教室」を見たときは、
ハーバードの学生は、さすがにすごいなと思いましたが、
本書に登場する日本の学生だってぜんぜん負けていません。

むしろ、本家より白熱している場面さえあります。
日本の将来を担う、若者の様子に期待が持てました。

また、本書の冒頭の「序に代えて」は、
白熱教室の解説も担当した
千葉大学教授の小林正弥さんが書いています。

  「率直に言うと、『SAPIO』は政治的に右派的な言説が多く
  掲載されていることが有名なので、私は取材を受けるかどうかを
  若干躊躇し、掲載に同意するかどうかは、記者に合って
  取材の意図を確かめてから決めようと思っていた。」

確かに、小林教授の心配はごもっとも。

しかし、本書は特に右に偏ったこともなく、
対話型の講義の実際の様子とそのウラ舞台がレポートされた
知的好奇心を刺激する本になっています。

この本から何を活かすか?

本書は、どちらかというと、講義をする側の人、
あるいは講義を受ける人、または大学関係者が
読むべき本という感じです。

もう少し、一般のビジネスパーソンが参考にするには、
サンデル教授の対話術」の方がいいかもしれませんね。

私は、こちらは未読なので、
あわせて読んでみようと思います。

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