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ウェブ×ソーシャル×アメリカ

2011年05月13日
IT・ネット 0
ウェブ×ソーシャル×アメリカ <全球時代>の構想力 (講談社現代新書)
ウェブ×ソーシャル×アメリカ <全球時代>の構想力 (講談社現代新書)

(2011/03/18)
池田 純一 商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:26

  「Apple、Google、Twitter、Facebookは、なぜアメリカで生まれたのか?」

本書の切り口は、「アメリカ」。

単にインターネットやソーシャルメディアについて語るのではなく、
それを生み出したアメリカ社会を論じながら、
本書では、未来を見通す視座を得る試みがなされます。

そして、Appleのスティーブ・ジョブズさん、
Googleのエリック・シュミットさんから
次世代のバトンを受け取るためには、どんな要素が必要なのか?

この疑問に答えるために、本書では多様な視点から、
ウェブに必要とされる構想力の源流を探っていきます。

  第1章 ウェブの現在
  第2章 スチュワート・ブランドとコンピュータ文化
  第3章 Whole Earth Catalogは、なぜWhole Earthと冠したのか
  第4章 東海岸と西海岸
  第5章 Facebookとソーシャル・ネットワーク
  第6章 アメリカのプログラム
  第7章 エンタプライズと全球時代
  第8章 Twitterとソーシャル・メディア
  第9章 機会と人間

これらの章のタイトルを見ただけでも、
本当に多くの視点から論じられていることが分かりますね。

テーマが大きく、話があちこちに飛びながらも、
気がついたら、「だからアメリカなのか」と納得がいきます。

と同時に、Whole Earth=全球の視座が見えてくるという
なんとも不思議な本です。

著者の池田純一さんもあとがきで、次のように述べています。

  「この本はジャンル分けが難しい本だと思う。
  ウェブ、アメリカ、社会、について、基本的には文系的に書かれているが、
  随所で、理系的なことや建築やデザインといったことも記されている。
  社会とウェブの結節点としてはメディア論的な様相も帯びている。
  いつの間にか世界=全球のことにも触れている。」

面白さと読みにくさが渾然一体となった
メディア社会論といった印象です。

そして文章も決して分かりやすく書かれていませんから、
斜め読みするのは難い本だと思います。

しかし、ジックリ噛むように読めば、
全体がスルスルとつながり、面白さがわかるはず。

この本から何を活かすか?

本書は好みの分かれる本だと思います。

自分に合うか合わないかを知るには、
先に池田さんのサイト「FERMAT」を
見ていただいた方がいいかもしれません。

ぱっと見は、読みにくそうな印象を受けますが、
じっくりと中に入って読めば面白い。

それは本書と一緒です。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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