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時代の“先”を読む経済学

時代の“先”を読む経済学 (PHPビジネス新書)
時代の“先”を読む経済学 (PHPビジネス新書)

(2011/03/19)
伊藤 元重 商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:19

日経MJに2008年3月~2010年12月までに連載された
「伊藤元重のニュースな見方」から70本の記事を厳選し、
加筆・修正してまとめた本です。

伊藤元重さんと言えば、「ゼミナール国際経済入門」や
テレビで分かりやすく経済を解説することで有名な
日本を代表するエコノミスト。

その伊藤さんが、日々のニュースの中で注目すべき
トピックを経済学的な視点で読み解き、解説を加えています。

  ・LCC(ローコスト・キャリア)の成功の条件とは?
  ・東芝の事業選別と原子力の可能性
  ・ギリシャ金融危機問題の教訓
  ・事業仕分けの落とし穴
  ・TPPは農業に打撃を与えるか?

先日、TPP参加に断固反対する中野剛志さんの
TPP亡国論」を紹介しましたが、
本書を読む限り伊藤さんは賛成の立場です。

過去2年間の出来事を基にしているので、
今読んでみると、当時とは経済環境も変わり、
そのトピック自体が陳腐化していたり、
違う未来が確定したものもあります。

それは、旬な素材を使った本の宿命。

しかし、私たちが学ぶべき点は、伊藤さんのような視点を持って
日々のニュースを経済の流れの中で、自分で考え整理すること。

やはりそのベースには、経済学の基本的な知識が
必要であると感じさせます。

  「好むと好まざると、日本はいろいろな分野で
  創造的な破壊を経験することになるだろう。
  そうした変化の時代だからこそ、人からの受け売りではなく、
  自分の目で経済の流れを読む力をつけておかなければならない。」

伊藤さんのこの言葉とは、ちょっと違う未来として、
日本は甚大な破壊を経験しました。

この破壊を単に復旧で終わらせず、
これを機に先を見据えた創造的な復興できるかが、
日本の将来を大きく左右するように思えます。

ちなみに、本書に掲載された以降の
「伊藤元重のニュースな見方」は
こちらのサイトで読むことができます。

  ・伊藤元重のメディア寄稿

この本から何を活かすか?

伊藤さんの取り上げたテーマで、私が気になったのは
次の2つのトピックです。

  ・行動経済学の視点から見る為替レート
    米国の消費者物価が15年前と比べて約40%上昇しているため、
    1ドル80円でも15年前のレートから比べると、まだ円安である。

  ・財政支える国債バブル
    銀行や保険会社が国債を買い続けている今の状況が続くのは、
    あまりに異常で、いずれバブルが破裂すると思ったほうがいい。

実際に為替は、一時1ドル80円を大きく割り込みました。

国債バブルの破裂についても、十分に備えておきたいところです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| 経済・行動経済学 | 06:17 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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