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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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なぜアップルの時価総額はソニーの8倍になったのか?

なぜアップルの時価総額はソニーの8倍になったのか? ―『会社四季報』で読み解くビジネス数字の秘密
なぜアップルの時価総額はソニーの8倍になったのか? ―『会社四季報』で読み解くビジネス数字の秘密

(2011/03/01)
長谷川 正人 商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:17

誰もが知っているライバル会社の財務データを
7つの観点で比較する本。

その7つの観点とは、規模、成長性、収益性、
セグメント情報、安全性、キャッシュフロー、時価総額。

  第1章 なぜアップルの時価総額はソニーの8倍になったのか?
       ソニー VS アップル
  第2章 会社の「底力」と「勢い」は数字にどう反映されるのか?
       NTTドコモ VS ソフトバンク
  第3章 規模だけではない?世界最大とコンパクトメーカーとの違い
       トヨタ自動車 VS スズキ
  第4章 4年間で数字が激変したのはどちら?
       キリンホールディングス VS アサヒビール
  第5章 ブランドイメージは違うが、実はライバル?
       資生堂 VS 花王
  第6章 ガリバーを無料サービスが追う
       マイクロソフト VS グーグル

著者の長谷川正人さんは2002年から2006年まで、
約1600人のビジネスパーソンに財務研修を行いました。

現在は所属するコンサルティング会社、
客員教授を勤める滋賀大学において同様の講義を
続けているそうです。

その財務研修講座のエッセンスをまとめたのが本書です。

ただし、本書は貸借対照表や損益計算書の見方を中心に解説する
既存の会計や財務の入門本と大きく異なります。

異なる点は、次の2つ。

1つ目は、マーケティングの視点での分析があること。

本書では、7つの視点で財務状況の比較を行いますが、
その前提にあるのは業界を取り巻くビジネス環境であり、
各社のマーケティング戦略です。

財務諸表に現れた数字を読み解くだけでなく、
マーケティング戦略を併せて分析することで、
各社の実力を総合的に評価しています。

2つ目は、「会社四季報」を使って財務分析を行っていること。

本書には、教科書的な勘定科目の説明はあまり出てきません。

四季報から数字を拾い、バランスシートを図示するので、
財務を初めて勉強をするときに、挫折しそうな箇所を
うまくかわしている感じがします。

ちなみに、米企業のアップル、マイクロソフト、グーグルは
四季報に掲載されていませんから、
各社のIR情報から必要な数字を持ってきて使っています。

今まで、ファイナンスを勉強しようと思っていても、
入り口でつまずいていた人には、ありがたい一冊。

しかも、マーケティングも学べて一挙両得です。

この本から何を活かすか?

そう言えば、四季報を買わなくなって何年も経ちます。

かつて「投資のバイブル」と言われた四季報ですが、
最近の販売部数はどうなんでしょうか?

四季報を買う目的は、端的に言うと「銘柄探し」。

しかし、その目的はネット証券各社が提供する情報で
満たされるようになりました。

根本的なところでは、私の投資スタンスが、
銘柄探しをしなくなったことが原因です。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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