なぜ、エクゼクティブは書けないペンを捨てないのか?
なぜ、エクゼクティブは書けないペンを捨てないのか?
(2007/11/02)
パコ・ムーロ商品詳細を見る
満足度★★
著者は、「なぜ、エグゼクティブはゴルフをするのか?」
で以前に紹介した、パコ・ロームさん。
前作が売れたからか、似たようなタイトルのつけ方ですね。
本書は大きく分けて2部構成になっていて、
第1部は、8つのショートストーリー。
今回は寓話よりも、ビジネス上のたとえ話が中心です。
第2部は、ロームさんからの、
会社がうまく機能するための提案集になっています。
メインとなるのは、第1部の8つの物語ですが、
残念なことに今回の物語は、話しとしては十分納得できるものの、
心に響くものは少なかったような気がします。
どの部分に共感するかは、読む人の心の在り方によって違いますから、
今回は私とは、タイミングが合わなかったということでしょう。
逆に、第2部に書かれていた
「監査報告書には、管理職や社員の離職率を載せるべきだ」
などのロームさんからの提案の方が、面白く読むことができました。
ちなみに、本書のタイトルである、
「なぜ、エグゼクティブは書けないペンを捨てないのか?」は、
ロームさんが、9歳の娘さんに作った、ペンが主人公のお話です。
子供に話すうちに、ビジネスにも役立ちそうだと思い、
話の中身を深めたそうです。 この本から何を活かすか?
本書の中で、「オズの魔法使い」を
リーダーシップの要素が盛り込まれた物語と、
とらえている話しがありました。
主人公のドロシーにおともする3つのキャラクターが欲しいもの、
感情のないブリキの“きこり” → 「心」
考えることが苦手な“かかし” → 「脳」
困難に立ち向かえない“ライオン” → 「勇気」
これらはいずれも、リーダーに必要なものと説明されていました。
その話しから何を感じるかは、本当に聞く人のとらえかた次第です。
私も、子供の向けの物語を読んだり、映画やドラマを見る機会が、
けっこうあるので、ちょっと違った視点を探してみようと思います。
May the reading be with you!
- 関連記事
-
- どんな仕事も楽しくなる3つの物語 (2008/05/21)
- なぜ、エクゼクティブは書けないペンを捨てないのか? (2007/12/04)
- なぜ、エグゼクティブはゴルフをするのか? (2007/08/09)
ツイート

| ビジネス一般・ストーリー | 10:05 | comments:2 | trackbacks:1 | TOP↑
宮本剛志(06/01)
数学音痴(05/06)
てんぐ(02/25)
ssigee(11/15)
アバン(08/24)
松山淳(07/27)
前田めぐる(05/06)