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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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「人を動かす人」になるために知っておくべきこと

「人を動かす人」になるために知っておくべきこと
「人を動かす人」になるために知っておくべきこと

(2010/12/16)
ジョン・C・マクスウェル 商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:21

  「一冊の本を読んだとき、私は心に響く箇所に
  付箋をつけるようにしている。
  普通、二、三枚しか使いない本が多い中で、
  この本は三十枚の付箋をあっという間に使い切ってしまった。
  それほど、今すぐ使えるノウハウと深い哲学が
  たくさん盛り込まれた、読み応えのある一冊である。」

これは、本書の監訳者、ワタミ株式会社会長CEOである
渡邉美樹さんの巻頭の言葉。

私が本書に貼った付箋は21枚ですから、
渡邉さんの方が、より深く共感しているようですね。

本書は、「あとがき」も渡邉さんが書いていますから、
良くも悪くも、かなり渡邉さんのカラーが滲み出ている感じがします。

「人を動かす人」とは、別の言い方をすると「リーダー」。

著者は、アメリカで最も信頼されているリーダーシップ論の
権威として知られる、ジョン・C・マックスウェルさん。

本書の基本はリーダーシップ論ですが、
もっと広く、豊かな人生を送るための考えが説かれています。

ポイントが簡潔にまとめられ、エピソードも豊富。

私が一番気に入ったのは、
常勝の敏腕弁護士エミール・ゾラ・バーマンさんのエピソードです。

バーマンさんは、米海兵隊史上最も有名な
軍法会議における弁護を引き受けていました。

事件は、海兵隊の教官マシュー・マッケオン三等軍曹が
行った訓練で6名の新兵が溺死したというもの。

海兵隊上層部は下士官たちに箝口令を敷き、
マッケオン三等軍曹1人に責任を押し付けて
事態の収拾をはかろうと考えていました。

バーマンさんは、志願してマッケオン三等軍曹の
弁護につきましたが、上層部からの圧力で
誰一人、証人になってくれる人は現れません。

そこでバーマンさんは海兵隊基地内の下士官クラブに乗り込み、
テーブルに登って次のように言いました。

「私はエミール・ゾラ・バーマン、
ニューヨークに住むユダヤ人です。軍人ではありませんが、
海兵隊を救うために、ここまでやってきました。
誰も協力してくれないなら、私はニューヨークへ帰ります。
しかし、海兵隊のことを真剣に考えていて、
真実を明かしたいなら、今晩私のところに来て、
海軍の名誉を保つのに協力してください。」

バーマンさんは、下士官たちがじっと見守る中、
こう言い終わると、宿泊先のメモを残して、
入ってきたときと同じように無言でホールを出ていきました。

まるで映画のワンシーンのようですが、
この短い演説で、バーマンさんは貴重な証人を得て、
三等軍曹の行った訓練が異常なものではなかったと、
法廷で証明することができたそうです。

この本から何を活かすか?

このエピソードを元に、“世界で最もタフな連中”の
心を動かした「7つのポイント」がまとめられています。

  1. 「目的」と「そのための代償」を明確にせよ
  2. 相手の「立場・利害関係・願望」に注目せよ
  3. “弱み”は隠すな、あえて公言せよ
  4. 「損して得とる」戦略も必要
  5. 「大局的な視点」から良心に訴えよ
  6. 「短く、簡潔」な言葉を選べ
  7. 引いてもダメなら、とにかく押してみよ

人を説得するときのヒントにしたいですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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