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「売る」ための仕事術

2011年03月19日
マーケティング・営業 0
「売る」ための仕事術
「売る」ための仕事術

(2011/01)
吉越 浩一郎 商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:17

  「どんな業種であっても、営業は絶対に軽視できない。
  それどころか、営業が会社の業績のカギを握っている
  といってもいいくらいです。」

本書で語られるのは、会社における営業の役割。

単なる販売部隊ではなく、顧客の視点で有用な情報を集め、
会社のマーケティング戦略にも、必要に応じて食い込んでいく営業。

それが吉越浩一郎さん流の営業の活かし方。

  「本書では、営業を会社の戦力として
  どうやって活用していけばいいのかということと、
  それに加え、これからの営業パーソンに求められる
  能力やスキル、及びその鍛え方について、
  できるだけ丁寧に解説していこうと思っています。」

本書は、営業テクニックを解説する本ではありません。

営業を中心に語られているものの、
ビジネスパーソン全体に必要な考えが示されています。

例えば、緊急度と重要度の2軸マトリック。

一般的によく語られるのは、
「緊急度が低く、重要度が高い」ものをいかにやるか
ということですが、吉越さんの考えはちょっと違います。

まず、緊急度の高いものは、さっさと片づけてしまえと。

これは、学校の試験などで解きやすい問題から手をつけることが、
高得点をとるコツであるのと同じ考えです。

そして、重要度の高いものは、デッドラインで管理せよと。

一番困るのが、緊急度の高いものにしか手がつかず、
重要度の高いものは後回しになって、
いつまでもズルズルと手をつけられないこと。

そうならないように、すべてをデッドラインで管理することで、
抜本的な問題にも取り組み、かつ目の前に迫った問題にも
対処することができると吉越さんは説明します。

これは、営業に関わらず、誰もが抱える永遠の課題ですね。

そこにデッドラインを持ち込むところが
吉越さんらしいとろです。

本書で吉越さんは、アップル社のiPhoneやiPodなどの事例を上げ、
営業がお客さんの不満をくみ取ることで
魅力的な商品を開発し、増収増益が可能であると解説します。

私は、この考えには賛同しかねます。

もちろん、営業がお客さんの声を拾いあげ、
商品やサービスの改善を図ることは必要です。

しかし、アップル社だけでなく、他の画期的な成功事例を考えても、
世の中を変えるような新機軸の商品は、
これまでの延長線上にありませんから、
ボトムアップだけでは、生まれなかったように思えます。

この本から何を活かすか?

  「自分以外はすべて与件」

これは、上司、会社、得意先、競合相手などは、
自分でコントロールできない、与えられた条件なので、
すべて自分にとってプラスのものと考え、
受け入れてしまえばいいという考えです。

すべてを自分を高めるためのものとして、
肯定的に受け入れることは、
営業だけでなく、人生においても必要なことですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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