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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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フォーシーズンズ

フォーシーズンズ
フォーシーズンズ

(2011/02/03)
イザドア・シャープ 商品詳細を見る
 
満足度★★★
付箋数:30

  「どこで眠るのがお気に入り?」

  オプラ・ウィンフリーさんがインタビューで訊ねました。

  「フォーシーズンズ・ホテルのベッドよ」

  こう答えたのは、ジュリア・ロバーツさん。
  これを聞いた、ウィンフリーさんはこう続けます。

  「フォーシーズンズのベッドは、わたしのベッドより質のいい
  ただひとつのベッドですからね。
  あら、わたしは回し者じゃないんですよ。本当のことなの!」

こんな著名人が名前を挙げるほどお気に入りなのが、
ラグジュアリー・ホテルのフォーシーズンズ。

本書はカナダを拠点に世界各地で高級ホテルを展開する
フォーシーズンズの創業者イザドア・シャープさんの自叙伝。

シャープさんは、建築会社からスタートし、
当初はホテル経営について、まったくの素人でした。

1961年にフォーシーズンズの1号店を建てた頃、
ホテル業界のことを知らないだけでなく、
展望や長期の計画さえなかったそうです。

そんなシャープさんが、いかにして「おもてなし」の手本とされる
世界屈指の高級ホテルチェーンを作り上げたのか?

唯一、シャープさが持っていたのが顧客としての視点。

そして、業界の常識には流されず、徹底してこだわる姿勢が、
顧客からも現場のスタッフからも厚い信頼を得たようです。

シャープさんが、最初に高級ホテルへの特化路線を
経営陣に提案した際には、ほぼ全員に反対されました。

  「つまり、マーケットを狭めるということだぞ。(中略)
  ウェスティン、マリオット、シェラトンを見てごらんなさい。
  三つ星、四つ星、五つ星とカテゴリーを変えたホテル展開を
  おこなっています。だから、うまくいっているのですよ。」

しかし、いくら反対されようともシャープさんも折れません。

  「うちはもう、すべての客層に対応するホテルは作らない。
  特化していく。超高級の中規模ホテルしか提供しない。
  どの街でも最高級だと認められるホテルだ。」

このこだわりに、サービス、クオリティ、カルチャー、ブランド
という4つの柱となるゴールデンルールを加え、
フォーシーズンズホテルは、現在の確固たる地位を築きました。

そして、フォーチュン誌が選ぶ、「働きたい企業ベスト100」に
毎年選出されるほど、スタッフからの信頼を得ていることが、
「フォーシーズンズマジック」と呼ばれる、
数々の感動とサプライズのを生むホスピタリティを
実現しているのでしょう。

本書では、シャープさんの生い立ちから始まり、
ホテル経営乗り出してから、今日に至るまでの
フォーシーズンズの歴史を刻む、読みごたえのある大作。

「まえがき」をシャープさんの奥さんが書いているのが素敵です。

この本から何を活かすか?

フォーシーズンズのオーナーは誰か知っていますか?

創業者のシャープさんは、現在も会長兼CEOを務め、
経営をコントロールしていますが、オーナーではありません。

1994年、サウジアラビアのアル・リワード王子が
発行株式の25%を取得しました。

そして、2007年には株式非公開会社とし、
アル・リワード王子とビル・ゲイツさんが、
それぞれ47.5%の株式を取得してオーナーとなりました。

ですから、フォーシーズンズは、
あのビル・ゲイツさんが半分を所有するホテルなんですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| 経営・戦略 | 06:41 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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