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プロヴォカティブ・シンキング ―面白がる思考

プロヴォカティブ・シンキング ―面白がる思考
プロヴォカティブ・シンキング ―面白がる思考

(2010/12/24)
山梨 広一 商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:22

  「『これは無理だ。なぜなら・・・だから』という発想と、
  『たぶん、できるはずだ。でもそのためには
  何と何をしなければいけない』という発想は、
  結果的に天と地ほどの違いを生み出すのである。」

本書で山梨広一さんが伝えるのは、
最初に「できる」と発想し、その可能性を面白がって
可能にする方法を探る思考法。

これを「プロヴォカティブ・シンキング」と呼んでいます。

プロヴォカティブ(provocative)とは、
もともとは、刺激的な、挑発的なといった意味の形容詞。

本書では「可能性を信じ、可能性を広げる」
という意味で使っています。

「プロヴォカティブ・シンキング」を簡単に言うと、
「ポジティブ思考+論理思考」といったところでしょうか。

単にポジティブに考えただけでは、
本当に実現するための実効性に欠けますし、
論理思考だけでは、精神面のマインドセットが足りません。

言い方を変えると、パトスとロゴスを持った思考法。

本書では、「思いつき君」、「堅実君」、「ヒトマネ君」、
「面白がる君」の4人の特徴的なキャラクターを登場させ、
プロヴォカティブ・シンキングでは
実際にどうのように思考するのかを説明します。

この4人のうち、自分はどのキャラクターに近いか?
あるいは、あの人はこのキャラに似てるなと
身近な人を考えながら読むのも面白いかもしれません。

ちなみに私は、「思いつき君」の傾向が強いかも。

また、本書の後半では、電子マネーのワオン、
しまむら、ZARAなどの成功事例を
プロヴォカティブな切り口で分析するとともに、
この思考法を身につける方法を解説します。

本書で示されるプロヴォカティブ・シンキングを鍛える
5つの訓練方法は次の通りです。

  1. 「面白がる」気持ちを養う
  2. 「N=1」情報にはまってみる
  3. 主語を変えてしゃべってみる
  4. 「因数分解」をたのしむ
  5. 異分野のフレームワークを借用する

この本から何を活かすか?

  意味合いの「補集合」に目を向ける

補集合とは、情報のポジとネガでいえば、ネガに当たる部分。

ある商品の普及率を考える場合、「堅実君」の発想では、
「このまま市場が拡大すれば、近々普及率は頭打ちになる」
となります。

これを「面白がる君」なら、次のように考えます。

「この商品の普及率は、きっと100%にできるはず。
今、普及率が100%ではない理由はなんだろう?」

逆方向からも多面的に考える。

頭の中に数学で習った「ベン図」を思い浮かべて発想すると、
いま見えていない影の部分がイメージできるかもしれませんね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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