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フェイスブック 若き天才の野望

フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた)
フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた)

(2011/01/13)
デビッド・カークパトリック 商品詳細を見る

満足度★★★★
付箋数:29

フェイスブックを作った男、
マーク・ザッカーバーグさんが唯一認めた本。

本書はフェイスブックの創成期から現在までを追った
究極のドキュメンタリーです。

フェイスブックと言えば、デビッド・フィンチャー監督で
映画化された「ソーシャル・ネットワーク」も話題ですが、
本書はその原作本ではありません。

映画の原作は、ベン・メズリックさんの「facebook」。
(原題The Accidental Billionaires

メズリックさんの本は、誕生から黎明期までの
人間関係が中心に描かれ、ストーリーとして面白い本でした。

そして、ザッカーバーグさんへの取材が拒否されていたこともあり、
フェイスブックの共同創立者でありながら、
後にザッカーバーグさんを訴えたエドゥアルド・サヴェリンさんの
視点で描かれていました。

一方、本書は原題のサブタイトル
The Real Inside Story of Mark Zuckerberg
and the World\'s Fastest Growing Company

が示す通り、ザッカーバーグさんの協力を得て、
関係者に徹底取材したフェイスブックの真実を伝える本です。

  「野心のある天才だというだけでは、成功できない。
  運も良くなけりゃダメなんだ。
  
  ところが、マークは幸運も含めてその3つをうんと持っていた。
  彼は絶好のタイミングで絶好の状況に現れた。
  しかもほかの連中なら、まず大学を卒業することを
  優先したかもしれないが、マークは自分のやりたいことを
  見つけたと時にまっすぐそれに突進した」

これは、ハーバード大でのザッカーバーグさんのルームメイト、
共同創立者のダスティン・モスコビッツさんの言葉。

そして本書の著者、デビッド・カークパトリックさんも、
ザッカーバーグさん同様に本書の執筆ために突進します。

カークパトリックさんは、IT企業のカバーストーリーを得意とする
フォーチュン誌のシニア・エディターでしたが、
ザッカーバーグさんに魅せられ、
本書を執筆するためにフリーになったそうです。

ザッカーバーグさんは、権威には屈せず、
「究極の透明性」を掲げて
一大フェイスブック帝国を作り上げました。

時代の覇者は、マイクロソフトからグーグル、そしてフェイスブックへ。

本書は単なる創業のストーリーではなく、
インターネットの未来を示唆する
質の高いノンフィクションに仕上がっています。

この本から何を活かすか?

  「自分たちは株式公開のためにやっているのではない。
  人々につくすためにやっている」

これは、株式公開について質問されたザッカーバーグさんの言葉。

昔のグーグルを思い出させます。

結局は、2004年に株式公開したグーグル
そして2011年までにその株価は約6倍になっています。

もし、フェイスブックが株式公開すれば、
グーグル以来の大型案件になりますね。

これは、ただ眺めているだけではもったいない、
マーケットの歴史的な出来事になります。

今後の動向に注目です。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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