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はやぶさ、そうまでして君は

はやぶさ、そうまでして君は~生みの親がはじめて明かすプロジェクト秘話
はやぶさ、そうまでして君は~生みの親がはじめて明かすプロジェクト秘話

(2010/12/10)
川口 淳一郎 商品詳細を見る

満足度★★★★★
付箋数:26

打ち上げから7年後の2010年6月13日、
小惑星探査機「はやぶさ」は、
約60億kmに及ぶ航海を終え、地球に帰還しました。

カプセルを切り離したのち、大気圏に再突入し、
最期は巨大な火球となってその使命を終えました。

本書は、前人未到のプロジェクトを成功させた
プロジェクトマネージャー、川口淳一郎さんが書き下ろした
感動のドキュメンタリー。

「はやぶさ」は、2005年11月に小惑星イトカワへの
タッチダウンを成功させた後、様々なトラブルに見舞われました。

特に最後はエンジンが停止寸前の状態になり、
その他あらゆる機器も7年間の宇宙航海で劣化が進み、
帰還が危ぶまれました。

この時、プロジェクトを指揮する川口さんの胸中にあったのは、
何とかミッションを成功させたいという意識ではありませんでした。

  「最後に、自分の目で地球を見せてやろう」

7年間も宇宙の放射線にさらされ、
満身創痍で地球に帰ってきた「はやぶさ」に、
最後に地球を見せてあげたいという想い。

これは、川口さんだけでなく、プロジェクトに携わった
多くのスタッフの共通の願いだった思います。

ある意味、宇宙探査に関わる科学者らしくない発想です。

しかし、この想いこそが、「はやぶさ」が
幾度もの奇跡を起こすことにつながったのでしょう。

それは計算や確率、更には科学を超えた奇跡。

本書には、「はやぶさ」プロジェクトの7年間、
川口さんが何を考え、どう運用したかが綴られています。

ノンフィクションの「はやぶさ本」としては、
山根一眞さんの「小惑星探査機 はやぶさの大冒険」が
秀逸でした。

一方、本書は7年間「はやぶさ」と苦楽を共にした
川口さんの熱意が伝わる感動の物語です。

挑戦的、野心的、日本には無理だと世界中からいわれたミッションを
「はやぶさ」とプロジェクトチームはやり遂げました。

是非、本書を読んで、「はやぶさ」の数々の奇跡を
一緒に体験してください。

機械であるはずの「はやぶさ」に心を震わされ、
川口さんの得た感動を共有できるはずです。

この本から何を活かすか?

  「奇跡に立ち会える資格」

人生の指針になるような川口さんの言葉なので、
以下、そのまま引用します。

  「奇跡というのは、意図して起こせるものではない。
  そんな言い方をすることがあります。

  では、奇跡がすべて偶然なのかといえば、それも違うでしょう。
  
  狙って起こせるものでないとしても、自分を信じ、
  たとえ愚直であっても、一心に一つのことを貫いていけば、
  奇跡に立ち会える資格だけはもてるのだと思います。」

自分には、奇跡に立ち会える資格があるのか?

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| 科学・生活 | 06:53 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

この手の本好きですね。
ikadokuさんの好奇心を満たした度合=星の数
ということでしょうか?

| 新客 | 2011/01/18 12:52 | URL |

新客さん

私も、この手の本が大好きです。

ちなみに、このブログで表示している★の数は、
満足度なので、良い本でも事前期待が高ければ
星の数が少ない場合もあります。

| ikadoku | 2011/02/02 06:32 | URL |















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