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新しい株式投資論

新しい株式投資論―「合理的へそ曲がり」のすすめ (PHP新書 488)
新しい株式投資論―「合理的へそ曲がり」のすすめ (PHP新書 488)
(2007/10)
山崎 元商品詳細を見る

満足度★★

株式投資は努力で上達するものではない。無駄な努力はやめよう。

本書は、こんな見も蓋もない断定から始まります。

そして、著者の山崎元さんが考える株式投資とは、
次のようなものです。

  株式投資は期待値がプラスのギャンブル。
  必要なものは「センス」だけ。
  だから、割り切って「ゲーム」として楽しもう。
  ただ、すごく面白いゲームだから、依存症にならないよう注意すること。
  そして、ゲームに勝つコツは、他の参加者の行動を予測し、
  多くの人が間違えそうな場所にチップを張ること。

山崎さんの主張するところも、言い得て妙ですが、
私の考えでは、逆にゲームであるならば、最低限のルールを知る努力なしに、
ゲームに参加することは無謀ですし、訓練によって上手くなる面もあると思います。

本書の後半では、いろいろな投資理論の解説もあり、
参考になる部分もありますが、「株式市場とは、いったい何か?」という捕らえ難い
テーマの論考となっているため、部分的にズバズバ言っている割には、
いまひとつ結論が見えにくい本になってしまったイメージです。

どうせなら、株式投資の「ゲームとしての、上手な楽しみ方」に焦点を合わせ、
もっと、語ってもらった方が良かった気がします。

この本から何を活かすか?

山崎さんは、株の“信用取引”について、
借金をしてまで、株式投資をする「合理性は、ない」という考えです。

私は、この考えには賛成できません。

信用取引の利点は、レバレッジをかけられることと、空売りできること。

ゲームとして「多くの人が間違えそうな場所に、チップを張る」のなら、
多くの人が、実態より割高に間違えている場合は、空売りするのが正解でしょう。

第一、株式投資をゲームと割り切るなら、使えるルールは全て使って戦った方が、
有利なゲーム運びができるのではないでしょうか。 

May the reading be with you!   

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| 投資 | 17:58 | comments:2 | trackbacks:1 | TOP↑

COMMENT

はじめまして

楽しく書評読ませていただきました。

新しい株式投資論について:
信用取引は,証券会社側が一方的に利することを考えれば「合理的」とは言い難い。
私はそういう解釈をしました。
多分、見当違いな考えでしょうw

山崎さんはtwitterでつぶやかれてますから直接聞いてみるのもありかもしれませんね。
それでは。

| マキシュン | 2010/06/14 00:08 | URL | ≫ EDIT

マキシュンさん

情報ありがとうございます。
山崎さんもtwitterをはじめられたんですね。

信用取引に限らず、その人によって
投資スタイルは異なりますから、
どの手法が合っているかも人それぞれです。

私にとっては、テンプルトン卿のように
場合によっては、空売りでもしっかり儲けを出すのが
理想の投資です。

| ikadoku | 2010/06/14 12:04 | URL |















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