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食える数学

食える数学
食える数学
(2010/11/16)
神永 正博 商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:20

  「本書『食える数学』は、数学をいかに役立て、
  数学でいかに食っていくかに焦点をあてて書きました。」

著者は、当ブログでも以前、
不透明な時代を見抜く「統計思考力」』を
紹介したことのある神永正博さん。

本書では、ロマンや美しさではない、
実学としての数学を徹底追及します。

  「“数学そのものが、現実にどう生きているか”を
  伝えることも、忘れてはいけないとわたしは思います。

  ガロアが、決闘によりわずか20歳で息絶え、
  アベールが世紀の大発見を残して結核でなくなったことを知るよりも、
  ガロアがきり拓いた群論という分野や、
  アベールによる“五次以上の代数方程式には解の公式が存在しない”
  という証明そのものについて知るほうが、
  何百倍も意義があるはずだからです。」

確かに、数学者の数奇なエピソードは魅力的ですが、
数学が実際に、どのように役立っているかを知ることの方が
数学の存在意義をリアルに感じ取れますね。

Suica、ネットショッピング、QRコード、迷惑メールの振り分け・・・

私たちの生活に欠かすことのできない数学。

しかし、一見、それがどのように役立っているか
見えにくいのも数学の特徴ですから、
本書のように真正面から、役に立つことを主張する本も
あって然るべきですね。

「数学って将来、何かの役に立つの?」

これは数学嫌いの人が一度は口にするセリフ。
やはり神永さんのように、キチンと役立つと答えることも必要です。

本書では、数学者以外の人が
数学と、どのように付き合っていったら良いかという
ヒントが示されています。

また、本書では、数学を生かす仕事として、
保険設計をするアクチュアリーが紹介されいましたが、
個人的には、「食える数学」で、
真っ先に思い浮かぶのが「クオンツ」です。

どうせなら、ウォール街で凄まじく稼いでいる
数学者達について触れても良かったように思えます。

この本から何を活かすか?

土木工学を学ぶ人なら知らない人はいない「タコマ橋」。

本書では、固有値と共振をイメージするために、
この例が紹介されていました。

風に含まれる振動数成分と橋の振動数が近かったせいで、
共振が起こり、崩壊したとのこと。



私はこの映像、初めて見ましたが、
凄いことが起こるものですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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