秘伝すごい会議
秘伝すごい会議
(2007/10/19)
大橋 禅太郎、雨宮 幸弘 他商品詳細を見る
満足度★★★★
2年前に、大橋禅太郎さんの「すごい会議」を
読んだ時は、衝撃的でした。
ひどい真実をテーブルに上げ、全員がそれに向かって考え、
意思決定し、素早く問題解決をしていく。
こんな、とてつもない会議をやってみたい。
しかし、そう思って実際に真似しようと思っても、
いくつもの壁があったのも事実です。
本書は、その“すごい会議”の実践編で、
実際におこなう時に障害となっていたの壁を、
見事に取り除いてくれます。
会議の準備から運営手順まで、
フォーマット、図解付きで詳しく説明されています。
しかし、単なる会議運営のマニュアルでなく、
読んでいるだけで、「本気の覚悟」を迫られる。
そんな、臨場感のある本です。
私は、この“すごい会議”を体験したことがありませんが、
本書を読む限り、この会議では、常に参加者の「覚悟」が求められ、
その「本気」度が伝わる仕組みで運営されます。
そして、行く手を阻む問題が発生すれば、
「どうすれば、うまくいくか?」と問われ、
前へ前へ進むように導かれています。
「すごい会議」を読んでも、実際の導入までは至らなかった方は、
本書で再チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
やってみる価値は、十分にあると思います。この本から何を活かすか?
あなたは、自分の会社の社長から、
「この会社の問題を解決するために、手を貸して欲しい」
という直筆の手紙を受け取ったら、どう思いますか?
すごい会議では、メンバー招集の段階から、その本気度が
伝わるよう、経営者が直筆で手紙を書いて渡します。
手紙を書くという行為はチャレンジングで、
ある種、SFX(特殊効果)のような効果がある、
と説明されています。
私も、思い立ったらすぐ、手紙が書けるよう、
便箋と封筒を用意しようと思います。
May the reading be with you!
- 関連記事
-
- ファシリテーターの道具箱 (2008/04/26)
- 秘伝すごい会議 (2007/11/23)
- ファシリテーション・グラフィック (2007/06/25)