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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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超MBA進化論

超MBA進化論
超MBA進化論
(2010/11/14)
大中 忠夫 商品詳細を見る

満足度★★
付箋数:15

  「本書は、直接的には、MBA修得者あるいは近い将来MBA取得を
  検討している方々への警告とアドバイスの情報書です。」

と言っても、MBAを修得のためのガイドブックではなく、
今までのMBA教育の問題点を洗い出し、
21世紀型のMBAプログラムを提案すると同時に、
より広く新しい日本型経営への変革を問う本です。

著者は名古屋商科大学大学院教授の大中忠夫さん。

「MBA能力がある」とは、一般的なイメージでは、
問題解決能力があるというのに近いかもしれません。

しかし、最近では問題を解決するはずのMBA能力が
逆に問題を引き起こしているのではないかという疑問が
一部で持たれています。

きっかけは、2008年に起こったリーマンショック。

世界的な金融危機にの勃発により、
アメリカ型経営が批判されることが多くなりました。

その中枢にいたのが、MBAホルダーのCEO達。

短期業績編重の経営手法が、MBAホルダーの科学的合理性、
あるいは過剰な功利主義によるもと見なされ、
アメリカのみならず欧州社会においても
MBA人材に対する批判、不信感が広がったようです。

また、日本においても、
MBAを修得した人材は、なぜ日本型組織から遊離しがちなのか?
という疑問が常に持たれています。

そこで、大中さんは、こういった疑問に答えつつ、
21世紀のリーダー養成機関たるMBAスクールの在り方を
本書で説いています。

はっきり言って本書は
MBAのMBAホルダーによるMBAホルダーのための書。

MBAに対して多少興味はあっても、
私のように特に修得の予定のない読者にとっては
心を動かされるような内容ではありませんでした。

ひょっとすると私は、本書の冒頭で、
「20世紀最大の発明品のひとつともいえるMBA」
という表現に違和感を持ったため、
最後まで入り込めなかったのかもしれません。

この本から何を活かすか?

日本社会の品質管理の生みの親、W.E.デミング博士の
最後の著「The New Economics」では、
有名なPDCA(Plan-Do-Check-Act)サイクルではない
4段階が記されているそうです。

そこに書かれていたのは、PDSAサイクル。

これは、「Check」が「Study」に置き換わったもの。

「Check」は当初に決めたPlanに対し点検するため、
このPDCAのサイクルは閉じたものになります。

一方、「Study」は新たな外部情報を得て、
初期のPlanを見直したり改革を図るので、
PDSAは開放的な思考ループになるようです。

ところで、本書ではPDCAの「A」の部分は
「Act」ではなく「Analyze」と書かれていました。

これもまた、結構意味が違う気がしますが、
2通りの考え方があるのでしょうか。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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