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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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インビジブル・エッジ

インビジブル・エッジ
インビジブル・エッジ
(2010/10/15)
マーク・ブラキシル、ラルフ・エッカート 他 商品詳細を見る
 
満足度★★★
付箋数:28

  映画「マトリックス」で主人公のネオは、モーフィアスから
  2つのカプセルを差し出されて選択をせまられた。

  青いカプセルを選べば何事もなく家に帰り、
  真実は知らないまま終わる。

  赤いカプセルを選べば目を覚まし、選らばれし者だけに見える
  真実の世界を知ることになる。(中略)

  本書はある意味で、読者にとっての赤いカプセルになるだろう。
  これまで見えていなかったイノベーションの世界にお連れしたい。

本書はボストン・コンサルティング・グループ出身の
知財ストラテジスト、マーク・ブラキシルさんと
ラルフ・エッカートさんによる共著。

一冊まるごと、企業の知的財産について書かれた本です。

知的財産は、見えない武器、刃、競争優位。
まさに、インビジブル・エッジ。

  タイガー・ウッズはなぜ、ブリジストンのボールを選んだのか?

  インテルはなぜ、テクサーチに怯えるのか?

  ヒューレット・パッカードはなぜ、
  プリンター事業で莫大な収益を上げ続けるのか?
  
  ジレットはなぜ、ドル紙幣を印刷するより高い利益率を維持できるのか?

  マイクロソフトはなぜ、フェイスブックに大金を投じたのか?

これらすべての問いを解く鍵は、知財にあります。

ちなみに、知財とはトレードシークレット(企業秘密)、
商標・ブランド、著作権、特許権、意匠特許など。

企業間では、生存のために目に見えない知財獲得競争が行われ、
同様に国家間でも知財保護戦争が行われています。

知財を制するも企業は、市場を制し、
知財を独占する国は、世界を制します。

これからの時代、生死を分けるのは知財。

見えない世界で戦う基本戦略のキーワードは、
「所有」、「協力」、「単純化」。

本書では、一般には見えにくかった、
知財を武器として活用する企業の事例を紹介しながら、
いかに知財戦略を構築すべきかを解説します。

400ページを超える力作ですが、読みやすい本です。

この本から何を活かすか?

本書で知財企業として紹介されるジレット。

この企業は、世界的投資家ウォーレン・バフェットさんの
お気に入り企業でもあります。

現在ジレットは、こちらも本書で知財企業として
紹介されたP&Gに買収されています。

その結果P&G株は、バフェットさんのポートフォリオで
第4位の9.8%を占めている銘柄になっています。

本日は、バフェットさんのポートフォリオに
組み込まれている企業の知財について、
もう少し詳しく調べてみようと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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