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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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イノベーションの知恵

イノベーションの知恵
イノベーションの知恵
(2010/10/21)
野中 郁次郎、勝見 明 他 商品詳細を見る
 
満足度★★★★
付箋数:38

  「本書でこれから始まるのは、著者らがたどった
  日本におけるイノベーションを訪ね歩く旅を
  再び読者と歩む“知の旅路”です。」

ついに出ました。

野中郁次郎さんと勝見明さんのコンビによる
イノベーションの本質」、「イノベーションの作法」に続く
シリーズ第3弾。

  「イノベーション(変革)によって大きな成果を導き出すことの
  できるリーダーは、どのようにものごとを見て、
  どんなふうに考え、いかに行動しているのでしょうか。」

この問いに答えるべく、本書では変革するリーダーに
焦点を合わせ、実際に野中さんと勝見さんが全国を回って集めた、
9つの奇跡的な成功例を収めました。

  ケース1 動物園の奇跡 旭川市立旭山動物園
  ケース2 学校の奇跡 京都市立堀川高等学校
  ケース3 エキナカの奇跡 JR東日本・エキュート
  ケース4 トヨタの奇跡 トヨタ自動車・iQ
  ケース5 霞ヶ浦の奇跡 アサザプロジェクト
  ケース6 障害者福祉の奇跡 社会福祉法人・むそう
  ケース7 オフィス空間の奇跡 再春館製薬所
  ケース8 過疎の町の奇跡 いろどり
  ケース9 都市の奇跡 銀座ミツバチプロジェクト

タイトルだけ見ると、既に有名になっていて、
いまさらと感じさせるケースもあります。

特に旭山動物園の事例は、北海道在住の私にとっては、
ちょっと食傷気味。

本書が、単に成功のストーリーを伝えるだけなら、
平凡な一冊で終わっていたかもしれませんが、
やはり、さすが野中さんと勝見さん。

期待を決して裏切りません。

本書のケースは、物語編と解釈編に分かれています。

まず、ジャーナリストである勝見さんが物語編を担当し、
成功の背景にある暗黙知を伝えます。

そして、研究者である野中さんが解釈編で、
真の改革を実現するリーダーが持つべき作法を抽出します。

まさに、2人のプロフェッショナルによる
最強のコラボレーション。

このコラボにより、私にとっては何度となく話を聞いた
旭山動物園のケースでさえ、新たな発見がありました。

この本から何を活かすか?

イノベーションはいつ生まれるのか?

本書に紹介されるどの事例を見ても、
最初からスムーズに成功しているケースはありません。

必ず、大きな壁にぶち当たります。

それは二律背反、一方をとると他方を犠牲にせざるを得ないような
一見、トレードオフに見える大きな障害です。

しかし、そういった場面でこそ、イノベーションは生まれます。

本書は、イノベーションを見える化しています。

コンフリクトが起きている場面で、
対立事項を統合する第3の道を見つけ出すヒントが
本書には記されています。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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