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数字力の教科書

文系ビジネスマンでもわかる数字力の教科書
文系ビジネスマンでもわかる数字力の教科書
(2010/09/09)
久保 憂希也 商品詳細を見る

満足度★★★★
付箋数:27

  「数字力を持ち、合理的な感覚で
  意思決定をしている人は多く見積もって3%」

こう語るのは、元国税の経営コンサルタント久保憂希也さん。

実は本書のポイントは、この短い言葉の中に凝縮されています。

冒頭の言葉をちょっとだけ変えて、

  「数字力を持ち、合理的な感覚で
  意思決定をしている人はあまり多くない」

としただけで、とたんにイメージしにくい
説得力のない言葉になります。

根拠は別として、「3%」と具体的に入っているだけで、
100人に3人ぐらい、または30人に1人ぐらいといった
感覚的にもつかめる表現になりますね。

一見「定性的」に思える現象を、数字で捕らえて
「定量的」に語れるかどうかが、数字に強い人と、弱い人の差。

ところで、「数字力」とは何か?

久保さんは次のように定義します。

  「数字力とは、数字を使って意思決定への筋道を立てる力」

例えば、「冷やし中華」を開発するとします。

「もう少しつるりとした食感が・・・」とか
「シコシコ感が・・・」といった感覚だけでは、
人によって違うので決め手を欠き、なかなか開発が進みません。

こういった人の感性によるものでも、
数字化することで合理的に意思決定できます。

実際にセブンイレブンの冷やし中華は、
縦軸に麺の硬さ、横軸に弾力をとって麺のコシを数値化し、
モデル店の麺、前回と今回の麺をそれぞれ比較して、
開発され、大ヒットしたそうです。

本書で説明されている内容は、他のビジネス書で
読んだことがあるという方も多いも知れません。

このブログでも、過去に「数字力」をテーマにした

  ・食い逃げされてもバイトは雇うな
  ・ビジネスマンのための「数字力」養成講座

などを紹介したことがあります。

しかし、言うは易し行うは難し。

私も、決して数字力が身についているとはいえない状態。

この辺が、3%の人しかできていないという所以でしょうか。

本書は、「文系ビジネスマン」でも分かるという謳い文句の通り、
分かりやすく数字力を身につける術を説明しています。

この本から何を活かすか?

クイズです。以下の数字は何でしょう?

  1. 7:38:55
  2.  80:20
  3.  26.1%
  4.  1:29:300
  5.  1:5
  6.  5:25
  7. 50人以下
  8.  1・3・5
  9. 6:4

これらは、本書で紹介されていた
問題を考える際に「あたり」をつけるための法則。

正解は、以下の通りです。

  1. メラビアンの法則
  2. パレートの法則
  3. ランチェスターの法則で市場に影響力を持つ下限の数字
  4. ハインリッヒの法則
  5. 既存顧客への販売コスト:新規顧客への販売コスト
  6. 顧客離れを5%改善すれば利益が25%改善するという法則
  7. 組織としてマネジメントできる最大人数、組織バス1台の法則
  8. 成長の踊り場が現れるという岡本史郎さんの法則
  9. 交渉の極意の法則

これらも知っているかどうかではなく、
使えるかどうかが肝心ですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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COMMENT

書評ありがとうございます

拙著のご紹介ありがとうございます!

「数字力の教科書」をさらに進化させた
本を現在企画中ですので楽しみにお待ちください。

| 久保憂希也 | 2010/12/31 16:52 | URL |

久保憂希也さん

やっぱり、イイ本を書くと、
次の出版の企画がすぐ来るんですね。

次作も、ぜひ読ませていただきます。

| ikadoku | 2011/01/01 16:57 | URL |















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