活かす読書
ikadoku

ビジネス書・ベストセラー本・科学本を中心に13年以上、ひたすら本を紹介し続けるブログ。既に紹介した本は3700冊以上。

大前研一 戦略論

2007年11月17日
経営・戦略 0
大前研一 戦略論―戦略コンセプトの原点
大前研一 戦略論―戦略コンセプトの原点
(2007/10/05)
大前 研一商品詳細を見る

満足度★★★

大前研一さんは、ビジネスマン読者を念頭に、
日本では日本語で、海外では英語で本を書いています。

本書は、海外向で発表され、日本語に翻訳されていなかった
8本の論文を中心に、まとめたアンソロジーです。

大前さんが英語で書いたものを、吉良直人さんが翻訳していることと、
もともとが、論文として発表されたものなので、
日本で出版されるものより、“まろやかな大前節”となっています。

年代は、80年代初めから90年代中盤のものまで。

大前さんが、一番精力的に活動していた時代では
ないでしょうか。

ただし、日本語へ初翻訳の論文といっても、時期を前後して、
国内でも同じテーマで、書籍やコラムを多く発表していますから、
馴染みのないものは、ほとんどありません。

80年代前半の戦略論を読むと、衝撃的だった「企業参謀」を
読んだ頃を懐かしく思い出します。

また、90年代中盤の地域国家論を読むと、
最近よく聞く“道州制”について、大前さんが言い出して
もう10年以上経つんだなあと、時の流れの速さを実感します。

構成として、本書は11章立てになっていますが、
「大前さんの考えの変遷」として読む場合、
発表された年代順に並んでいないのが、少し残念でした。

この本から何を活かすか?

発表当時は時代をとらえた考えであっても、
さすがに20年以上経過していると、現在のビジネス環境には、
マッチしないものもあります。

逆に、20年以上経過しても、今なお有効に機能する考えもあります。

本書を読む際、「この考えは今も使える、これは今は使えない」
と、判断しながら読むことで、思考の訓練となりました。

こういう読み方も、たまには良いのかもしれません。

May the reading be with you!  
関連記事

気に入ったらシェア!

ikadoku
この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

コメント0件

コメントはまだありません

トラックバック1件

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
  • http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/447800126X 本日の一冊は、かつてマッキンゼーの日本支社長を務めた大前研一 さんが、1982年から95年にかけて「バーバード・ビジネスレビュー」 「ウォールストリート・ジャーナル」に寄稿した論文を初翻訳したもの。 80年代

    2008.02.15 (Fri) 10:03 | ビジネス書の厳選情報を毎日お届け 「ビジネス・ブック・マラソン」 バックナンバーズ