活かす読書

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3000年の叡智を学べる 戦略図鑑


3000年の叡智を学べる 戦略図鑑

満足度★★★★
付箋数:25

著者の鈴木博毅さんより献本頂きました。
ありがとうございます。

  「戦略は人類が歴史を通じて高め
  られてきた、大きな存在です。
  古代の戦争から中世の政治戦争、
  現代ではビジネス戦争など・・・
  勝者と敗者がある場合には、
  常に “戦略” がありました。
  戦略の歴史は、人類の歴史でも
  あります。」

本書は、古今東西、38の著名な
「戦略」を解説する本です。

「戦略」に対して「難しそう」
という印象を持っている方もいる
かもしれません。

しかし、本書を読むとその印象は
大きく変わることでしょう。

たきれいさんの豊富な図解とイラストで
非常にわかりやすく書かれています。

パッと見、文字3割、図解イラスト7割
ぐらいの割合でしょうか。

永年受け継がれている古い戦略から、
ビジネスの世界で大きな力を発揮して
いる最新の戦略まで、そのポイントを
ざっくり「大づかみ」で解説します。

帯には、「孫子からGAFAまで90分で
読める “超” 入門書」とありますが、
その宣伝文句に偽りはありません。

戦略には、様々な定義がありますが、
本書ではわかりやすく「追いかける指標」
としています。

例えば、自動車レースに参加する場合
を考えてみるとします。

エンジンの馬力を追求するなら、
「大馬力戦略」。

車体の軽量化を追求するなら、
「軽量化戦略」となります。

このように何かの指標を選択して
追いかけることを戦略としています。

本書で紹介される代表的な戦略を
いくつかピックアップすると
以下の通りです。(敬称略)

 孫子の兵法、カエサル、ナポレオン、
 ランチェスターの法則、トヨタ生産方式、
 テンセント、ポーターの競争戦略論、
 ブルー・オーシャン戦略、戦略サファリ、
 ジェフ・ベゾス、ティール組織・・・

各戦略については、「成立の経緯」、
「考えた人」、「内容」が1ページに
まとめられています。

そして、どんな「悩み」に、どのように
「答え」たかを示し、戦略のポイントを
解説します。

本書のオープニングを飾る「孫子の兵法」
は、次のように紹介されています。

<悩み>
 常に自軍が敵軍より多いとは限らないし、
 不利なときのほうが多いかも・・・

<答え>
 「兵力の多さ」や「規模」という
 一面性に目を奪われるな!
 1つの側面だけにとらわれると、
 勝利の可能性を失ってしまう!

<この戦略のポイント>
 1. 敵の強みをよけて戦う
  相手の強みや得意なところを避け、
  相手が予想していない場所での
  勝負にしてしまう。

 2. 戦わずして勝つのが最善の策
  正面から戦えばこちらも疲弊する。
  戦わなくても相手が屈服する方法
  を選ぶ。

 3. 勝つために必要なのは武力だけ
  ではない
  目的は「勝利」であって、
  「戦うこと」ではない。
  「交渉力」「政治力」もフル活用
  しよう。

こういった戦略のポイントが、実際の
ビジネスではどのように活用されて
いるのかも、併せて解説されています。

簡単に読めるのに、実用的という
絶妙なバランスを保っている本です。

この本から何を活かすか?

本書はあくまで「入門書」なので、
もう少し深く戦略を知りたい場合は、
巻末に掲載されている参考文献を
読むとよいでしょう。

その中にはありませんでしたが、
個人的には塩野七生さんの本などを
併せて読むこともオススメしたいです。

ローマ人の物語』などストーリー
として読めば、その戦略を生き生きと
感じ取ることができます。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 経営・戦略 | 05:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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