活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」


苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」

満足度★★★★
付箋数:27

わが家の娘は、今、大学1年生で、
他県で1人暮らしをしています。

私はこの本を、次に荷物を送る時に、
一緒に入れてやろうと思いました。

いや、次の荷物を待たなくても、
アマゾンでもう1冊注文して、
直接、娘の住所に送ってもいい。

いずれにしても、最高のタイミングで、
最高の本に出会えました。

私は妻にこの本のことを伝え、
結局、私の手元の本を別の荷物と
一緒に送ることにしました。

本書には、私が娘に伝えたかった
ことが、すべて入っています。

もちろん、私が考えていた以上に
話が整理され、何倍もの内容が
詰まっています。

著者は、経営危機にあったUSJを、
わずか数年で再建したことで知られる、
戦略家・マーケターの森岡毅さん。

本書は、森岡さんが、自分の将来や
キャリアに悩んでいる娘さんに向けて
書いた本です。

親娘の間では、本当はきちんと時間を
取って話した方が良いことでも、
面と向かうと話せないことがあります。

そこで森岡さんは、文章だったら、
伝える方も、聞く方も冷静になれると
考え、本書を書き始めました。

  「答えは1人1人が自分で出さねば
  ならないが、自分の将来や仕事の
  ことを考える際の “考え方
  (フレームワーク)” は知って
  おいた方が良いのは間違いない。
  言うなれば、子どもたちがキャリアの
  判断に困ったときに役立つ『虎の巻』
  をつくろうと思ったのだ。」

そんな私的な目的で書き始められた
本書ですが、あるきっかけで、
編集者の目に止まりました。

  「森岡家の家宝にしておくだけでは
  もったいない原稿です。
  これは世に出すべきです!
  森岡さんの子供たちだけでなく、
  就活に臨む若い世代や、キャリアに
  悩むすべての人に役立つ本質的な
  書籍になります!」

私は本書を執筆した森岡さんには、
感謝しかありませんが、
この本を発掘した編集者にも
同じように感謝しました。

本書は、一般化されたキャリア論
ではなく、あくまで森岡さんの
体験を元にしたキャリア論です。

そのため、合わないと感じる人も
いるかもしれませんが、
パーソナルな力強さがあります。

  「ビジネスの最前線で生きてきた
  実務家としての私ならではの視点を、
  子供の成功を願う父親の執念で
  書き出したのだ。その生々しさ
  こそが本書のレアな “特徴” だと
  信じることにした。」

森岡さんや、私の子供に限らず、
自分のやりたいことや、どんな仕事に
就きたいのかわからない人は多い。

学生に限らず、社会人になっても、
悩み続けている人もいます。

なぜ、自分のやりたいことが、
わからないのか?

森岡さんは、次のように答えています。

  「君の悩みの本質はオプションが
  わからないことではない。
  問題の本質は、君が世界のことを
  まだよく知らないことではなく、
  君が自分自身のことをよく知らない
  ことだと気づけば、解決への扉が
  開くだろう。問題の本質は外ではなく、
  君の内側にあるのだ。
  やりたいことが見つからないのは、
  自分の中に “軸” がないからだ。」

森岡さんは、この世界は残酷だけれど、
それをどう生きるかは自分で選択
できることを教えてくれます。

この本から何を活かすか?

本書で特徴的なのは、自分のキャリアを
マーケティングするという考えです。

  「君がまず躍起になるべきは、
  ブランドを構築する一貫した行動と、
  結果を出すことにこだわること、
  その2つだけだ。」

キャリアを成功させられるか否かは、
いかに自分のブランドを構築して、
それをマーケティングしていくかで
決まると、森岡さんは説明します。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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