活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


2019年07月 | ARCHIVE-SELECT | 2019年09月

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相手を巻き込む伝え方


相手を巻き込む伝え方

満足度★★★
付箋数:24

新しい商品やサービスを創出する。
新しい仕組みをつくる。
新しいやり方・働き方を考える。
新しい環境に進む。

現状を変えるためには、今とは違う何かを
生み出していく必要があります。

それをたった1人で行うことは、
現実的には不可能です。

周囲を巻き込み、協力を得て進めて
行かなければ実現しません。

そのために、必要なのは「提案」です。

提案とは、相手とともに新しい価値や
望ましい変化を創ることを目的とした
考え方や意見の提示です。

自分の描いた望む状態を相手にも
共感してもらい、相手も一緒になって
動いてくれることで、提案は実現します。

自分も巻き込む相手も、それをやりたいと
思えるかどうかが、提案のポイント。

本書は、相手の心を揺さぶる「提案」が
できるようになるための本です。

著者はキャリア・デベロップメント・
デザイナー、ワークショップデザイナーの
鵜川洋明さんです。

本書では、提案の「型」を身につけることで、
あなたの提案力を大きく向上させます。

  「この本の目的は、あなたに “提案する” 
  ことの本来の楽しさを思い出してもらう
  こと。そして、あなたの提案が “自分も
  相手もそれをしたくなる(ほしくなる)
  物語” になるような観点と方法を
  身につけてもらうことです。」

では、どうしたら相手が動きたくなる
提案ができるのでしょうか?

鵜川さんは、そのためのカギとなる
ことを2つ挙げています。

1つ目は、自分自身の内側から湧き上がる
思い(インサイドアウト)を起点に
すること。

2つ目は、「何をするか?」「どうやるか?」
というアクションを考える前に、「どういう
状態が生まれたら素晴らしいのか?」という
未来の状態(ビジョン)を起点にすること。

この2つを合わせることで、ただの問題解決
ではない、新たな発想を創造することが
できます。

本書では、ある「型」を身につけて、
相手を動かす提案ができるようにします。

それは、思いとロジックを両立させる
「ビジョン・フレーム」という型です。

ビジョン・フレームは、次の4つの要素で
構成されています。

「未来=Vision」、「今なぜ=Why」、
「価値=Happy」、「どうする=Key-idea」

そして、ビジョン・フレームで作った
提案を物語として相手に伝えます。

本書では、相手を動かす「提案」を
創るプロセスがわかるように
「ストーリー」を使って解説します。

「新規事業をつくる」というテーマに挑む
3人が、メンターの指導のもと成長していく
ストーリーです。

そのなかで、ビジョン・フレームを
作り込んでいく過程が示されているので、
非常に真似しやすいと思います。

自分の思いがなかなか相手に伝わらない
モヤモヤを感じたことがある人には、
参考になる本だと思います。

ストーリー以外の解説のパートも
図解が豊富で非常にわかりやすい。

 第1章 〈着想〉提案は3つの意味を重ねること
  STORY01 酷評
 第2章 〈構成〉提案を「物語」にする
    4つの「型」
  STORY02 「型」を知る
 第3章 〈表現〉提案の「解像度」が上がる
    物語の5要素
  STORY03 父の会社へ
 第4章 〈解放〉「提案」を楽しむ心の
     状態をつくる
  STORY04 不安

この本から何を活かすか?

本書では、ビジョンが実現したときの
イメージを広げるために、「オノマトペ」
を使ったワークも紹介されています。

オノマトペとは、擬音語や擬態語を表す
フランス語です。

このワークでは、2重になった3等分された
円を描いたフレームを用意します。

そこに各自がビジョンが実現したときの
シーンを想像して、思い付いたオノマトペを
書き込んでいきます。

自分が書き出したオノマトペを、
音やリズムを使って他の人に説明することで、
よりイメージを膨らませていくようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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