活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


2019年04月 | ARCHIVE-SELECT | 2019年06月

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1本5000円のレンコンがバカ売れする理由


1本5000円のレンコンがバカ売れする理由 (新潮新書)

満足度★★★
付箋数:22

  「僕が力を尽くしてきたのは、両親が経営
  する株式会社野口農園と野口農園で生産
  するレンコンの価値を高めることです。
  中でも大きかったのが、1本5000円という
  超高級レンコンのブランディングです。
  レンコンは1本1000円ほどが標準的な
  価格ですから、単に5倍の価格で販売して
  いるわけです。」

本書は、民俗学者でありながらレンコン
生産農業にも従事する野口憲一さんが、
1本5000円のレンコンのブランド化に
成功するまでの物語を記した本です。

ブランド化と聞くと、マーケティング
を駆使した華麗なブランド戦略といった
イメージがありますが、本書の内容は
全く違います。

その真逆をいくような、非常に泥臭い、
個人的なストーリーです。

それは野口さんが、マーケティングの
専門家ではなく、内省的な民俗学の
研究者であったことも一因です。

農業が儲からないのは周知の事実です。

一方で、農業は「お金は儲からない
けれど、自然の近くで仕事ができる」
とか、「都市生活で希薄になった
人間関係を取り戻せる」などど語られる
ことがあります。

しかし、野口さんはこの農業の状況を
「やり甲斐搾取」だと考えています。

  「自然の近くで働くことができ、
  濃厚な人間関係を築くことができれば、
  それで満足なのか。僕は全くそうは
  思わない。やり甲斐があって収入がある
  仕事こそ一番でしょう。僕は農家でも
  やり甲斐と収入を確保できる社会を
  構想したいのです。」

そのために、野口さんが取った行動は、
農業の「生産性の向上モデル」との
決別でした。

これまでの日本の農業は、生産すれば
するほど、儲からなくなるシステムに
なっていました。

その負のループから抜け出すために、
必要だったのが、ブランド化です。

最終的に野口農園のレンコンは、
ニューヨーク、パリ、フランクフルト
などの高級和食屋で使われるブランドに
成長しました。

全く売れなかったレンコンが、
今ではバカ売れし過ぎて、注文を断る
ほどに人気が出たのです。

どのようにして、野口さんはレンコンの
ブランド化に成功したのか?

これは簡単なノウハウで語ることは
できません。

なぜなら、農家の悲しみを背負った結果、
なし得たことだからです。

  「結局のところ、1本5000円のレンコン
  がバカ売れするようになった理由は
  何なのか。その秘密は、実はたった1つ。
  両親はもちろん、顔も名前も知らない
  先祖が苦労して育ててきたレンコンを、
  何があっても安売りすることが
  できなかったからです。」

試行錯誤の末、逆張り戦略によって、
ブランド化に成功しているものの、
他の農家が同じようにブランド化する
ことは難しいように思えます。

それだけ背負っているものが重い
からこそ、本書は想いを秘めた物語
として読む価値があるのです。

本書は、既存のブランディング本とは、
一線を画する本でした。

 第1章 やり甲斐搾取が農業を潰す
 第2章 1本5000円レンコンを着想する
 第3章 物の売れる理由を考える
 第4章 「竹レンコン」を売る
 第5章 農家の哀しみを引き受ける
 第6章 農業には未来しかない

この本から何を活かすか?

農家が作りたい野菜を生産して、
売りたい価格で販売するために誕生した
「農産物直売所」。

当初は、物流コストもかからず、
消費者からみても画期的な試みでした。

しかし、ある程度時間が経つと結果的に、
農産物直売所も、単に「安売り競争の舞台」
になってしまいました。

これも今では、農業の「やり甲斐搾取」の
1つになっているようです。

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| ブランディング | 04:38 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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理想の人生をつくる 習慣化大全


理想の人生をつくる 習慣化大全

満足度★★★
付箋数:24

ディスカヴァー・トゥエンティワンの
藤田さん、木下さんから献本いただきました。
ありがとうございます。

あなたは、「幸福の公式」をご存知ですか?

幸福の公式は、ポジティブ心理学の第一人者、
ソニア・リュボミアスキーさん、
エド・ダイナーさん、マーチン・セリグマン
さんの3人が研究開発したものです。

「H=S+C+V」、これが幸福の公式。

H=幸福(Happiness)
S=規定値(Set point)40%
C=生活状態(Condition of living)10%
V=自発的活動(Voluntary Activities)50%

この公式によると幸福は、「規定値」と
「生活状態」と「自発活動」の3つの要素で
構成されています。

これらの要素を具体的に見てみましょう。

規定値とは、ものの考え方や捉え方のこと。

これは「思考習慣」のことで、同じ状況でも、
それをピンチと考えるか、チャンスと
考えるかで、その後の行動が変わります。

思考習慣で幸福度は40%左右されます。

生活状態とは、人生におけるで出来事のこと。

これは幸運だったり不幸だったりする、
人生で一時的に起こるイベントです。

生活状態は、幸福度へ10%しか影響しません。

自発的活動とは、自分で選択した活動を
しているか、自分で選んだ感覚を持って
生きているかどうか。

これは「行動習慣」のことで、何をするときも
「~させられている」ではなく、
「~している」という感覚を持つことです。

この行動習慣で、幸福度は50%影響します。

つまり、人生の幸福度の90%は、「思考習慣」
と「行動習慣」で決まるのです。

本書の帯に「人生の豊かさの9割は習慣で
決まる!」と書かれているのは、上記の
幸福の公式が根拠となっています。

本書は、意思や根性に頼らずに習慣化する
方法を知って、理想の人生を手に入れる
ための本です。

著者は、習慣化に特化したコンサルティング
を行っている、古川武士さん。

 ・早起きやダイエットが続かない
 ・いつも先延ばしして追い込まれてしまう
 ・マイナス思考で自信が持てない
 ・生きがいや働きがいを見いだせない
 ・1年前からぜんぜん成長を実感できない

こういった悩みを「習慣化」の力を使って
解消します。

ところで、やると決めたことを続ければ、
人生は変わるとわかっていても、
私たちは、なぜそれを続けられないのか?

それは、習慣化を妨げる、ボトルネックを
把握してアプローチしていないからです。

そのボトルネックは、次の6つの深層構造の
いずれかに存在します。

行動レベル、思考レベル、感情レベル、
ビリーフレベル、本質レベル、環境レベル

本書では、これら各レベルで対策をする
習慣化の方法を、合計65パターン紹介します。

なぜ、65ものパターンが必要なのかと言うと、
その中から、自分に合った方法を見つける
ためです。

本書がメインテーマとしているのは、
「自分を乗せて」習慣化することです。

人によって、自分が乗るためのスイッチは、
違うため、65の切り口を用意しているのです。

最初から順番に試すのではなく、パラパラと
全体を見てから、自分に合いそうな方法を
選んで試してみるのがいいでしょう。

必ず、自分をうまく乗せられる習慣化の
方法が見つかるはずです。

これまで古川さんは数多くの習慣化の本を
執筆していますが、本書はそのノウハウの
集大成になっています。

習慣化で迷ったら、本書を買うのが正解です。

この本から何を活かすか?

私が、試してみようと思ったのは、
「他人ではなく昨日の自分を超える」
スイッチです。

他人と比べるのではなく、自分がどんな
行動を積み重ねたかを測ります。

目指すのは、過去の自分より1ミリでも
成長して、自分史上最高を更新すること。

私は、最近、自分の成長を実感して
いませんでしたが、振り返ってみると、
今年もこのブログで100冊近い本を
紹介していました。

日々、自分史上最高を更新していると
考えることにします。

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| 自己啓発・セルフマネジメント | 05:52 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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「%」が分からない大学生 日本の数学教育の致命的欠陥


「%」が分からない大学生 日本の数学教育の致命的欠陥 (光文社新書)

満足度★★★
付箋数:23

あなたは、次の問題が解けますか?

 問)
  (販売個数や売上高などが)2000年に
  対して2001年は10%成長し、2001年に
  対して2002年は20%成長したとする。
  このとき、2000年に対して2002年は
  何%成長したことになるか。

これは大学生の半分以上が間違える問題
だと言います。

みんな間違えるから、できなくてもいい
レベルの問題ではありません。

ちなみに正解は、1.1×1.2=1.32
つまり1.0→1.32へ0.32増えているので、
「32%」の成長です。

誤答の最も多いパターンは、10%と20%
を足して、30%とする解答のようです。

「割合(%)」の根本的な意味を
理解していないと、そのように考えて
しまうのでしょう。

昨日、『世にも美しき数学者たちの日常
を紹介する記事を書きましたが、
そこに登場する数学者・数学好きの方
とは天と地の違いです。

  「本書のタイトルが示すように、
  本書では、現在、日本で “『%』が
  分からない大学生” が増えている
  現象に着目し、日本の数学教育が
  抱える根本的な問題を指摘したうえ、
  その解決に向けて思い切った提言を
  するものである。」

この問題に切り込むのは、桜美林大学
リベラルアーツ学群教授の芳沢光雄さん。

かつて出版された『分数ができない大学生
の執筆者の1人でもある方です。

芳沢さんが、まず注目したのは、
「は・じ・き」と「く・も・わ」の
蔓延でした。

これは、「速さ×時間=距離」と
「元にする量×割合=比べられる量」
の頭文字を取り視覚化した計算方法。

当てはめると答えが簡単に出る道具を
使うことが、根本的に理解することを
阻害しています。

  「私はここで声を大にして訴えたい。
  数学は一歩ずつプロセスを大切にする
  教科であり、答えを当てる教科ではない。
  そのような教科だからこそ、数学を
  通しての結論は世の中の人々に
  信頼されている。」

では、なぜ数学のプロセスが軽んじられ、
答えを当てにいく風潮になったのか?

芳沢さんは、その原因の1つに、
大学入試でマークシート式問題が
採用されたことを挙げています。

一部のマークシート式の数学問題では、
プロセスを無視して、答えを当てに行く
ことが可能になっているのです。

これらの問題の根底にあるのは、
日本の教育制度そのものです。

  「数学は暗記科目とは違い、一歩ずつ
  理解して積み上げなくてはならない
  教科である。しかし、学年別指導を
  基本とする現在の日本の教育では、
  理解の遅い生徒は “やり方” を優先する
  暗記だけの誤魔化した教育に慣れて
  しまう。このシステムを、一歩ずつ
  理解させる教育に移行させなければ
  問題の本質が改善されることはない
  だろう。」

数学は本来、皆が大切にしたい教科。

日本では「数学嫌い」の割合が、
他国に比べて高いことも、大きな問題。

中学生の「数学嫌い」の割合は、
国際平均が38%に対して、日本では、
59%にもなっているようです。

「数学嫌い」になってしまう前に、
手を打つ必要があります。

この本から何を活かすか?

本書では、「見直し力をチェックする」
問題が11問掲載されていました。

その中から1問だけ紹介します。

 問)
  あるコーヒー店では、コーヒー1杯の
  料金は税込で500円である。ただし深夜は、
  深夜料金として昼の1割増しに設定
  されている。ところがある日、この店は
  開業10周年記念として、1割引きの
  キャンペーンを行っていた。その日の
  深夜にコーヒー1杯を飲んで帰る
  お客さんは、1割増しの料金から1割引く
  ことになるので、結局500円を払えば
  よいことになるのだろうか。

これも割合の考え方が分かっていれば、
何てことのない問題ですね。

お客さんが払うべき正しい金額は、
500×1.1×0.9=495(円)となります。

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| 数学 | 05:46 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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世にも美しき数学者たちの日常


世にも美しき数学者たちの日常

満足度★★★
付箋数:22

あなたは、数学が好きですか?

きっと、「嫌い」とか「苦手」と
答える人が多いのではないでしょうか。

世間一般では、やけに嫌われている数学。

そんな数学を飯のタネして研究を続ける、
数学者とはどんな人たちなのか?

彼らの頭の中は、どうなっているのか?

そして、どんな日常を過ごしているのか?

私が数学者と聞いてイメージするのは、
映画『ビューティフル・マインド』の
主人公、ジョン・ナッシュさんです。

果たして、他の数学者もナッシュさんの
ような日常を送っているのでしょうか。

本書は、そんな素朴な疑問に答えるべく、
7人の数学者と4人の数学マニアに突撃し、
インタビューした本です。

インタビュアーは、作家の二宮敦人さん。

最後の医者」シリーズが大人気の
小説家の方で、ノンフィクション作品の
最後の秘境 東京藝大:天才たちの
カオスな日常
』もベストセラーになって
いる方です。

取材したのは、以下の方々です。

 黒川信重先生(東京工業大学名誉教授)
 加藤文元先生(東京工業大学教授)
 千葉逸人先生(東北大学教授)
 津田一郎先生(中部大学教授)
 渕野昌先生(神戸大学教授)
 阿原一志先生(明治大学教授)
 高瀬正仁先生(数学者・数学史家)
 堀口智之先生(数学教室講師)
 タカタ先生(お笑い芸人)
 松中宏樹先生(数学教室講師)
 ゼータ兄弟(中学生)

では、この中から黒川信重先生について、
少し紹介しましょう。

まずは黒川先生の研究室の様子です。

  「散らかっているのは紙だけ。
  だがその紙があまりにも多いのである。
  床を埋め尽くしている、どころではない。
  部屋中を埋め尽くしている。
  A4サイズのコピー用紙が、床といい
  棚といい、およそ載せられる場所
  すべてに積み上げられ、いくつかは
  土砂崩れを起こしている。」

この紙の山こそが、研究の成果なのです。

実際に数学の研究に必要なのは、
鉛筆と紙だけ。

それだけあれば、あとは自分の頭を
使って、どこでも研究できます。

黒川先生は、栃木から東工大まで
片道2時間半かけて通う電車の中が、
ほとんど自分の研究室だったようです。

  「紙に数式なんかをこう、書いていって
  ・・・50枚くらいたまると、論文が1つ
  できるわけです。もうかれこれ40年
  くらいですか、そういう生活を続けて
  います。宇都宮線、進行方向寄りの
  奥のボックス席、窓側、そこが僕の
  指定席なんです」

宇都宮線を使う一部の方の間では、
黒川先生は有名な存在になっている
のかもしれません。

そんな黒川先生の日常生活は、
一体、どのようなものなのか?

本書では、奥様からの証言を掲載して
います。

  「書類や本が、大量にあるわけです。
  それで三部屋潰しているくらいなんです
  けれど。散らかっているものを眺めて
  いるとね、ちょっと・・・・
  いろんなジャンルのものがあるんですよ。
  (中略)食べ物、飲み物なんかも
  そこに散らかしている。
  で、本人は適当な本を枕にしながら
  寝ているという。
  それを見るとね、もしかしたら天才
  なのかって思います。やっぱり常人
  じゃない」

すべての数学者が黒川先生のようでは
ないと思いますが、まさに絵に書いた
ような数学者ですね。

そんな生活の中から、美しい数学の
理論が導き出されるのは感動です。

本書は、数学に興味がなくても
読み物として、面白い本だと思います。

この本から何を活かすか?

私は本書で、お笑い芸人のタカタ先生を
初めて知りました。

タカタ先生は高校生の時に、将来は、
お笑い芸人か数学の先生のどちらかに、
なりたかったそうです。

行き着いた先は、その融合。

現在、吉本のお笑い芸人でありながら、
高校の数学教師をしています。

そんなタカタ先生が出演していた、
数学のショートプレゼン交流会が、
ロマンティック数学ナイト」です。

興味がある方は、是非、ご覧ください。

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| 数学 | 05:47 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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自分は自分、バカはバカ。 他人に振り回されない一人勝ちメンタル術


自分は自分、バカはバカ。 他人に振り回されない一人勝ちメンタル術

満足度★★★
付箋数:21

あなたにとっって、最大のストレスは、
何でしょうか?

いつも無茶ぶりをしてくる上司。
何を考えているかよくわからない同僚。
態度が悪く、言うことを聞かない部下。

多くの人にとって、ストレスの最大の
要因は「人間関係」です。

どうしたら、他人に振り回されることなく、
ストレスフリーでいられるのか?

本書は、その問いに答える本です。

  「この本は、職場などの生活圏、ネット、
  社会のいたるところに普遍的に存在する、
   “他人を攻撃する迷惑な人” と賢く
  距離を取り、スルーする方法について、
  僕自信が普段やっていることをお伝え
  するものです。」

著者は、鋼のメンタル王とも言われる
ひろゆきさん。

ひろゆきさんは、どんなにネット上で
叩かれても、2ちゃんねる関連で多くの
訴訟を抱えていても、全然気にしている
ようには見えません。

他人から何を言われようと終始マイペース。

いったい、ひろゆきさんは、どのように
自分のメンタルを維持しているか?

  「僕は、周囲にいる人たちを基本、
   “見下しモード” でながめています。
   “自分は自分、バカはバカ” と考える。
  このモードでいると、他人に攻撃
  されてもそんなに気にならず、
  ストレスフリーで過ごすことができます。」

職場では、誰か一人が集中攻撃される
場合があります。

いわば、スケープゴートにされる状態。

あなたが、スケープゴートにされない
ために、ひろゆきさんが勧めるのは、
物理的に「一歩前に」出ること。

  「人間って普通、相手に攻撃されると
  後ろに下がってしまいます。
  後ろに下がると、攻撃側はさらに
  殴る蹴るを加えてくる。
  だけど、攻撃された人が一歩前に
  出ると、攻撃側は思わずひるんで
  しまうというわけです。」

上司や先輩に怒られたり、攻撃されたら、
言い返そうとしてはいけません。

あくまで、謝りながら、物理的に前に出て、
相手との距離を詰めていくのです。

イジメようとする側にとっては、
予想外の行動を取られると、生理的に
恐怖感を覚え、イジメのターゲットを
変えるようです。

そして、ひろゆきさんは、これからの時代、
本当に資産価値のある個人とは、
メンタルスキルに秀でた人だと言います。

  「僕は、こらからの時代に生き残るのは、
  資格みたいな “目に見えるスキル” を
  たくさん持った超優秀な人ではなく、
  そこそこ仕事ができて周りに気に入
  られる、 “目に見えないスキル” 、
  メンタルスキルに秀でた人だと思って
  います。」

目に見える優秀なスキルを持った人より、
「ダメなヤツだけど、憎めない」くらいの
ポジションになるのが丁度いい。

そのためには、戦略的なキャラ作りが
欠かせません。

普段から、「有休をきっちり取る人」
というキャラを作っておくと、
有休を取っても、いちいち目くじらを
立てられなくなります。

上司から無茶ぶりされても、いつも
「無理っす」と言うキャラなら、
うまく仕事を断ることができるのです。

このとき、断る理由を説明しては
いけないようです。

ひろゆきさんが言っいることをすべて
実践することは難しいかもしれませんが、
その視点を少しだけ取り入れると、
自分を追い込まなくてよくなります。

この本から何を活かすか?

ひろゆきさんは、給料を上げるスキル
より大事なこととして、「自分の維持費を
上げない」ことを挙げています。

給料が上がると、生活費レベルもつい
上げてしまう人は多いもの。

それより、ムダなものを一切買わないで
生活できるスキルを持っていた方が、
結果的に貯金も増えるし、人生の選択肢が
広がります。

そんな考えで、ひろゆきさんは飛行機に
乗る際は、ビジネスクラスではなく、
エコノミークラスに乗るようです。

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| 心に効く本 | 05:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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資本家マインドセット


資本家マインドセット (NewsPicks Book)

満足度★★★★
付箋数:25

  「サラリーマンよ、これからの時代は
   “資本家” として生きていこう。
  そのためのマインドセット(思考様式、
  考え方の枠組み)を書いたのが、
  この本だ。」

なぜ、サラリーマンがサラリーマンの
まま生きてはダメなのか?

それは、サラリーマンというビジネスモデル
が、既に破綻する寸前になっているから。

もはや、ひとつの組織に所属して、
定年まで安定した給料をもらって働く
という生き方は難しい時代になりました。

本書の著者、株式会社日本創生投資
代表取締役CEOの三戸政和さんが勧めるのは、
「資本家」という生き方です。

いやいや、そんな資本家になるような、
お金はない。

そう思う方も多いかもしれません。

しかし、資本家になるには資産はいらない
と三戸さんは言います。

では、そもそも「資本家」とは、
どういう人を指すのか?

  「好きなことを、好きな人と、
  好きなようにやる人。
  これが私の考える “資本家” だ。」

具体的には、「他人の時間」を生きる
のではなく、「自分の時間」を生きること。

資本家は、最短の時間で最大の効果を
上げることを常に考え、実践しています。

そのためには、徹底した「仕組み化」が
必要です。

三戸さんが考える、資本家度の高い人の
お手本として、堀江貴文さんが挙げられて
いました。

イメージしやすい例ですね。

サラリーマンは、自分の時間を切り売り
しているので、稼ぐことに限界があります。

これは月給で給料をもらっていても、
結局は時給で働いているのと一緒。

一方、資本家は、サラリーマンと同じ
労力でも、その数十倍、数百倍以上、
稼ぐことが可能です。

なぜ、資本家はそんなことが可能なのか?

それは、資本主義がベースのこの世界では、
資本家に有利なルールになっているから。

では、資本家は、どのようにして、
自分の時間を使わず、儲けているのか?

本書では、次の「資本家の3原則」が
挙げられていました。

 その1. お金と人に働いてもらう
 その2. バランスシートで儲ける
 その3. ポートフォリオを組む

この中で最も重要なのは、「お金と人に
動いてもらう」仕組みづくりです。

この仕組みさえあれば、自分がいなくても、
勝手にお金を稼いでくれるのです。

実際に、すぐに資本家になれなくても、
まずは考え方を資本家と変えることを
本書では推奨しています。

それが、資本家マインドセット10か条。

 1. 「自分の時間」だけで生きる
 2. 始動前のアイドリングをなくす
 3. スケジュールを「他人の時間」で埋めない
 4. そのスーツとネクタイは本当に必要か?
 5. その名刺は本当に必要か?
 6. いつまで「定時出社」を続けるのか?
 7. インパクの大きいお金の使い方をする
 8. 好きなこと・やりたいことを仕事にする
 9. 「遊び偏差値リスト」をつくる
 10. 声は大きく!

「資本家だったら、こんなときどう
考えるだろう」という意識を持つだけで、
仕事のパフォーマンスが大きく変わる
ようです。

実際に資本家として生きている三戸さんの
言葉には、非常に説得力があります。

なかなか洗脳力のある本だと思います。

本書は、若い世代のビジネスパーソンに、
特に読んで欲しい一冊です。

この本から何を活かすか?

 75 キャンピングカー秘湯めぐり
 74 スカイダイビング
 73 沢登り

これが、三戸さんの「遊び偏差値リスト」
のトップ3です。

「遊び偏差値リスト」とは、自分が
面白いと思うものを、ランキングしたもの。

2つ以上の予定が被った場合は、
偏差値が高い遊びを優先するようです。

これも限られた時間とお金を効率よく
使うための「仕組み化」の1つ。

私もリストを作ってみることにします。

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| 人生論・生き方・人物・哲学 | 05:51 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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amazon「帝国」との共存


amazon「帝国」との共存

満足度★★★★
付箋数:25

フォレスト出版の三上さんより献本頂きました。
ありがとうございます。

投資家の神様、ウォーレン・バフェットさんは
CNBCのインタビューで、ある衝撃の事実を
明らかにしました。

それは、バフェットさんが率いる、
バークシャー・ハサウェイ社が、8億ドル超の
Amazon.com株を取得したことでした。

バフェットさんは、バリュー投資家として
知られるため、割高感のあるアマゾン株に
投資したことは、世間の注目を集めました。

今後の成長を見込み、アマゾンに投資する
価値があると判断したのです。

なぜ、バフェットさんは、今頃になって、
アマゾンに投資し始めたのか?

個人的には、アマゾンの実店舗への
拡大戦略が見えてきたからではないかと
睨んでいます。

2011年の「アマゾン・ロッカー」に始まり、
2018年にサービス開始の「アマゾン・ゴー」
まで、アマゾンの実店舗化への流れは
加速しています。

オンラインとオフラインの境界線は消え、
「オンライン・ツー・オフライン」、
略して「O2O」という言葉まで生まれました。

これからは、オンラインだけでも、
オフラインだけでも生き残っていけない
時代に突入していきます。

さて、本書はオンラインもオフラインも
制する勢いの、アマゾンの戦略を詳細に
記した本です。

著者は米小売アナリストのナタリー・
バーグさんと、ミヤ・ナイツさん。

  「本書は、あなたのビジネスの終末を
  知らせる黙示録になるかもしれない。
  あるいは、目まぐるしく変化する
  昨今のビジネス環境を生き延びる
  ヒントや、新たなチャンスをあなたに
  与える虎の巻になるかもしれない。
  そして一般消費者にとっては、
  これまで経験したことのないような
  ストレスレスで娯楽的な顧客体験を
  見せてくれるガイドブックとなる
  かもしれない。」

このように解説するのは、本書の監訳者を
務める成毛眞さんです。

もはやオンラインでも、オフラインでも、
アマゾンの影響を受けることなく、
ビジネスができない状況になっています。

そんな「アマゾン帝国」には勝とうなどど
思わずに、どのように利用するかを
考えたほうが得策です。

そのためには、アマゾンの手の内を知る
ことが先決。

本書は、あらゆる企業がアマゾン帝国と
共存して、生き残って行くための
ヒントを示した、アマゾンの解体新書。

  「アマゾンは矛盾に満ちた密林だ。
  設立当初から “長期的に利益を出さない”
  ことを戦略としながら、今や世界第2位
  の資産価値を誇る企業に成長した。」

すべての始まりは、ジェフ・ベゾスさんが、
紙ナプキンに書いたとされる、アマゾンの
ビジネスモデルのメモでした。

価格を下げると、来客数が増える。
来客数が増えると、売上と売り手が増える。
売り手が増えると、品揃えが充実し、
新たな顧客体験を提供できる。
新たな顧客体験を提供できると、
更に来客数は増えて、会社は成長する。

アマゾン成功の鍵は、この好循環の
スパイラルを回していることです。

長期的に利益を出さないことで、
このサイクルを「はずみ車」として、
アマゾンは成長を続けてきました。

本書では、ただの破壊者ではない、
アマゾンの全貌がよくわかります。

今後、アマゾンの未来はどうなるのか?

本書は、その未来の姿を映し出す、
「預言書」でもあるので、是非、
読んでおきたい一冊です。

この本から何を活かすか?

日本でも2019年にアマゾン・プライムの
年会費の値上げが発表されました。

3900円から4900円になったので、
約25%の大幅値上げです。

これに対して、継続すべきかどうかの
議論も巻き起こっていました。

しかし、アマゾン・プライムは顧客の
購買活動を促進するためのプログラム。

アマゾンは年会費で儲けようとは、
微塵も考えていません。

従って、アマゾン・プライムは
そのまま「続ける」のが正解。

今後更なる値上げがあっても、
それ以上の価値のあるサービスが
アマゾン・プライムで提供されることは
間違いないでしょう。

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モテと非モテの脳科学 - おじさんの恋心はなぜ報われないのか


モテと非モテの脳科学 - おじさんの恋心はなぜ報われないのか - (ワニブックスPLUS新書)

満足度★★★
付箋数:23

人は誰でも、年を取ると若い頃と同じ
ようにはいかなくなります。

しかし、年を取って「シブい」と思われる
オジサンがいる一方で、「キモい」と
思われるオジサンがいます。

この違いは、どこから生まれるのか?

オジサンになって、女性にモテたいとは
思わなくても、少なくともキモいとは
思われたくないものです。

本書は、1970年生まれの脳神経外科医、
菅原道仁さんと、1962年生まれの
フリーライター山田ゴメスさんが、
オジサンの恋愛について語る本です。

今のオジサン世代は、若い頃に
『ホットドッグ・プレス』を読んでいた
方も多いハズです。

本書は、そんな雰囲気が漂う新書です。

菅原さんは、本書でモテないオジサンの
3原則を挙げています。

1つ目は、「くどい」こと。

人は加齢すると、人に話をする際に、
「オレの気持ち、ちゃんと伝わってる
かな・・・?」と心配が増すようです。

しかも、喋りたがりの人は、相手に
理解されて、「すごいですね~!」と
返してもらって、初めて満足感を得ます。

その確認作業がないと、つい似たような
話をクドクド繰り返したくなる。

更に酔っ払って、同じ話を繰り返すと、
確実に女性に嫌われるようです。

2つ目は、「目線が定まらない」こと。

目線は、意外と年齢に関係してくる
ようで、加齢とともに、「目線が泳ぐ」
ようになってきます。

そこで、女性と会話するときには、
目線が泳がないように気をつけます。

ただし、目と目を合わせ過ぎても、
圧迫感を与えるので、「鼻と口の周辺」を
見て話すようにします。

目線を下げすぎると、「胸ばかり見て」
と思われるので、要注意です。

3つ目は、「見返りを求めすぎる」こと。

これが、モテないオジサンの一番
やっかいな典型例。

若い人と違って、オジサンが相手に
見返りを求めると、大きな切迫感を
与えてしまいます。

恋愛に関しては、「無償の愛」を
貫く通すことが何よりも大事。

相手をどうにかしたいとは考えずに、
与え続ける。

その方が、「返報性の原理」によって、
結果的に返ってくるものが多くなる
ようです。

また、山田さんは、「おじさんLINE」
の悩みに答えています。

オジサンが若い子をLINEで誘っても、
反応がイマイチなのはナゼか?

「おじさんLINE」には次のような
特徴が挙げられています。

 ・やたら句読点が多い
 ・顔文字・絵文字を乱用
 ・スタンプも多用
 ・若い女の子を「ちゃん付け」で呼ぶ
 ・語尾が「~かい?」「~かな?」
  で終わりがち
 ・文章が総じて長い
 ・自分のことを「おじさん」と呼ぶ
 ・相手の私生活を探るような質問が
  さり気なくまぶされている
 ・すぐ「デート」に誘う
 ・ときにストレートすぎる告白
 ・妙にカタカナを使い分ける
 ・「?」「!」マークが赤色
 ・若者のトレンドに中途半端に迎合

では、どのようなLINEを返せば、
反応は良くなるのか?

  「相手のLINEの文字分量や絵文字・
  顔文字・スタンプの数に自分のLINEを
  合わせろ」

これを「LINEやまびこの法則」と
呼んでいます。

オジサンは言い訳したくて、
ついLINE文章も長くなりがちなので、
注意したいところです。

この本から何を活かすか?

本書が興味深いのは、お二人の恋愛理論が、
本当に通じるかどうか、試しているところ。

オジサン二人が、実際にコリドー街で、
ナンパを敢行しています。

結果、20代女性二人のナンパに成功。

その後のやり取りで「LINEやまびこの法則」
が使われていました。

ただ、1度だけのことなので、恋愛理論に
再現性があるかどうかは不明です。

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| コミュニケーション | 05:40 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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調べる技術 書く技術 誰でも本物の教養が身につく知的アウトプットの極意


調べる技術 書く技術 誰でも本物の教養が身につく知的アウトプットの極意 (SB新書)

満足度★★★
付箋数:24

現代の日本社会は「フタコブラクダ化」が
進んでいます。

これは社会構造を調べたときに分布が、
2つのピークに集まっている状態です。

前コブに集まるのは、
高学歴・高収入の「持つ人」。

後コブに集まるのは、
それ意外の「もたざる人」。

あなたは、どちらのコブに属していますか?

今後、AIの発展などにより、後ろコブの
人口は拡大し、経済的には縮小します。

一方、数少ない前コブの人には、
仕事もお金も情報も集まっていく。

前コブに属するためには、AIを競争相手と
しない、人間だけが理解できる付加価値を
つける素養を磨く必要があります。

それがいわゆる「教養」です。

本書は、フタコブラクダ化が進む社会で
教養を身に付け、生き残って行くための
ノウハウがまとめられた本です。

著者は、「知の巨人」と呼ばれる、
佐藤優さんです。

佐藤さんは、毎月2冊の本と、
90本ものコラムや連載を書いています。

ページ数にすると1200ページの原稿を
毎月、書き続けています。

この佐藤さんの膨大な創作活動を
支えているのが、膨大なインプラントで、
多い月には、500冊以上の本に目を通す
ようです。

本書では、佐藤さんが実践している
「調べる技術」と「書く技術」が
公開されています。

それは、インプットとアウトプットを
セットで行う技術です。

まず、知的生産を行うためにベースと
なるのが、基礎知識と教養を身に付ける
ためのインプットです。

これをやっておくと、新たな情報を得た
ときの理解度が底上げされます。

では、具体的に何を使ってインプットを
行うのか?

最初にすべきなのは、「高校の教科書」を
使って、知性の土台を作ること。

高校の日本史A、世界史A、政治経済、
そして数学I・Aの教科書か、それに類する
参考書で知識と教養を身に付けます。

これがあると、ニュースを読んだときの
理解度が大きく向上します。

次に、日々移り変わる生のニュースは、
新聞、NHK NEWS WEB、新聞ダイジェスト
などから情報収集します。

やはり、時代が進んでも新聞は、
最も信頼できる二次資料であることは、
間違いありません。

逆に、SNSやメッセージアプリは、
知的生産を行うためには、やめた方がいい
と佐藤さんは言っています。

SNSやメッセージアプリを使うか、
使わないかで、生涯所得と出世に
大きな差が出てくることを、
肝に銘じておいた方がいいようです。

そして、読んだ知識を表現につなげる
アウトプットのスキルとしては、
「1冊のノートに手書き」することが
推奨されていました。

この手書きのノートには、あらゆる情報を
書きますが、メインとなるのは日誌です。

今日1日、何をしたか、誰と会って、
何を話して、どこに行ったかを書きます。

スケジュール管理は別の「2年手帳」を
使いますが、やった行動の記録としては、
ノートに記しておきます。

また、読んだ本の内容も、このノートに
「書き抜き」と「それに対するコメント」
の2つを記録として残します。

本書は、過去の佐藤さんの著作と、
共通した内容も多いので、高校の教科書を
読むことなど、すでに実践している方も
いるかもしれません。

しかし、知的生産を行うための、
インプットとアウトプットの技術が
コンパクトにまとめられているので、
お得で実践しやすい本だと思います。

この本から何を活かすか?

教科書以外で、高校の知識の学び直し用に
薦められていたのは、以下の書籍です。

 ・試験に出る哲学
 ・もういちど読む山川倫理
 ・生き抜くための高校数学
 ・生き抜くための中学数学
 ・新しい高校物理の教科書
 ・新しい高校化学の教科書
 ・新しい高校生物の教科書
 ・新しい高校地学の教科書

苦手な教科は、教科書よりも、これらの
書籍の方が手をつけやすいようです。

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| 勉強法 | 06:11 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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営業の問題地図 ~「で、どこから変える?」いつまで経っても成長しない営業マンと営業チーム


営業の問題地図 ~「で、どこから変える?」いつまで経っても成長しない営業マンと営業チーム

満足度★★★
付箋数:21

  「営業部内は、前を見ても横を見ても、
  問題だらけ。かといって、何か技術を
  もっているわけでもないので、
  転職したって、また営業やるしかないし
  ― そんな不満、不安、不幸を感じて
  いないでしょうか?
  そんなあなたの不満、不安、不幸を
   “見える化” するのが本書です。
  人にとって一番怖いのは、見えない
  ものと戦うことです。見えないから
  不満、不安、不幸を感じるのです。
  であれば、不満、不安、不幸の正体を
  見える化し、戦い方を知れば、
  希望が持てます。」

本書は、累計22万部を超える人気の、
「問題地図シリーズ」からの一冊。

これまで当ブログでは3冊の問題地図
シリーズの本を紹介してきました。

 ・感情の問題地図
 ・マネージャーの問題地図
 ・異文化理解の問題地図

そして、今回が「営業」の問題地図。

著者は、『御社の営業がダメな理由
などのベストセラーを書いている、
藤本篤志さんです。

本書で、最初に切り込んでいく問題は、
不幸な結果主義について。

多くの会社では、打ち出の小槌と称される
「ラクに稼げる」成績と、「努力して
積み上げる」成績が、同じ土俵で評価
されています。

営業結果と、営業能力は別物。

しかし、大半の営業部は営業結果のみで
能力を評価しています。

営業能力を正しく評価できない原因は
主に次の3つ。

 1. 自力案件と会社案件を区別していない
 2. 新規取引と既存取引を区別していない
 3. 案件の難易度を区別していない

そこで、この問題を解決するために、
本書で提案されていることが、
「案件の難易度テーブル」を作ること。

加えて、「売上目標達成率」と「売上額」
の評価を5割以下に抑え、評価と能力の
アンバランス状態を解消すること。

これらの評価項目の中には、
「前年対比目標達成率」は入れない方が
いいようです。

なぜなら、前年対比目標達成率が達成
していれば、「とりあえずよくやった」
という妥協の風潮に陥りやすくなるから。

売上目標を達成していなくても、
それ以上やらなくていいという
ブレーキ効果になりやすいようです。

本書では、営業の問題を見える化する
だけでなく、どのように改善すべきかの
アドバイスも書かれています。

それを参考にすると、気合だけで
やっていた営業が、生産性の高い、
結果に結びつく営業に変わります。

  「本書では、営業関係者が抱える
  問題点をすべからく解き明かし、
  営業社員の育成、営業部のマネジメント、
  そして営業の取り組み方に至るまで、
  現実的な解決策を指し示しました。
  あとは、 “あなたがどのように活用
  するか” にあずけたいと思います。」

本書は、営業に関わる問題を抱える
すべての人に参考になる本だと思います。

ちなみに、本書で扱う営業の問題地図は、
以下の通りです。

  1丁目 不平等な結果主義
  2丁目 窓口心中
  3丁目 役に立たない営業会議
  4丁目 内勤だらけ
  5丁目 ムダな営業日報
  6丁目 マネージャー不在
  7丁目 マニュアルがない
  8丁目 うまくいかない営業改革

この本から何を活かすか?

営業は「量より質」という考えは
大間違いだと、本書では指摘しています。

「量より質」は、営業の幻想に過ぎません。

藤本さんは、長年の営業コンサルの
経験から、次の結論に達しています。

  「営業改革の成功は、1日平均240分以上
  の営業量と切っても切り離せない」

質はいきなり手に入らないので、実際には、
「量が営業の質を作る」ようです。

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| マーケティング・営業 | 05:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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科学的に正しい筋トレ 最強の教科書


科学的に正しい筋トレ 最強の教科書

満足度★★★
付箋数:24

2018年に第1弾が放送されたNHKの体操番組、
みんなで筋肉体操』。

筋肉指導者の谷本道哉さんの決めゼリフ、
「筋肉は裏切らない」は、2018年流行語大賞
の候補にも挙がりました。

そんなこともあって、今や、猫も杓子も、
筋トレに励む、一大ブームとなっています。

いざ筋トレを始めてみて、多くの人が混乱
するのが、何が効果的か、専門家によって
言っていることが違うことです。

なぜ、専門家によっても意見が違うのか?

それは、筋トレの研究も日進月歩。

新しい研究によって、これまで正しいと
されていた筋トレの常識が覆り、
効果的な方法が刷新されているからです。

  「本書は、 “筋トレを始めたけれど、
  本当にこのやり方でいいのか?” 
  “頑張っているのになかなか結果が出ない”
  “忙しくて時間がないので筋トレの
  生産性を最大化する方法を知りたい”
  と悩んでいる人のために、 “科学的に
  正しい筋トレの方法” を伝える1冊です。」

著者は、理学療法士でトレーナーとしても
活躍する庵野拓将さんです。

私も、5年ほど前からジムに通っていますが、
その頃、トレーナーの方から聞いた方法と、
本書で紹介されてる方法は異なりました。

 「筋肉を大きくしたければ、高強度で
 トレーニングしよう」

これが私がジムで聞いていた方法です。

しかし、本書で示される新常識では、
筋肥大の効果は、バーベルの重さでは
決まらず、「総負荷量」であることが、
エビデンス付きで示されています。

つまり、ベンチプレスで筋肉質の男性が
100Kgを1回挙げた場合と、高齢の方が
1Kgを100回挙げた場合の効果は同じ
ということです。

 総負荷量=トレーニングの強度(重量)
      ×回数×セット数

この公式は、1回の筋トレの効果だけに、
限らないようです。

筋肥大の効果は、週単位の総負荷量に
よって決まります。

筋トレを始めると、週に何回やれば
いいのかという疑問が出てきます。

しかし、筋トレの効果は総負荷量で
決まるので、週の回数自体は3回でも
6回でも、総負荷量が変わらなければ
同じなのです。

あと、もう1つ私が聞いた常識と違って
いたのは、タンパク質の摂取について。

 「筋トレ直後は、タンパク質摂取の
 ゴールデンタイム」

これが私の常識でした。

しかし、最新のスポーツ栄養学の研究では、
「それだけではまだ足りない」ことが
明らかになっているようです。

筋タンパク質の合成感度は24時間継続
するので、筋トレ直後だけでなく、
24時間以内の食事全体を意識することが
効果的だと書かれています。

ゴールデンタイムが重要であることは
変わりませんが、筋トレ後にプロテイン
を飲むだけではダメなんですね。

本書で紹介される筋トレの新常識は
次の7つです。

 1. 筋トレの効果は、バーベル、ダンベル
  の重さでは決まらない
 2. 生体力学が明らかにした「正しい
  筋トレのフォーム」
 3. 従来の常識を覆す「タンパク質の
  最適な摂取方法」
 4. タンパク質を摂っても「腎臓」は
  悪くならない
 5. 筋トレに効くサプリメント、
  効かないサプリメント
 6. 筋トレが「病気に強いカラダ」
  を与えてくれる
 7. 筋トレが続かない理由は
  「ヒトの進化」にあり

これらの新常識意外にも、本書では
科学的に正しいトレーニング方法、
タンパク質の摂取方法、筋トレの続け方が
紹介さています。

筋トレをする方は、参考にしたい本です。

この本から何を活かすか?

本書では、明らかに安全で効果のある
強力なエビデンスがある「サプリメント」
として、以下の4種類が紹介されていました。

 ・HMB(トレーニング初心者)
 ・クレアチン
 ・必須アミノ酸(EAA)
 ・プロテイン

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| 科学・生活 | 05:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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プレゼン資料のデザイン図鑑


プレゼン資料のデザイン図鑑

満足度★★★
付箋数:25

  「ビジネスにおいて、プレゼンは必須の
  スキルです。(中略)
  そして、プレゼンの巧拙を決めるのは
   “話し方” ではなく、 “資料(スライド)” 
  です。プレゼン資料は、プレゼン本番の
  シナリオのようなもの。ポイントを
  押さえた資料をつくることができれば、
  本番ではシナリオに沿って話すだけでOK。
  どんなに口下手でも、自信をもって話す
  ことができます。そして相手が納得するに
  足る情報を、効果的に伝えるスライドが
  あれば、必ず結果は出るのです。」

このように語るのは、かつてソフトバンクで
孫正義さんのプレゼン資料を作っていた
前田鎌利さんです。

本書は、400枚を超えるスライドの実例を
載せた、デザイン図鑑です。

プレゼン資料を作成する上では、
大きく2つのポイントがあります。

1つ目は、資料をどのような構成で
組み立てるかということ。

2つ目は、1枚1枚のスライドをどのように
作っていくかということ。

1つ目のポイントについては、鎌田さんの
過去の2冊の著作で詳しく解説されています。

  『社内プレゼンの資料作成術
  『社外プレゼンの資料作成術

大好評だった2冊の作成術本でしたが、
実際にスライドを作るときに、
具体的にどのようにすればいいのか
という声もあったようです。

そこで2つ目のポイントをカバーする
ために、書かれたのが本書です。

プレゼン資料作成の経験がある方は、
本書だけでも十分参考になりますが、
あまり経験のない方は、前著から順番に
読む方ことをオススメします。

本書は、全128パターンについて、
BeforとAfterのスライドが、カラーで
掲載されています。

そのまま本書を真似すればいいので、
手の届くところに置いておくと、
かなり便利だと思います。

また、横型の本で、見開きで1テーマを
確認できるので、開いたままの状態で
パソコン操作ができるように作られて
いるのが有り難いところ。

ただし、鎌田さんは本書を使う際の
注意点を1つ挙げています。

それは、プレゼン資料は企業文化に
よって異なるということです。

  「私は、本書で紹介したノウハウが
   “絶対的なもの” とは考えてはいません。
  それぞれの企業文化に合わせて、
  本書のノウハウを適宜アレンジしながら、
  現状のプレゼン資料を改善する参考に
  していただければと願っています。」

本書で紹介されているスライドは、
外資系のプレゼン本で紹介される
スライドとは若干印象が異なります。

どちらが良い、悪いということではなく、
それこそ企業文化、あるいは好みの違い
なのでしょう。

正直、外資系プレゼン本のスライドの
方が、もう少しスマートな感じがします。

しかし、見た目のカッコ良さよりも、
相手を動かす力強さはこちらの方が上。

そこは、鎌田さんが、孫正義さんに
鍛えられた経験値なのだと思います。

多くの国内企業では、本書を参考にして、
プレゼン資料を作った方が、成功率は
高くなるはずです。

本書は、Kindle版・電子書籍版も
ありますが、個人的には紙の本の方が
使いやすいと思いました。

この本から何を活かすか?

本書では、プレゼンの仕方についても、
簡単にアドバイスが書かれています。

  「人前に出ると緊張してうまく話せません。
  どうすればいいですか?」

この質問に対して、鎌田さんは次のように
回答しています。

  「最低30回は練習してください。
  そして、場数を踏んでください」

徹底した練習に勝るものはありません。

数回練習して、「本番は、なるようになれ」
では、やはり上手くいかないようです。

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| 交渉術・伝える力・論理・人脈 | 05:36 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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教養としての平成お笑い史


教養としての平成お笑い史 (ディスカヴァー携書)

満足度★★★
付箋数:24

本日、紹介するのは当ブログとしては、
異色の一冊です。

お笑い評論家のラリー遠田さんによる、
『教養としての平成お笑い史』。

  「本書では、14の “事件” を題材にして
  平成のお笑いの歴史を振り返っている。
  事件とひとくちに言っても、その当時に
  日本中を騒がせたような大事件もあれば、
  一部のお笑いファン以外には知られて
  いないようなマイナーな出来事もある。」

「事件」を取り上げているので、
お笑いでありながらネガティブな内容も
含まれています。

華やかに見えるお笑いの世界の裏では、
芸人の方たちは、血のにじむような努力や、
人知れず苦悩を抱えています。

表舞台で輝く「陽」の部分がより鮮やかに
浮かび上がるように、あえて歴史の「陰」
の部分に、遠田さんは注目したようです。

本書で紹介されているのは以下の事件です。

 平成4年 明石家さんま離婚
 平成6年 ビートたけしバイク事故
 平成7年 山田邦子、不倫報道で人気凋落
 平成9年 松本人志『ごっつええ感じ』降板
 平成10年 萩本欽一、長野五輪閉会式の司会
 平成12年 上岡龍太郎、引退
 平成15年 笑福亭鶴瓶、深夜の生放送で
     局部露出
 平成19年 有吉弘行、品川祐に「おしゃべり
     クソ野郎」発言
 平成19年 サンドウィッチマン『M-1』で
     敗者復活から優勝
 平成22年 スリムクラブ『M-1』で放射能ネタ
 平成23年 島田紳助、引退
 平成26年 タモリ『笑っていいとも!』終了
 平成27年 又吉直樹、芥川賞受賞
 平成28年 ピコ太郎『PPAP』が世界中で大ヒット

単に事件性のある出来事を並べたのでは
なく、そこからお笑いの歴史が変わった
出来事も含まれています。

私は、各事件に対する、遠田さんの締めの
コメントが、なかなか秀逸だと感じました。

明石家さんまさんの離婚については、
次のように語られています。

  「離婚後のさんまは、ただのアイドルでも
  なくただの芸人でもない、 “明石家さんま” 
  という1つのジャンルになった。(中略)
  現在もさんまが完全無欠の存在に見える
  のは、結婚期間という試行錯誤の時期が
  あったからだ。芸能人生で最大の危機を
  乗り越えたさんまは、平成の世に君臨する
  笑いの王となった。」

個人的に、完全に存在を忘れていたのは、
山田邦子さんでした。

  「山田邦子は、のちに出てくる女芸人の
  あらゆる要素を備えていたモンスター的
  な存在だった。ただ、優等生だった彼女は
  これまでどんな女芸人も達したことが
  なかったような高みまで上り詰めて
  しまったため、そこから落ちていくときの
  勢いもすさまじく、地道に撤退戦を
  戦い抜くことはできなかった。」

確かに、売れていた当時の山田さんの
好感度はものすごく高く、一発屋とは
違った形で、あらゆる番組に引っ張りだこ
でした。

まさに、それ以降に活躍する女芸人の道を
切り開いた逸材だったと言えます。

本書に、「教養」としての価値が
あるかどうかはわかりませんが、
平成の文化の象徴的な出来事を絶妙に
切り取っています。

もしかすると、芸人ではない評論家が、
お笑いを分析することに、抵抗がある方も
いるかもしれません。

しかし、そんな方でも、本書はお笑いの質
そのものよりも、価値観や時代の変化に
注目しているので、違和感なく読めると
思います。

個人的には、平成前半の出来事は、
非常に懐かしく読むことができました。

この本から何を活かすか?

遠田さんが、大きな事件と考えている
のが、有吉弘行さんの品川祐さんへの
「おしゃべりクソ野郎」発言でした。

これは、個人的には意外な考察でしたね。

  「歴史がイエス誕生の以前と以後に
  分けられるように、テレビの笑いの
  歴史も “おしゃクソ事変” の以前と
  以後に分けられる。あの瞬間から
  テレビは建前を捨てて、より本音志向
  になったのだ。」

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| ビジネス一般・ストーリー | 05:40 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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価格はアナタが決めなさい。 輸入ビジネスに学ぶ儲かる仕組み


価格はアナタが決めなさい。 輸入ビジネスに学ぶ儲かる仕組み

満足度★★★
付箋数:23

オトバンクの上田さんより献本いただきました。
ありがとうございます。

ビジネスが、本当に儲かるかどうかを
確認するときに、「損益計算書」のどこを
一番最初に見るべきか?

それは、売上高から売上原価を差し引いた
「売上総利益」です。

いわゆる「粗利」と呼ばれるもの。

なぜ粗利を最初に見るかと言うと、
粗利こそが、販売管理費に使える現金や
手元に残る現金の源泉だからです。

粗利こそが、ビジネスの儲けを決める、
最重要指標です。

では、粗利率は何%ぐらいが望ましいのか?

残念ながら、日本では40~60%程度の
低い粗利率でビジネスをすることが
常態化しています。

それが、いくら一生懸命に働いても、
ぜんぜん儲からないことの原因です。

本書の著者、大須賀祐さんは、
「粗利率70%以下のビジネスは
やってはいけない」と指摘します。

では、70%以上の粗利率にするためには、
どうしたらいいのでしょうか?

「粗利=売上高-売上原価」という
単純な式ですから、やるべきことは、
売上を上げるか、原価を下げるかしか
ありません。

原価を下げるには限界がありますから、
考えるべきは、売上を上げることです。

ここで重要なのが、いくらで売るのかの
「プライシング」。

儲かるビジネスが目指すのは、
「良いものを、少しでも安く売る」
ことではありません。

「良いものを、より高く売る」ことです。

  「 “稼ぎたいなら、価格は自分で
  きめなさい”  あらゆるビジネスに共通
  すること。それは “価格を決めるものが、
  ビジネスを制する” ということです。
  売るものがモノであれ、サービスであれ、
  すべてのビジネスは、価格を決める人が
  もっとも強い立場となります。
  あなたが今よりももっと稼ぎたい、
  ビジネスで成功したいと思うならば、
  価格を自分で決める立場になる必要が
  あるのです。」

本書は、「輸入ビジネス」を事例として、
自分が価格を決める立場になるノウハウを
学ぶ本です。

なぜ、輸入ビジネスかというと、
輸入ビジネスは非常にシンプルなので、
プライシングを学ぶには適しているからです。

価格を自分で決める立場になるには、
次の3つの要素が必要です。

それは「モノやサービスの作り手」に
なること、「差別的優位性」があること、
「それを伝えるスキル」があることです。

この3つの要素の内、最初の2つを簡単に
コントロールできるのが、輸入ビジネス
なのです。

私は、最初は輸入ビジネスにそれほど
興味がない状態で本書を読み始めました。

しかし、読み進むにつれ、気がつくと
「輸入ビジネスをやってみたい」と
思えるようになりました。

本書は、輸入ビジネスの始め方を
学べる本にもなっています。

大須賀さんは、BtoB輸入ビジネスは、
「最強のビジネスモデル」だと説明します。

それは、モノを自分で作らなくても
「作り手」になれ、ローリスクで、
利幅も大きく販売スタッフも不要だから。

「自分で価格を決めることができる」
ことが、BtoB輸入ビジネスの最大の魅力。

本書は、値下げ競争のレッドオーシャン
から抜け出し、ブルーオーシャンに
漕ぎ出すために参考にしたい一冊です。

この本から何を活かすか?

「BtoB輸入ビジネスなんて難しそう」と
思うかもしれません。

私も最初はそう思っていましたが、
実際のところ非常にシンプルな仕組みです。

海外で仕入れた魅力的なモノやサービスを
国内で高く売るだけ。

やるべきことは、たった3つだけです。

 1. 海外の展示会で商品を見つける
 2. 販売独占権を取得する
 3. 国内の展示会に出展する

始めてわずか1年で、年商数千万円から
数億円が見込めるビジネスができるのが、
輸入ビジネスの醍醐味のようです。

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| ノウハウ本 | 05:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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管理なしで組織を育てる


管理なしで組織を育てる

満足度★★★★
付箋数:25

あなたは、自分のもらっている給料に、
不満はありませんか?

もらう側からすると、給料は多くもらうに
こしたことはありません。

しかし、全員に給料を払い過ぎると、
会社の経営に悪影響を与え、会社自体が
潰れてしまうことに成りかねません。

では、どれぐらいの給料が適切なのか?

武井浩三さんが率いる、不動産向けに
WEBソリューションを提供する会社、
ダイヤモンドメディア株式会社では、
次のように給料を決めています。

まず、給料には2つの「相場」があると、
考えます。

1つ目は、社外の労働市場における相場。

これは、「Aさんが他社に転職したら
給料はどれくらいになる」とか、
「Aさんがやっている仕事をアウトソース
したらいくら支払うのか」で決まります。

2つ目は、社内の相場。

「Aさんは同じチームのBさんより多くの
給料をもらってしかるべき」という実力
によって決まる相場です。

ダイヤモンドメディアでは、この2つの
相場を念頭に置きながら、みんなで
「話し合って」給料を決めていきます。

「Aさんの実力給は○万円がいいんじゃ
ないか」という合意形成を作ります。

年功序列でも職務等級制度でも、
成果報酬型でもない、給与の決め方です。

本書は、この給料の決め方が象徴する
ダイヤモンドメディアの一風変わった
経営方法を紹介する本です。

ダイヤモンドメディアは、組織作りと
働き方において、「ホラクシー型組織」
あるいは「ティール組織」として注目を
集めています。

ホラクシーは、従来の中央集権的な
ヒエラルキー型に変わる新しい組織形態。

上司・部下といったヒエラルキーがなく、
フラットな組織で、意思決定を組織全体で
分散して行います。

そして、個々の役割をメンバーの主体性に
基づいて柔軟に決めていくのが特徴です。

また、ティール組織は、次世代型の組織で、
次の3つを重視します。

・「自主経営(セルフ・マネジメント)」
・「全体性(ホールネス)」
・「組織の存在目的」

ダイヤモンドメディアの噂を耳にした人は、
「いつからホラクシーを導入したのですか?」
とか「どうやってティール組織を実現
したのですか?」と、よく質問するそうです。

しかし、事実は違うようです。

  「でも、僕らはそういうものを導入したり
  目指したりしたわけではない。
  会社を創業してから約10年、自分たちが
   “こうありたい” という状態をどう実現
  するか、 “こういうのって嫌だな” という
  ことをいかに解決するか、その都度必死に
  考えながら試行錯誤してたどり着いたのが
  今の状態で、その試行錯誤はまだ終わって
  いない。」

とは言うものの、ダイヤモンドメディアの
「管理しない経営」は注目に値します。

 ・上下関係のないフラットな組織構造
 (役職、上司・部下という関係がない)
 ・メンバーに対する徹底した情報公開
 (各自の給料の額も!)
 ・給料はみんなで話し合って決める
 ・社長と役員は選挙と話し合いで決める
 ・自由な働き方
 (働く場所、時間、休みは各自が決める。
  副業・兼業も自由)

このようなユニークな組織を、武井さんは
どのように作ったのか?

本書では、ダイヤモンドメディアでの
経営方法の実態を公開します。

会社や組織が上手くいっていないと、
「あの人」のせいだと、視線が「人」に
行ってしまいがちです。

その視線を「組織」に移して、
働きやすく生産的な組織を作ることに
成功したダイヤモンドメディアの秘密が
本書で明かされます。

読んでいて、非常に興味深い本でした。

この本から何を活かすか?

 ・朝からカフェで仕事をして、午後から出勤
 ・平日の昼間にダンスのリハーサルに行く
 ・子供を自宅で看病しながらリモートで働く

ダイヤモンドメディアでは、働く場所と
時間を自由に決めているので、こられの
ような働き方ができます。

それどころか、仕事中にお酒を飲む、
筋トレする、マンガを読むといった
働き方をする猛者もいるようです。

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| 組織・社内教育・コーチング | 05:44 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ビッグ・クエスチョン―〈人類の難問〉に答えよう


ビッグ・クエスチョン―〈人類の難問〉に答えよう

満足度★★★★
付箋数:26

2018年3月14日に亡くなった、理論物理学者の
スティーヴン・ホーキングさん。

ホーキングさんは、世界で最も有名な科学者
のひとりでした。

それは、「車椅子の物理学者」だったから、
というよりも、一般人向けに書かれた、
ホーキング、宇宙を語る』などの著書が
あったからだと思います。

かの名著に対して、ホーキング博士は、
次のように語っています。

  「『ホーキング、宇宙を語る』があれほど
  成功を収めようとは、まったく予想して
  いなかった。障害を抱えているにも
  かかわらず、私がいかにして理論物理学に
  なり、ベストセラー本を書くことができた
  のかという、人間的な興味が売上を
  伸ばしたのは疑う余地がない。
  誰もがあの本を最後まで読みとおした
  わけではないかもしれないし、読んだこと
  のすべてを理解したわけでもないだろう。
  それでも読者は少なくとも、私たちの
  存在にかかわるビッグ・クエステョンの
  ひとつと向き合った。そして、私たちは
  科学を使って発見し、理解することの
  できる、合理的な法則に支配された宇宙に
  住んでいるのだということをわかって
  くれたのではないかと思う。」

ホーキング博士は、非常に客観的に
分析していることがよくわかります。

本書は、人類の多くが抱く大きな疑問、
「ビッグ・クエステョン」に対して、
ホーキング博士が語る本です。

これまでの講演・インタビュー・エッセイ
で語ってきたものを、まとめたものです。

本書で語られる、ビッグ・クエステョンは
以下のとおりです。

 1 神は存在するのか?
 2 宇宙はどのように始まったのか?
 3 宇宙には人間のほかにも知的生命は
  存在するのか?
 4 未来を予言することはできるのか?
 5 ブラックホールの内部には何があるのか?
 6 タイムトラベルは可能なのか?
 7 人間は地球で生きていくべきなのか?
 8 宇宙に植民地を建設するべきなのか?
 9 人工知能は人間より賢くなるのか?
 10 より良い未来のために何ができるのか?

人はいつの時代も、ビッグ・クエステョン
に対する答えを求めてきました。

それはホーキング博士にとっても同じです。

本書では、10のビッグ・クエステョンに
対して、宇宙や物理学の知見から
ホーキング博士らしいウィットを交えて、
答えていきます。

例えば、「神」の存在については、
人格を持たない「自然法則」と再定義して、
語っています。

神の存在を考えることは、宇宙の存在や
始まりを考えることと同義なので、
科学者が扱うにふさわしい問題と
ホーキング博士は考えています。

ビッグ・クエステョンは、今まで誰も
解き明かしていない究極の問いです。

もちろん、ホーキング博士も、
これらすべての問に明快な回答や
解決策があるわけではありません。

しかし、私たちが、ビッグ・クエステョン
について考え続けることで、将来的に
答えが見つかることを望んでいます。

  「人はみな、未来に向かってともに
  旅するタイムトラベラーだ。
  私たちが向かう未来を、誰もが行きたい
  と思うような未来にするために、
  力を合わせようではないか。
  勇気を持とう。知りたがりになろう。
  確固たる意思を持とう。
  そして困難を乗り越えて欲しい。
  それは、できることなのだから。」

本書は、未来に生きる私たち人類に向けた
ホーキング博士からのメッセージです。

読めば読むほど、もっとホーキング博士の
話を聞いていたいと思える一冊でした。

この本から何を活かすか?

本書の「はじめに」はイギリスの俳優、
エディ・レッドメインさんが寄稿しています。

レッドメインさんは、2014年に制作された
映画『博士と彼女のセオリー』で、
主役のホーキング博士を演じた俳優さん。

レッドメインさんは、映画の撮影以来、
ホーキング家の人々と親交を深め、
博士の葬儀の際には弔辞も述べたようです。

博士と彼女のセオリー』は、見逃して
いたので、今週末に見てみようと思います。

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| 科学・生活 | 07:23 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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文章は型が9割


文章は型が9割

満足度★★★
付箋数:22

フォレスト出版の三上さんから献本頂きました。
ありがとうございます。

あなたは、文章を書くのが得意ですか?

文章を書くのが得意だと、言いたいことを
相手にスムーズに伝えられます。

上手い文章は、相手を説得することも
できますし、感動を与えることもできます。

そんな文章が書ければ、Twitterで
つぶやいても、「一味違う」と思われる
ことでしょう。

セールスレターを書けば、その文章だけで
申込が殺到するかもしれません。

では、どうしたら文章を書くのが上手く
なるのでしょうか?

本書の著者、高橋フミアキさんは、
文章の達人になるために「文才」は、
全く必要ないと言います。

では、豊富な「語彙」が必要なのでしょうか?

最近は語彙力ブームで、多くの語彙力本が
出版されています。

確かに、語彙はないよりも、あった方が、
表現に幅が出ます。

しかし、文章を書くのが上手くなるうえで、
もっと重要なことがあります。

それは、文章の「型」を覚えること。

  「たとえ難しい言葉をいくら知って
  いようが、小説家のような比喩表現が
  できようが、型がめちゃくちゃでは
  文章のクオリティは低いと言わざるを
  えません。まさに宝の持ち腐れです。
  一方、たとえ表現力や語彙力が中学生レベル
  だったとしても、型さえ守っていれば、
   “わかりやすい”  “論理的” な文章と
  なります。」

実は、型を知っているかどうかが、
文章が上手い人と下手な人の決定的な
違いなのです。

文章の「型」とは、書くべき内容、
要素の順番のことです。

型を知っていれば、何より文章を書く
スピードが早くなります。

型を知っていれば、文章で読者をハッと
させることができます。

型を知っていれば、コンテンツとして
残る、財産としての文章を書くことが
できます。

型を覚えるには、多少の労力は必要ですが、
それによって得られるメリットは、
かけた労力の何十倍にもなります。

本書では、44の文章の型を紹介。

まずは型を覚えなくとも、自分が書きたい
文章に応じて型を選んで、いくつかの
単語を流し込むだけで、文章が完成します。

例えば、自分の意見をストレートに
伝える文章の型。

この型は3つの要素から構成されます。

 STEP-1 自分の意見
  ・[  ]は[  ]です。
  ・[  ]をしましょう(やめましょう)。

 STEP-2 意見を解説
  [  ]は[  ]だと思う。

 STEP-3 理由
  なぜなら[  ]だからだ。

この型では、先に意見を書いて、
その後に理由を書きます。

この型が使えるのは、SNS、サイト記事、
小論文、企画書、メール、書籍の原稿、
エッセー、セールスレターなど。

本書では、44の型について、例文も掲載し、
各STEPについても、もっと詳しく解説
しています。

いつも文章を書くのに時間がかかって
しまう人や、上手い文章が書けないと
悩んでいる人の大きな助けになります。

文章にあまり苦手意識のない人でも、
文章に詰まったときの参照用として、
手元に置いておくと便利だと思います。

 第1章 一瞬で心をつかむ1行の型
 第2章 相手をメロメロにする疑問文の型
 第3章 説得力がアップする文章の基本の型
 第4章 読みはじめたら止まらない文章の型
 第5章 長い文章でもスラスラ書ける型
 第6章 頭がいい人の論理的な文章の型
 第7章 感情を揺さぶる感動ストーリーの型
 第8章 思わずクスッとなる「笑い」の型

この本から何を活かすか?

型に流し込むだけでは、ワンパターンの
文章しか書けなくなるのでは?

そんな不安を持つ方もいるかもしれません。

しかし、本書のそれぞれの型は、
単独で使うだけでなく、もちろん
複数を組み合わせて使うことも可能です。

その組み合わせ数は、相当数に上ります。

オリジナルの文章を書く場合でも、
まずは基本の44の型を自在に使えるように
なるのが先決です。

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| 文章術 | 04:47 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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アマゾンの倉庫で絶望し、ウーバーの車で発狂した


アマゾンの倉庫で絶望し、ウーバーの車で発狂した

満足度★★★★
付箋数:25

  「現在、イギリスでは約20人に1人が
  最低賃金で生活している。そのような人々
  の多くは、かつて産業と製造業の中心地
  として栄えた町や大都市に暮らす。
  国内で生まれたイギリス人も多いものの、
  最近では海外からの移民も増え続けている。
  今日のイギリスの低賃金労働の実態に
  ついて探るためにはどうすればいいか?
  私が出した答えは、自分がその一部に
  なるというものだった。」

本書は、イギリスのジャーナリスト、
ジェームズ・ブラッドワースさんによる
最低賃金労働の職場への潜入レポート。

ただの取材ではなく、一般労働者といて、
本当に仕事に就いての実体験です。

ブラッドワースさんが潜入に選んだ現場は、
アマゾンの倉庫、訪問介護、コールセンター、
そしてウーバーの運転手です。

この中で、注目すべきなのは、
やはり本書のタイトルにもなっている、
「アマゾン」と「ウーバー」でしょう。

それは21世紀のニュー・エコノミーの
旗手として注目されている企業だからです。

これらの企業から、便利で安価なサービスを
受ける側としては、本当に有り難い限りです。

その一方で、裏でサービスを支える側の
人たちの労働実態はどうなのか?

本書はそこにスポットライトを当て、
克明にレポートします。

日本でも、アマゾンの配送を支えた
ヤマト運輸などの問題が、以前に取り沙汰
されましたが、同じような問題が、
他にも起こっていることがよくわかります。

光と陰の、光の部分が明るく注目されるほど、
陰の部分は闇の深さを増していくようです。

  「結局のところ、これは21世紀の労働階級
  の生活についての本だ。多くの人にとって、
  かつては誇りの源だった “仕事” は、
  尊厳と人間性を奪おうとする容赦ない
  攻撃に変わった。本書は、その変化を
  記録しようとする試みである。」

アマゾンの倉庫が進出してきたときに、
地元では雇用機会が増えたとして、
両手を挙げて歓迎しました。

しかし、ワンクリックの向こう側に
あったのは、「懲罰ポイント」などの
非人道的な労働実態でした。

そうした状況が明らかになるにつれ、
地元の労働者は逃げ出していきました。

最後にアマゾンの倉庫に残ったのは、
最低賃金で働くしか選択肢のない、
移民労働者だけでした。

また、簡単に運転者になれるウーバーでは、
「自分の好きなように働けます」と説明を
受けます。

しかし、その実態は、ギグ・エコノミー
という新たな搾取でした。

価格競争でドライバーの尊厳は失われ、
乗客による評価システムによって、
がんじがらめにされていきます。

そこで見えてきたのは、『一九八四年』の
著者、ジョージ・オーウェルさんが描いた
徹底した監視管理社会の姿でした。

本書でレポートされているのは、
ブリクジットが議論を呼んでいる
英国特有の問題ではありません。

日本では、アマゾンやウーバーでの
労働環境は同じではないかもしれませんが、
訪問介護やコールセンターの実態は
大差がないように感じます。

そして労働力不足から、外国人労働者に
頼らざるを得ない日本の将来は、
移民労働者問題に悩む現在の英国の姿に
重ねて見ることができます。

本書は、優れたルポルタージュなので、
一読の価値がある本だと思います。

2019年5月8日の時点では、紙の本と
Kindle本の価格差が1300円以上あるので、
Kindleで読むことをお薦めしたい。

この本から何を活かすか?

  「一部のコールセンターでは、大規模な
  監視システムが利用されている。
  従業員のすべての行動が監視、追跡、
  記録されるこの管理システムについて、
  学者のスー・ファーニーとデビット・
  メトカルフは “電子式パノプティコン” 
  と揶揄した。」

パノプティコンとは、18世紀に考案された
完全な監視システムを備えた円形刑務所。

考案したのは、イギリス人哲学者の
ジェレミー・ベンサムさんです。

生産性至上主義のコールセンターでは、
すでに「電子式パノプティコン」に
近い状況になっているのかもしれません。

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| ビジネス一般・ストーリー | 06:05 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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「伝える力」と「地頭力」がいっきに高まる 東大作文


「伝える力」と「地頭力」がいっきに高まる 東大作文

満足度★★★★
付箋数:24

  「僕がこの本を書いたのは、世の中には
   “相手の気持ちを考えないで言葉を伝えて、
  それが伝わらない” ことがあまりにも
  多すぎるなと思っているからです。
   “双方向” でないから、相手にも伝わら
  ないし、地頭も良くならない。
  そういう作文が多いことを、僕は自分の
  体験から痛感しているからです。」

本書は、「作文」が上手くなるための
指南書です。

なぜ、今更、私たちは「作文」が
上手くなる必要があるのでしょうか?

それは、どんな人でも生きている限り、
多かれ少なかれ、「作文」をしているから。

すべての人と人とのコミュニケーションは、
「作文」によって成り立っています。

本書の対象にする作文とは、学校で書く
作文だけでなく、会話をするときも、
ツイートするときもやっている、
「文を作る」行為全般を指します。

著者は、18万部超のベストセラーになった
東大読書』を書いた西岡壱誠さん。

東大読書』が最強のインプット術である
ならば、本書はそれとセットで身に付けたい
最強のアウトプット術です。

記述式の入試問題を課す、東大受験には
本書のメソッドは必要かもしれませんが、
それ以外の場合でも、必要なのでしょうか?

西岡さんは、「東大作文」では、
次の「5つの力」が身につくと説明します。

1. 要約力
 手短に相手に、伝えたいことを伝えられる
 ようになります。

2. 論理的思考力
 どんな人にもかならず伝わる文章を書く
 ことができるようになります。

3. 客観的思考力
 相手を納得させられる文章が作れる
 ようになります。

4. コミュニケーション力
 読者が続きを読みたくなるような文章を
 作ることができるようになります。

5. 批判的思考力
 必要のない部分を削ぎ落とし、言いたい
 ことが伝わりやすい文章を書くことが
 できるようになります。

これら5つの力が身につくので、
受験生以外でも、作文をする方法を
学ぶ必要があるのです。

では、「東大作文」は、実際にどのように、
書き始めるのでしょうか?

最初にすべきなのは「最後の一文」から、
考え始めることです。

それは、作文をする際の絶対原則。

  「最後に “要するに何が言いたかったのか”
  をまとめて終わるというのが、作文における
  絶対の原則なんです。この原則を守って
  いない作文は、 “読む価値がない” と
  判断されても文句は言えません。
  それほどまでに、 “最後” = “言いたいこと”
  の原則は重要です。」

この「最後」は、作文の「目的地」であり、
あなたの言いたい「主張」になります。

これを最初に決めておかないと、
文章を書き始めることさえできないのです。

ただし、「言いたいこと」があれば、
どんな主張でも、相手が聞いてくれる
わけではありません。

主張作りには、2つの条件があります。

1つ目は、「未知のもの」であること。

誰もが当たり前だと思っていることを
言っても聞いてもらえません。

思いもよらない未知の情報だからこそ、
人は耳を傾けるのです。

2つ目は、「短くまとまっている」こと。

主張がが長いと、相手に伝えたい部分が
見えにくくなってしまいます。

そもそも難しく一言で言えないことを
相手に理解してもらうのは不可能です。

だからこそ、主張はなならず、
短くまとまっていなければならないのです。

本書では、長い文章の書き方というより、
相手が読みたくなる、端的で伝わる文章の
書き方が身につくと思います。

文章を書く場合だけでなく、話す場合も
同様の効果があるので、プレゼンなどの
ビジネスでも活用できるスキルです。

この本から何を活かすか?

 文章には「質問トラップ」を仕掛けておく

「質問トラップ」とは、あえて相手からの
ツッコミを想定した文を作ること。

ツッコミたくなる文は、相手の質問を
誘発します。

「質問トラップ」を仕掛けておくと、
読者は自然と「前のめり」になって、
文章に引き込まれていくようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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