活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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東大生の本の「使い方」


東大生の本の「使い方」―――「考える武器」としての読書 (三笠書房 電子書籍)

満足度★★★
付箋数:18

  「東大生は頭がいいから、本から多くのものを
  得られているのでは? と思うかもしれませんが、
  私は逆だと考えています。
  一冊の本を最大限活用しているからこそ、
  頭が鍛えられる。その結果、読書の効果が
  上がり、さらに力がついていく。
  彼らはこうした好循環の中にいるからこそ、
  東大生になることができたのです。」

このように語る、本書の著者、重松理恵さんは、
元東大生協の書店員として働いてきた方。

書店員として働きながら、東大生と著者を
つなげるイベントを実施したり、
『東大生が買った本』などを出版して
います。

本書は、東大生と本の関係を身近で見て
分かった「本の使い方」を解説する本です。

それは東大生でなくとも実践できる、
誰もができる本との付き合い方です。

事実、重松さん自身も東大出身では
ありません。

しかし、東大生の実践している方法を
試すことで、間違いのない選書ができる
ようになり、本をより深く読み込むことが
できるようになったそうです。

まず、本書では東大生協の書籍部と
一般の書店との違いについて
紹介されています。

東大生協の書籍部では、世間でよく売れる
ベストセラーや話題書を前面に配置したり、
手書きのPOPなどを付けることはしない
ようです。

なぜなら、東大生は書店員からの
オススメがなくても、自分が読むべき本を
選ぶことができるから。

そして、東大生は次の「4つの目的」で、
本を選んでいるようです。

それは重松さんが、東大書籍部の売上
データを分析し、実際に東大生の生の声を
ヒアリング調査して解明したものです。

本書では、東大生が本を読む4つの目的別に
東大でベストセラーになった本の
上位20冊が紹介されています。

ここでは、その4つの目的とベスト3を
紹介しておきましょう。

 <世界で活躍するための本>
  1. これからの「正義」の話をしよう
  2. 20歳のときに知っておきたかったこと
  3. 米国製エリートは本当にすごいのか?

 <スキルアップするための本>
  3. できる研究者の論文生産術

 <幅広い教養をつけるための本>
  1. 正義論
  2. 一般意志2.0
  3. それでも、日本人は「戦争」を選んだ

 <最新のトレンドを追うための本>
  1. 人工知能は人間を超えるか
  2. 21世紀の資本
  3. 僕は君たちに武器を配りたい

また、本書の最終章では東大出身の
著名人へのインタビューが掲載されています。

インタビューされているのはこの6名。

伊沢拓司さん、水上颯さん、山口真由さん、
藤原和博さん、上田正仁さん、養老孟司さん

そこで語られているのは、それぞれの
「読書ルール」でした。

個人的にはこのパートが本書の中で、
一番参考になりました。

この本から何を活かすか?

本書は、東大生に売れているのか?

本書の中で、東大生に売れる本と、
売れない本の特徴が挙げられています。

東大生は東大関連の本が好きのようです。

一方、二番煎じの本は好きじゃない。

もし、本書が東大生協の書籍部で
売れていなければ、『東大生の本棚』や
東大生の本棚』の二番煎じとして
認識されたのかもしれません。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 読書法・速読術 | 06:04 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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