活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


2018年09月 | ARCHIVE-SELECT | 2018年11月

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劣化するオッサン社会の処方箋 なぜ一流は三流に牛耳られるのか

満足度★★★★
付箋数:26

 ・日大アメフト部監督による暴行指示と
  事件発覚後の雲隠れ

 ・神戸市や横浜市の教育委員会等による
  いじめ調査結果の隠蔽

 ・財務省による森友・加計問題に関する
  情報の改竄・隠蔽

 ・日本ボクシング連盟会長による助成金の
  不正流用や暴力団との交際

ここ1年くらいの間で起こった不祥事は、
いずれも「いい年をしたオッサン」が
起こしたものです。

「最近の若いもんはどうなっているのか」
とは、昔からよく聞くフレーズ。

しかし、本書の著者、山口周さんは、
ちょっと違うフレーズで嘆いています。

  「最近の古いもんは、いったいどうなって
  いるのか」

世の中では、オッサンの劣化が進んでいます。

本書は、そんな社会構造を考察して、
処方箋を施す本です。

ところで、あなたは「オッサン」ですか?

私は、年代も性別も、どストライク。

ですが、本書では年代や性別といった
人口動態的な要素で「オッサン」であるか
否かを判断しません。

ある行動様式・思考様式を持った人を
「オッサン」と定義しています。

その定義とは、以下の通りです。

  1 : 古い価値観に凝り固まり、新しい価値観を
   拒否する
  2 : 過去の成功体験に執着し、既得権益を
   手放さない
  3 : 階層序列の意識が強く、目上の者に媚び、
   目下の者を軽く見る
  4 : よそ者や異質なものに不寛容で、排他的

先に挙げた不祥事を起こした人たちが、
まさにこの行動様式・思考様式に
当てはまっていることがよくわかります。

山口さんは、組織や社会で劣化が起こるのは、
構造的に「必然」と指摘します。

それは世代交代を繰り返すごとに、
エントロピー増大の影響を受けて、
三流の平均値に収斂するから。

この考えは「悪貨は良貨を駆逐する」
として知られる、「グレシャムの法則」に
似ている印象をうけました。

そして、山口さんは「オッサンは尊重すべき」
という幻想を捨てよと言います。

以前は、長く生きている人々の
経験や知識が生かされる社会だったため、
オッサンは尊重される存在でした。

しかし、以前に比べると、変化のスピードが
はるかに早い時代になりました。

そんな現代においては、昔の経験や知識の
価値は下がり、それだけに頼っていると、
逆に判断を誤る可能性が高くなりました。

そこで本書では、若い世代はオッサンに
対抗するように、そして40代、50代の人には
オッサン化しないようにアドバイスします。

  ・オピニオン、エグジット、モビリティを持つ
  ・サーバントリーダーシップ
  ・経験の「質」を重視して学び続ける
  ・挑戦と失敗を恐れない

そして、本書では最初と最後で、
サミュエル・ウルマンさんの「青春(Youth)」
の詩を引用しています。

  「青春とは人生の或る期間を言うのではなく、
  心のありさまを言う。
  優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱、
  怯えをしりぞける勇気、安易を振り捨てる
  冒険心、これを青春と言う。
  年を重ねただけで人は老いない。
  理想を失う時に初めて人は老いる。」

私は、もともと山口さんの書く本は好きですが、
本書の考察も興味深く、非常に高い納得感が
ありました。

本書は、オッサンに対抗しなければならない
若い世代にも、年齢的にオッサンになりそうな
世代にも、是非、読んで欲しい本です。

この本から何を活かすか?

山口さんは、今後、柔軟で強かなキャリアを
歩んでいくための重要なキーワードとして
「モビリティ」を挙げています。

モビリティとは、汎用性の高いスキルや
知識などの「人的資本」と、信用や評判
といった「社会資本」を足したもの。

つまり、モビリティが高い人は、所属する
組織によって価値が変わらないので、
どこに行ってもやっていけます。

社外でも通用する能力をつけていると、
その会社に縛られる必要がなくなるのです。

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| 仕事術・スキルアップ・キャリア | 05:01 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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死ぬこと以外かすり傷

満足度★★★
付箋数:24

  「箕輪のやっていることは信者ビジネスだと
  批判されることがある。
   “箕輪の本は信者が買っているだけ” 
   “箕輪のオンラインサロンは信者を
  集めているだけ” 
  しかし誤解を恐れずに言えば、こらからの
  ビジネスはほとんどが宗教化していくと
  思っている。信者を集めることができなくて
  モノを売ることなどできない。
  その背景は人が孤独になったことと、
  物質的に満たされたことの2つだ。」

本書の著者は、ベストセラーを連発する
豪腕編集者の箕輪厚介さんです。

箕輪さんは、まさに本当の「教祖」でした。

箕輪さんは双葉社に在籍中に、 見城徹さんの
たった一人の熱狂』を担当しました。

その後、幻冬舎に移籍し、NewsPicks Booksを
立ち上げ、編集長に就任します。

それから、堀江貴文さんの『多動力 』、
落合陽一さんの『日本再興戦略』、
佐藤航陽さんの『お金2.0』、
前田裕二さんの『人生の勝算』などを編集。

いずれの本も、当ブログでも紹介させて
頂いたベストセラーです。

また、箕輪さんはオンラインサロンで
1300名以上の会員を集め、そこから給料の
20倍以上の収入を得ています。

本書は、そんな箕輪さんが自らを語った本です。

箕輪さんは、一体どのようしてベストセラーを
量産しているのか?

どのようにして、オンラインサロンで
信者を集めているのか?

本書では、その考え方と、行動が明かされます。

  「編集者として、サラリーマンとして、
  僕のスタイルは一般的ではない。
  異常だし、狂っているように見えるかも
  しれない。
  しかし、今の時代に狂っているということは、
  狂っていても間違っていないという何よりの
  証拠だ。新しい時代はいつだって狂っている
  人間が作っていて、その未来が現実になって
  から、初めて理解される。
  しかし、それでは遅い。」

箕輪さんは、仕事にも、自分自身にも熱狂します。
その突き抜け方が、物凄い。

勢いとエネルギー感がハンパないので、
信者と呼ばれるフリークの人たちが、
引き寄せられるのがよくわかります。

言っていることは論理性を欠くものの、
オンラインサロンの会員を扇動する熱量が
あることが伝わってきます。

しかし、与沢翼さんの『ネオヒルズ・ジャパン』
をリリースするぐらいのところから、
個人的には「あれ、この人なんだろう?」
という違和感がありました。

そして本書を読み終えるころには、
ちょっと離れたところから見る分には、
面白いけれど、一緒には働きたくないという
感想を持ちました。

箕輪さんは、「バカになって飛べ! 」と言います。

そして、箕輪さん自身は周りを一切見ず、
リスクをリスクと思わず、何度も何度も
無謀な勝負に打って出ます。

それを続けている限り、今後も箕輪さんは
編集者として、ベストセラーに本を
リリースすることができると思います。

何か、大きな事故が起きるまでは・・・。

そんな事を思うのは、私が理性を捨てられない
からであり、年を取った証拠だと思います。

真似しようと思ってもできないし、
なかなかいない人材なので、
今後も、箕輪さんの活躍に期待したいです。

  第1章 [考え方] 予定調和を破壊せよ
  第2章 [商売のやり方] 自分の手で稼げ
  第3章 [個人の立たせ方] 名前を売れ
  第4章 [仕事のやり方] 手を動かせ
  第5章 [人間関係のつくり方] 癒着せよ
  第6章 [生き方] 熱狂せよ

この本から何を活かすか?

箕輪さんは、本能を丸出し、好奇心剥き出しの
「3歳児のようであれ!」と説きます。

しかし、映画館で『リメンバー・ミー』を
観ているクライマックスシーンで、
尿意を感じたからといって、その場で
手元のコップにオシッコをしてはいけない。

本書の表紙で、ニコニコしながら、
コップに液体を入れて持っている写真が、
そのオシッコにしか見えなくなりました。

すると裏表紙の、目をつぶっている写真も
「オシッコ、やっちまったぜ!」的な表情に
思えてきました。

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| 仕事論 | 06:15 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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50(フィフティ) いまの経済をつくったモノ

満足度★★★★
付箋数:25

あなたは、日本で約40年間禁止されていた
アメリカ人のある発明を知っていますか?

その発明を禁止していたことは、
今でも日本の社会に大きく影響しています。

特に、女性のキャリアに関して。

そのアメリカ人の発明品とは何か?

  「育児用粉ミルクは、母親のあり方を変え、
  TVディナー(そのまま食べられるように
  パッケージされた冷凍食品)は、主婦の
  あり方を変えた。
  しかし、ピル(経口避妊薬)はその両方を
  変えた。それだけではない。
  ピルは社会も大きく変えることになった。
  そしてそれこそがピルの目的だった。」

日本で約40年間禁止されていた発明とは
経口避妊薬の「低用量ピル」のことです。

ピルがアメリカで承認されたのは1960年の
ことでしたが、日本で解禁されたのは
1999年になってからでした。

日本の女性は、避妊薬を使えるようになるまで、
40年近く待たなければなりませんでした。

しかし、男性が使用する勃起不全治療薬の
バイアグラは、アメリカで認可された
わずか数カ月後には、日本でも認められる
ようになりました。

  「日本は男女間格差が先進国でいちばん
  大きい国として知られており、女性はいまも
  なかなか職場で認められずにいる。
  その因果関係を解きほぐすことは不可能だが、
  アメリカの経験を見ればわかるように、
  それは偶然ではないだろう。
  ピルの解禁が二世代遅れれば、女性が受ける
  経済的な影響は相当なものになる。」

ピルはコンドームよりも3倍も失敗率が低く、
正しく服用するとほぼ100%に近い避妊効果が
得られます。

ピルは社会に革命を起こしただけでなく、
経済革命の火付け役にもなりました。

それは20世紀後半でいちばん重要な変化
だったとも考えることができます。

アメリカで使用されるようになったピルは、
法学部や医学部の女子学生に影響を与えました。

それはパートナーに頼らず、自分の意思で
妊娠と出産をコントロールできるように
なったため、自分のキャリアに投資できる
ようになったからです。

ピルのなかった時代は、5年以上かけて
弁護士や医師の資格をとることは、
妊娠のリスクを考えると、時間とお金の
有効な使い方ではありませんでした。

しかし、ピルが使えるようになったことで、
女性が積極的に法学、医学、歯学、MBAなどの
学位を学ぶようになり社会に進出していく
ようになりました。

一粒の小さなピルは、女性の社会進出を
後押しし、経済に大きな影響を与えたのです。

本書は、ピルを推奨する本ではありません。

経済に影響を与えた50の発明を紹介する本です。

著者は、『まっとうな経済学』が好評だった
フィナンシャル・タイムズの人気コラムニスト、
ティム・ハーフォードさんです。

  「発明の一つひとつに物語がある。
  人間の創造力の物語だけでなく、私たちを
  とりまく目に見えないシステムの物語もある。
  (中略)
  この本は、紙、バーコード、知的財産、
  文字など、50の発明をとりあげて、
  世界経済はどのように働いているのか、
  その知られざる物語にスポットを当てる。」

この本の目的は経済に重要な影響を与えた
大発明のベスト50を選ぶことではありません。

紹介されている発明品は「語るべき物語」
があるものが選ばれています。

その物語を知ることで、世の中がどのように
繋がっているかがわかり、生きた経済の
仕組みがわかります。

今では、日常に溶け込んでいる発明品には、
私たちの知らない意外なストーリーがあって、
なかなか興味深いですね。

この本から何を活かすか?

本書で紹介されているモノは意外な視点や
物語を教えてくれます。

例えば、海外に行く場合は「パスポート」が
当たり前のように必要です。

パスポートは、既にローマ帝国時代には、
似たような形があったとされています。

しかし、その評判はあまり良くなく、
20世紀になる頃には、使っている国は
ごく一部になり、パスポートは世界中から
なくなりかけていました。

  「パスポートが20世紀初めになくなっていたら、
  世界はいまごろずっと豊かになっていたのでは
  ないか。パスポートがなくならなかったのは、
  ある単純な理由からだ。
  第一次世界大戦がそれを許さなかったのである。」

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| 経済・行動経済学 | 05:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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日本人のためのお金の増やし方大全

満足度★★★
付箋数:22

  「偉大なる国、日本の投資家の皆さん、
  富の探求者のみささんへ
  このたび、フォレスト出版から、ベストセラー
  となった私の著書、『Multiple Streams of
  Income』の日本語版が出版される運び
  となったことを、大変に光栄に思います。
  北アメリカをはじめ、世界各国の大勢の
  方々が、本書や、私の他のベストセラー著書
  を読んで、続々と億万長者の仲間入りを
  しています。日本の皆さんにもぜひ、
  経済的繁栄を達成するために本書を活用
  していただきたいと、切に願う次第です。」

このように語るのは本書の著者、
ロバート・G・アレンさん。

このたび、日本語版が出版される運びと
なったと言っていますが、実は今回が初めて
ではありません。

以前の本は同じフォレスト出版から出ていた
ロバート・アレンの実践億万長者入門
です。

15年以上前に書かれた本であるため、
古くなった内容をリニューアルすると同時に、
アレンさんが取材して、日本の社会システム、
ビジネスモデルに則した内容に改訂されています。

読んでいて、非常に懐かしく思いました。

細かい部分は覚えていないので、どこがどう
変わったかは比較できませんが、今の日本の
実情に合わせた内容になっています。

かつて、私は旧版の『億万長者入門』を読んで、
経済的自由を得るために、「投資マウンテン」
への投資を始めたことを思い出しました。

さて、細かなテクニックはさておき、
本書のメインメッセージは、一生続く複数の
お金の流れをつくることにあります。

お金の流れには「それきり型」と「一生型」
の2種類ありますが、本書が目指すのは、
もちろん「一生型」の方です。

では、どのようにして「一生型」のお金の流れ
をつくるのでしょうか?

  「経済的自由をもたらす3つの巨大な山
  (マウンテン)があります。3つの山は
  それぞれ独自の特徴を持っています。
  そしてそれらは3つとも、あなたの将来の
  経済的成功にとって非常に重要なものです。
  この山脈全体へ投資することで、分散投資の
  安全性が得られると同時に、もっとも有効な
  マネー・メイキングのチャンスに常時
  アクセスしていることが可能になるのです。」

一生型のお金の流れを作る3つのマウンテンは
以下の通りです。

 1. 不動産マウンテン

  不動産マウンテンには収入は2種類あります。

  1つは長期で優良な不動産を買って、
  家賃収入のキャッシュフローを得ること。

  もう1つは、抵当流れと転売で稼ぐことです。

 2. 投資マウンテン

  このマウンテンでは、インデックスファンド
  への投資が推奨されています。

  「株式のインデックスを毎月一定額、
  長期に購入することが最善であるわけですが、
  日本では最近iDeCo(イデコ)という
  個人年金商品が売り出されました。
  これは究極の長期投資と言える内容です。」

 3. マーケティング・マウンテン

  このマウンテンには4つの流れがあります。

  ・情報ビジネス
  ・インターネット
  ・パーソナルフランチャイズ
  ・ライセンシング

特に「不動産マウンテン」と「マーケティング
・マウンテン」に多くのページを割いている
のが本書の大きな特徴です。

どれか1つのお金の流れに依存するのは
リスクがあるので、これらを組み合わせる
ことで、お金に関する不安を解消します。

この本から何を活かすか?

本書の最終章では、稼ぐことではなく、
「分かち合う」ことについて書かれています。

  「複利によってお金がどれくらい大きな額に
  成長するかを知ってください。そのお金で
  あなたも世界に大いなる貢献をすることが
  できるはずです。偉大な慈善家たちが
  行ってきたことを、あなたにもぜひやって
  いただきたいのです。」

我が家でも収入の一定額を寄付するように
していますが、確か本書のオリジナル版を
読んだ頃から始めた記憶がありますね。

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| マネー一般 | 06:02 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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マネージャーの問題地図 ~「で、どこから変える?」あれもこれもで、てんやわんやな現場のマネジメント

満足度★★★
付箋数:23

マネージャーは、管理職という立場です。
つまり「管理」するのが仕事。

しかし、日本語の「管理」には、英語で言う
ところの3つの意味を含んでいます。

 ・Management(やりくり)
 ・Control(統制)
 ・Administration(事務執行)

  「どうも日本でいうところの “管理職” や
   “マネジメント職” は、このすべてを1人の
  人に求めがち。そして、機能不全に陥りがち。
  この3つに求められる要件も違えば、
  遂行に必要なスキルもメンタリティも
  異なります。1人で全部できなければ、
  役割分担すればいいのです。」

日本のマネージャーが忙しい原因の1つが、
この3つを1人ですべてやろうとしている
ところにあるようです。

本書は、18万部を超える「問題地図」シリーズ
の一冊。

著者は、あまねキャリア工房 代表の
沢渡あまねさんです。

今回は、マネージャーが1人で頭を抱える状況
を解き明かし、解決策を示します。

沢渡さんは、まず、マネジメント不全と
おさらばするために、「3つの割り切り」が
必要であると説明します。

 1. プレイングマネージャーは「仕方ない」

 本来はマネジメント業務に専念したい
 ところですが、多くの組織においては、
 プレイングマネージャーになってしまうのは、
 ある意味、仕方のない事象。

 それを前提としたマネジメントを考える
 必要があります。

 2. 「マネージャーは何でもできなければ
   ならない」を捨てる

 これがマネージャーを追い詰め、機能不全に
 追いやる原因となります。

 また、マネージャーになりたがる若手も
 減らします。

 自分で何でもやろうとせず、割り切って、
 部下や派遣社員に任せることが必要です。

 3. 自分たちだけでやろうとしない

 マネジメントの一部を外注して
 やってもらうのもありです。

 マネージャーに求められる役割は、
 年々増しているので、手が回らず放置する
 くらいないら、外の力を借りてでも前進
 すべきなのです。

そして、本書ではマネージャーが陥りがちな、
次の7つの問題を解決します。

  1丁目 モヤモヤ症候群
  2丁目 何でも自分でやってしまう
  3丁目 コミュニケーション不全
  4丁目 モチベートできない・育成できない
  5丁目 削減主義
  6丁目 気合・根性・目先主義
  7丁目 チャレンジしない

これらの問題の中でも、組織の最大の敵と
なっているのが、1丁目の「モヤモヤ」です。

ビジョンやポリシーが見えない、
目的が見えない、優先度がわからない、
役割や期待が見えない、責任範囲があいまい

こういったモヤモヤが職場で漂っていると、
組織の生産性が下がり、チームメンバーの
モチベーションも下がります。

人は情報が与えられないと、不安になり、
それが不満を生み、やがて不信に変わります。

見えないものを見えるようにする。
それが組織のマネジメントの第一歩です。

メンバーが迷走しないよに、仕事の目的を
明確にすることが、まず、マネージャーには
求められます。

本書を読むと、どこから手を付けていいか
わからなかった複雑な状況が、紐解かれ、
マネージャーのやるべきことが見えてきます。

チームメンバーの力を借りながら、
チームを成長させるヒントが示されている
と思います。

この本から何を活かすか?

マネージャーは「ピンチヒッター要員」に
すぎないと心得る。

  「自分が手を下さずとも、日常業務は
  メンバーが動いてくれれば回る。
  部課長は、マネジメント業務に徹する。
  ただし、部下が休んだときには代わりに
  フォローできるよう、最低限の進捗は
  把握しておく。部下がどんな仕事を抱えて
  いるのかを知っておく――それができれば、
  部下も安心して休めますし、無駄に
  がんばりすぎずにすみます。」

これが目指すべき理想的な状態ですね。

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| リーダーシップ | 08:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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小西美穂の七転び八起き デコボコ人生が教えてくれた笑って前を向く歩き方

満足度★★★
付箋数:24

日経ビジネスの日野さんより献本いただきました。
ありがとうございます。

  「何度転んだって大丈夫!
  よーく周りを見渡せば、起き上がる方法が
  きっと見つかる。そして、デコボコの道を
  走り続けたあなたの経験は、あなたにしかない
  力となって、あなたをずっと助けてくれる。
  ええかっこをする必要はありません。
  あなたが、あなたらしくあればいい。
  進む道も歩き方も、人それぞれなのだから。
  そして、変わることを恐れないで。
  新しい自分に出会い続けることが、
  人生の楽しみとなって、仲間を増やして
  いきます。走り続けた道の途中でふと
  周りを見渡せば、すぐ近くに、かけがえの
  ない宝物がいくつも見つかるはず。」

本書は、日本テレビの報道番組「news every.」
でキャスターを務める、小西美穂さんの半生を
綴った本です。

日経ウーマンオンラインに連載の
「小西美穂の七転び八起きのキャリア美学」
をベースに書かれています。

昔から比べて、男女の不平等は減ったものの、
働く女性が抱える悩みは小さくありません。

むしろ時代と共に多様化して、簡単には
解決できない問題も増えています。

仕事ではセクハラやパワハラに遭うこともあり、
家庭では子育てだけでなく、親の介護の問題も
抱えていることがあります。

そんな厳しい環境で働く女性を元気にしたい
という思いで、小西さんは本書を執筆しました。

小西さんは、「news every.」に出演し、
「ナゼナニッ」のコーナーを担当しています。

その日のニュースで扱った重要度が高い
内容を一歩踏み込んで解説しています。

私は、このコーナー、結構わかりやすくて
好きです。

誤解されることが、よくあるそうですが、
小西さんはアナウンサーではありません。

正式な肩書は、キャスター兼解説委員です。

キャスターという肩書を見ると、
非常にスマートな印象があります。

しかし、小西さんのキャリアは、
異例だらけで決して順風満帆とは言えない、
泥くさいチャレンジの連続だったようです。

小西さんは、これまでの半生を振り返って、
「七転び八起き」というタイトルをつけました。

  「 “七転び八起き” とは、私の30年近い
  キャリア人生を振り返った時に、一番しっくり
  とくる言葉。
  転がって、つまずいても、また起き上がる。
  また転んで、起き上がる。
  この繰り返しで、今の私はできています。」

私が、小西さんの魅力として感じるは、
ナチュラルさと我武者羅さとという相反する
性質を併せ持っていることです。

すごく不思議な感じがしますが、本書を読むと
これまでのキャリアから身につけたものだと
いうことがわかります。

  第1章 キャリア論
     「自分にしかできない仕事」をつくる
  第2章 チーム力
     声をかけて、仲間の力を引き出す
  第3章 突破力
     長くて暗いトンネル、どう抜け出す?
  第4章 ノート術
     気持ちを吐き出して、前を向く習慣
  第5章 婚活法
     魅力豊かな女性に生まれ変わるには
  第6章 友情論
     時には時間が女の友情を育む
  第7章 家族力
     いつか訪れる親の介護や看病、死別

小西さんの人生のイイときも、悪いときも
書かれているので、「どう生きるべきか?」
ということを考えさせられます。

しかし、読後は、何かが吹っ切れる感じがして、
「よし、また明日から頑張ろう」と思えるはず。

ちょっと行き詰まっている時に読むと、
また前を向いて歩き出す力を与えてくれます。

本来は女性向けに書かれていますが、
男性が読んでも元気が出る本だと思います。

この本から何を活かすか?

小西さんは、2つのノートを書いています。

1つは、気持ちを吐き出す「発散ノート」。

自分の中に湧き上がった誰にも言えない
ネガティブな感情を吐き出すために書きます。

もう1つは、成長を促す「改善ノート」。

こちらは自分だけの学びのエッセンスを
凝縮した、世界に1冊だけの自分の参考書。

この2冊でバランスを取るといいようです。

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| 心に効く本 | 06:07 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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いま君に伝えたいお金の話

満足度★★★★
付箋数:24

  「この本は、僕が日本に帰るたびに各所で
  行っている “お金の授業” を通じて見えた、
  日本の子どもたちと “お金” の関係をもとに、
  みんなが知りたがっていたこと、
  僕が伝えたいと思ったことを書いています。」

ここで「お金」について語る「僕」とは、
本書の著者、投資家の村上世彰さんです。

村上さんは現在、シンガポール在住で、
たまに日本に帰ってきたときに、
子ども向けに「お金の授業」を行っています。

本書はその内容をベースにまとめたもの。

  「この本では、そもそも “お金って何だろう” 
  というところから、お金を稼ぐ方法、
  使い方といった、お金との付き合い方、
  そしてお金の持つ力について話します。
  お金の使い方としては、 “自分の幸せのために
  使う” ことと、 “社会や人のために使う” 
  ことのふたつを紹介しています。」

村上さんは、ファンドマネージャーとして
活躍していた頃、「もの言う株主」として
恐れられていました。

そして、2006年にニッポン放送株式の
インサイダー取引の容疑で逮捕されます。

ですから、世間的には「お金に汚い悪い奴」
といったイメージがあるかもしれません。

  「残念ながら、日本では “お金=汚いもの” 
   “お金=悪いもの” という感覚が広く
  根づいています。メディアでも、お金を
  たくさん稼ぐことが “悪いこと” のように
  報じられることが多々あります。
  僕自身が批判の対象になったときには
   “日本ではこれほどまでにお金のイメージが
  悪いのか” と改めて海外との違いも感じました。
  いまだに僕は、その違和感を抱いています。」

日本では、額に汗して働くことこそが正しく、
投資で儲けるなんて良くないと思っている方が
多いのでしょう。

ですが、私は村上さんの「お金」や「投資」に
関する考え方に、かなりの部分で同意します。

2017年に刊行された、村上さんの著書、
生涯投資家』についても当ブログの記事で
激賞させていただきました。

本書のお金の話しも、できるだけ多くの
日本の子どもに読んで欲しいと思います。

  1 お金って何だろう?
  2 お金と世の中の関係
  3 君がお金を手にする方法
  4 働き方が大きく変わる
  5 稼いだお金を貯めて増やす
  6 お金と向き合うための覚悟
  7 とっておきのお金の使い方

読者の対象としては、小学生から高校生ぐらい
までを想定して、平易ば文で書かれています。

ただ、私は本書を「日本の大人は、
どれくらいわかっているのだろうか?」
と思いながら読みました。

もし、本書を読んで得るものはないと
感じる人がいるとすると、それはお金の
表面的なことだけを知って、わかったつもりに
なっているのではないかと思います。

村上さんが本書で語っていることを、
ある程度の年数をかけて実践できていれば、
今現在、お金には困っていないはずです。

働かなくても、食べていけるだけのお金を持ち、
一定の額の寄付もできていることでしょう。

もし、あなたがそのようになっていなければ、
大人であっても本書を読んで、実践して欲しい
と思います。

私のお金に関する座右の書は本多静六さんの
私の財産告白』ですが、本書はそれに
通ずるものがありました。

村上さんは、本書で稼ぐお金の「2割貯金」
を推奨していますが、本多静六さんは
「2割5分(4分の1天引き)貯金」を
推奨しています。

この本から何を活かすか?

村上さんが株式投資をする上で、もっとも重視
してきたのが「期待値」という考え方です。

  「期待値とは、儲かる確率のこと。
  100円である株を買ったときに、将来それが
  300円になる可能性はどれぐらいか、
  逆に50円になってしまう可能性はどれくらいか、
  ということを自分なりに一生懸命考えて、
  期待値を割り出します。」

この期待値を割り出す感覚を鍛えるために、
日常生活でできる訓練として紹介されいたのが、
ポーカー、じゃんけんゲーム、31ゲーム、
七並べなどのゲームです。

また、お金に強くなるゲームとしては、
「村上家版ゴチになります!」という
食事代当てゲームが紹介されていました。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| マネー一般 | 06:07 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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東大医学部在学中に司法試験も一発合格した僕のやっている シンプルな勉強法

満足度★★★
付箋数:24

この本を読んで真似をしても、残念ながら、
あなたは河野玄斗さんにはなれません。

しかし、少なくとも目標を達成する成功率は
上がると思います。

日本テレビの「頭脳王」で優勝して、
有名になった河野玄斗さん。

東大医学部在学中に司法試験にも一発合格し、
英検も数検も1級を取得している天才です。

「神脳」というキャッチフレーズも、
決して大げさではないような気がします。

その上、ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト
ベスト30入りするようなイケメンですから、
マスコミが彼を放って置くわけはありません。

河野さんは、どのように勉強して「天才」
になったのか?

本書では、紙面の許す限り詳しく、
河野さんが自身の勉強法を公開しています。

  「執筆にあたっては、本書がみなさんの
   “勉強大全” となるよう、勉強に必要なすべて
  を網羅的に、かつ、詳しく記したつもりです。
  その際、TwitterやInstagramのDM(ダイレクト
  メッセージ)等でいただいた質問も大いに
  参考にして、みなさんの悩みが多かった
  内容については特に厚く扱いました。」

本書を読んでわかったのは、河野さんが、
ものすごく勉強が好きだということです。

勉強することが、河野さんにとっては、
他の人にとって、漫画を読んだり、
音楽を聞いたり、スポーツをするのと
同じように楽しいことなのです。

そして、勉強することのメリットがわかった
上で、効率よく勉強しているということ。

それは河野さんが以前に、Twitterで発言した
考えに象徴されています。

  「1000時間勉強して将来の年収が100万円
  上がる場合、勉強の時給は100万円×40年
  ÷1000時間=時給4万円になるよ。
  なんでみんなそんなに勉強しないの?」

勉強することが、河野さんの「幸福の最大化」
につながっているのです。

小さい頃から、そういった考えで勉強し、
かつ、勉強する環境も整っていたことが、
天才を作った要因なのでしょう。

では、具体的には、どのような勉強法を
しているのでしょうか?

本書で1つの章を割いて説明されていたのが、
効率を極限まで重視した「逆算勉強法」です。

逆算勉強法のステップは以下の通りです。

 1. 目標を知って具体的なゴールを設定する
 2. ゴールまでにやりたいことを決める
 3. やるべきことをスケジュールに落とし込む
 4. 実践する
 5. 進み具合を定期的に確認する

実践の手順は、奇をてらったものではなく、
非常にありふれたものです。

ノウハウがあるとすると、「実践する」の
パートだと思います。

河野さんは、アウトプットを重視して、
勉強しています。

その比率は、インプットが2~3割に対し、
アウトプットが7~8割です。

そのためには、インプットをいかに速く
回すかがカギとなります。

また、アウトプットの方法としては、
「誰かに教える」ことが推奨されていました。

本書では、友達を相手にアウトプットする
ことが勧められています。

私の記憶では、テレビ番組に出演したときに、
母親を相手にアウトプットしていたという
エピソードが披露されていたと思います。

学校では友達を相手にして、家に帰ってからは
親を相手にしていれば、「誰かに教える」
時間は十分に確保できているのでしょう。

本書の後半では、高校・大学受験の科目別
勉強法、そして司法試験対策のノウハウが
紹介されていました。

個人的には、トコトン勉強好きになることが、
河野さんに近づく一番の鍵だと感じました。

この本から何を活かすか?

  「具体と抽象を行き来して理解を加速する」

私は、具体と抽象を行き来できることが、
頭の良さの1つの要素だと思っています。

河野さんは、勉強でそれを実践しています。

  「重要なのは、 “具体的な問題” はたくさん
  あるけれども、それらの問題は “同じような
  考え方・知識を用いて解くことができる” 
  という共通点でまとめることができる
  ということです。」

勉強の際に「要するにこういうことでしょ」
を常に意識しているようです。

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| 勉強法 | 05:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法

満足度★★★★
付箋数:26

DeNAを創業した南場智子さんは、
マッキンゼーのコンサルタント出身です。

コンサル時代の南場さんは、ロジカル一辺倒で、
自身のことを「左脳肥大症」だと言っていた
そうです。

しかし、起業してからは、左脳肥大症的な
性格は、ずいぶん変わりました。

なぜ、性格が変わったのか?

南場さんは、次のように答えています。

  「コンサルのときは、相手を理論で
  説き伏せないと動いてくれなかったので、
  隙のない理論で相手を追い詰めたけれど、
  自分が経営者になったら、自分が決めればいい。
  そのとき必要なのは、三割のロジックと
  七割の勘。ロジックを追求する必要が
  なくなった。むしろ、大事になったのは、
  みんなをどうやってその気にさせるかの
  ほうだった。」

南場さんは、コンサルタントから経営者に
なることで、IQだけの人からEQを兼ね備えた
人に変わりました。

本書で、こんなエピソードが紹介できるのは、
著者の名和高司さんが、マッキンゼー時代に、
南場さんと一緒に働いた経験があるからです。

名和さんは、マッキンゼーで20年弱、
ボスコンで6年間、コンサルとして働き、
両方の頂点を見たことがある稀有な経験を
持つ方です。

本書では、マッキンゼーとボスコンの
手法を比較しつつ、その技法の基本から
応用までを一気に解説します。

それは一橋ビジネススクールの
「エグゼクティブMBAコース」で教えられる
問題解決の定石から、新時代での応用までが
詰め込まれた内容です。

また、南場さんの例にあるような
コンサルの限界も見極め、コンサルを超える
思考法・発送法についても言及します。

本書は大きく三部構成になっています。

第一部では、コンサルの基本技を、
これでもかというぐらい徹底的に学びます。

あまりコンサルの技法に精通していない方に
とっては、非常によく整理されているので、
この章だけでも価値があると思います。

また、マッキンゼーとボスコンの比較も
なかなか興味深いところですね。

基本的なコンサルとしての分析手法は、
ほとんどかわらないものの、マッキンゼーは
ファクトベース、ボスコンは心理学重視の
特徴があるようです。

また、次のようにも言われているそうです。

  「五年に一回来る非連続のときはマッキンゼー。
  それを組織の力に落とし込むときはボスコン」

第二部では、超一流のコンサルタントの
スゴ技を学びます。

  「私は二十年近くマッキンゼーで世界中の
  コンサルタントを見てきたが、大前さん
  以上の方には出会わなかった。
  ロジカルパワーやクリエイティブパワーで
  抜きん出た人物は、ほかにもいた。
  しかし総合的な技の組み合わせでは、
  大前さんの右に出るものはいない。
  マッキンゼーの中で超一流。
  ということはつまり、世界最強のコンサルだ。」

このパートでは、名和さんが師事していた、
大前研一さんの技法を学びます。

第三部では、コンサルを目指す方、または、
コンサルを超えたいと考えている方への
アドバイスが書かれています。

  「最後の第三部では、一部二部で学んだ技を、
  どのように活用していったらいいのか、
  そもそも個人や企業がコンサルの武器を
  身につける目的は何なのか? さらに言えば、
  個人の生きる目的、企業の存在理由は
  何なのか? 個人と企業の志と人間力に
  ついて述べていく。」

本書は、こらからの時代の問題解決の教科書
として非常に優れた本だと思います。

多くの技法や、コンサルを超える考え方が
詰まっているので、一般のビジネスパーソンにも、
是非、読んで欲しい一冊です。

この本から何を活かすか?

コンサルの用いる代表的なフレームワーク
として、お馴染みとなった「MECE」。

「漏れなく、ダブリなく」という発想です。

では、何のためにMECEに分けたロジックツリー
を作るのか?

  「MECEに分ける目的は、それを完璧に行う
  ことではない。むしろ、うまく切れない
  ところから、違う答えが見えてくるところに
  こそ、価値があるのだ。」

MECEは盲点を見つける手段でもあるのです。

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| 問題解決・ロジカルシンキング・思考法 | 05:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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1万2000人を見てわかった! お金に困らない人、困る人

満足度★★★
付箋数:23

オトバンクの上田さんに献本いただきました。
ありがとうございます。

まず、10年前のことを思い出してみましょう。

2008年にリーマンショックがありましたから、
その前と後では大きく世の中は変わりました。

初代のiPhoneが生まれて、1年ぐらいしか
経っていませんから、スマホを持っている人は、
まだ少なかったはずです。

この10年で、私たちを取り巻く環境は
大きく変わりました。

良くも悪くも今の生活が、10年前に
思い描いていたものとは違う人も
多いのではないでしょうか。

では、これから10年先はどうなるのか?

世の中の変化のスピードは増していきます。

AIが発達して、多くの人の仕事が奪われる
とも言われていますね。

あなたは、10年後も、お金に困ることなく
食べていく自信はありますか?

  「小さいことを積み重ねるのが、
  とんでもないところへ行くただひとつの道
  だと思っています」

これはイチロー選手の有名な言葉です。

10年先にお金に困らない人生を送っているか、
日々食べていくことに精一杯の人生になるかは、
毎日の小さいことの積み重ねで決まります。

では、どんな小さな積み重ねをしたらいいのか?

その答えが本書の中にあります。

本書の著者、起業コンサルタントで、
出版プロデューサーの松尾昭仁さんは、
これまで1万2000人を超える起業家や
士業の方たちと交流してきました。

そこで見えてきたのが、「お金に困らない人」
の共通した特徴です。

本書では、その特徴を際立たせるために、
「10年後食えない人」と「10年後食える人」を
比較して解説します。

お金に困らない人の41の特徴は大きく、
考え方、働き方、コミュニケーション、
ブランディング、魅せ方の5つのカテゴリーに
分けて紹介しています。

  10年後食えない人は、「やれない理由」を探す
  10年後食える人は、「やれる理由」を探す

  10年後食えない人は、8割の人を大事にする
  10年後食える人は、2割の人を大事にする

  10年後食えない人は、謙虚が美徳だと思っている
  10年後食える人は、礼儀正しくも図々しい

  10年後食えない人は、ギリギリに到着して謝る
  10年後食える人は、早めに到着して座っている

  10年後食えない人は、SNSで忙しい自慢
  10年後食える人は、ピンチでも優雅に振る舞う

1つ1つは、毎日のちょっとした違いですが、
これらを習慣化して10年続ければ、
大きな違いになっていることでしょう。

成功者に共通する特徴を見つけて、
2項対立をあえて作って説明する本は、
よくあるパターンの本と言えます。

しかし、本書の10年後食えない人と食える人
の違いは、言い得て妙というのが多いですね。

そして、普段そうした方がいいとは、
頭ではわかっていても、ついできないことも
ピックアップされています。

世の中には、実力や能力があるにもかかわらず、
お金に困る残念な人が多くいます。

それは上司や会社から、正当に評価されて
いないから。

「魅せ方」が下手なんですね。

正当に評価されないまま人生を過ごすと、
10年後もやはりお金に困っていることでしょう。

本書は、そうならないための手助けになります。

  「本書を読んで、あなたの考え方や日々の
  習慣をチェックしてみましょう。
  そして、ぜひ “お金に困らない人” の思考や
  習慣を実践してみてください。まわりの評価が
  変わることで自信がつき、お金の不安が
  解消されていくはずです。」

この本から何を活かすか?

あなたは、「お世辞」を言われたときに
どう反応しますか?

人付き合いをしていると、明らかにお世辞、
または褒めすぎと思われる言葉をかけられる
こともあります。

こんなときにでも、将来食える人と食えない人の
違いは出てきます。

 10年後食えない人は、お世辞に「そんなこと
 ありません」と言う。

 10年後食える人は、お世辞に「ありがとう」
 と言う。

謙遜のつもでも、相手の言葉を否定するのは、
あまり良くありません。

たとえお世辞でも、相手はわざわざ褒めて
くれたのですから、全面的に「うれしいです」
と受け入れましょう。

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| 成功哲学 | 05:52 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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アップルのリンゴはなぜかじりかけなのか? 心をつかむニューロマーケティング

満足度★★★
付箋数:22

私たちは、普段、「無意識」のうちに、
好き嫌いを判断しています。

見た瞬間に、ある程度、好きなのか、嫌いなのか、
欲しいのか、欲しくないのかが決まります。

それどころか、ハッキリ見たときよりも、
瞬間的に視覚をかすめ、見たという自覚がない
ときの方が、感情に大きな影響を与えることが
あります。

しかも、自覚がないときの方が、
その効果は長く続くことがわかっています。

これを「閾下感情プライミング」と言います。

閾下感情プライミングで知られているのが、
いわゆる「サブリミナル効果」です。

サブリミナル効果も、一時期、「嘘だ」と
否定されていましたが、最近の実験では、
やはり効果があることが認められています。

さて、この人間の深層心理は、
「脳」の働きから生まれます。

好き嫌いを決め、モノを買うか買わないかを
決めるのは、私たちの脳なのです。

そこで、脳の働きをマーケティングに
応用することが考えられました。

それが脳科学と商品開発やマーケティングの
実践が結びついた「ニューロマーケティング」
です。

本書では、最新のニューロマーケティングの
知見を7つの法則としてまとめました。

著者はマーケティング共創協会研究主幹の
廣中直行さんです。

『人はなぜハマるのか』、『快楽の脳科学』
などの著書がある方です。

以下、本書で示される7つの法則です。

 法則その1 「珍しさ」と「懐かしさ」の
      バランスを取る
      ― 新奇性と親近性 ―

 法則その2  “期待” を裏切る
      ― サプライズ ―

 法則その3 「自分は正しかった」と思わせる
      ― 認知的不協和 ―

 法則その4 巧みに不満を演出する
      ― 計画的陳腐化 ―

 法則その5 とにかく露出を増やす
      ― 単純接触効果 ―

 法則その6 良い気分にさせる
      ― 投機的になる脳 ―

 法則その7 「他者の力」で売る
      ― クチコミ力 ―

例えば、法則その1の新奇性と親近性。

私たちの「好き」という心理を分解すると、
「新しいものが好き」と「慣れ親しんだものが
好き」に別れます。

相反する心理ですが、この2つのバランスを
うまく取った商品が成功します。

ヤマハから「ピアノでもエレクトーンでもない」
第三の鍵盤楽器として発売されてヒットした
「クラビノーバ」が成功例として紹介されて
いました。

幼児向け人形開発の例では、子どもが欲しがる
新しいものであると同時に、親が抵抗なく買える
安心感を与えることが意識されています。

テレビの歌番組では新しい歌の中に、
意図的に古い歌も混ぜてバランスを取ることも
あるようです。

本書では、これら7つの法則をアップルの
マーケティング手法を織り交ぜながら
解説します。

しかし、アップルのリンゴやマーケティング
に関しては、アップル関係者に取材した証言を
基に書かれている訳ではありません。

あくまで、ニューロマーケティング的に
考えた廣中さんの推測で語られています。

消費者への聞き取りやモニタリング調査よりも
効果が期待されるニューロマーケティング。

本書は専門家も一般読者も両者が読んで、
意味のあるものを目指して書かれています。

この本から何を活かすか?

欲しい気持ちを作るために、マーケティング
では、しばしば「計画的陳腐化」という
テクニックが使われます。

物理的に劣化させたり、商品の機能的価値を
下げたり、情緒的価値を下げたりするなど。

  「リズム感のある企業が成功する。
   “かじりかけのリンゴ” はどこか中途半端だ。
  完全なカタチはしていない。そうかと言って、
  食べ尽くした感じもない。この中途半端な
  ところがいろいろな想像を生む。
  その想像が物語をふくらませ、私たちは
  夢を感じる。」

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| マーケティング・営業 | 05:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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セゾン 堤清二が見た未来

満足度★★★★
付箋数:26

日経BP社の日野さんより献本いただきました。
ありがとうございます。

  「無印良品、ファミリーマート、パルコ、
  西武百貨店、西友、ロフト、そして外食
  チェーンの吉野家――。
  いずれも日々の生活でなじみのある企業で
  あり、知名度の高いブランドだ。
  これらの企業が、かつて同じグループに
  所属していたことを、知らない世代が
  増えている。コンビニエンスストアの中で、
  なぜファミリーマートだけが無印良品の
  化粧品やノートを売っているのか。
  改めて指摘されなければ、普段の生活では
  不思議に思わない。
  これらはいずれも、堤清二という男が一代で
  つくりあげた “セゾングループ” という
  企業集団を構成していた。」

本書はセゾングループと堤清二さんを描いた
秀逸なノンフィクション。

著者は日経ビジネス副編集長で、20年以上に
わたってセゾングループと堤清二さんを
取材し続けてきた、鈴木哲也さんです。

まず、目を引くのが『セゾン』という
どストレートなタイトル。

そして、帯に目をやると、推薦の言葉を
書いているのは、1980年代に西武百貨店の
斬新なコピーを書いていた糸井重里さんです。

「じぶん、新発見。」、「不思議、大好き。」
などのコピーは今でも鮮明に記憶にあります。

更によく見てみると、表紙イラストを
描いているのは、山口はるみさんです。

山口さんはレコードジャケットのような
パルコを象徴するクールなイラストを
描いていた方です。

  「かつて堤が提唱した方向性は、小売業や
  サービス業、商業施設の開発など、
  消費に関わる産業で、今なお繰り返し、
  語られている。(中略)
  一見すると斬新に見えるマーケティングの
  試みも、セゾングループが30年以上前に
  手がけていたものの二番煎じだった――。
  そんな事例は、枚挙にいとまがない。」

堤さんは、最終的にセゾングループの
崩壊を招いていますから、決して成功者
とは言えません。

しかし、理念がすべてに先行する
圧倒的なパワーを持つカリスマ経営者でした。

その理念から生み出されるサービスは、
当時も今も異彩を放っています。

では、なぜ、このタイミングでセゾングループを
見直す必要があるのしょうか?

それは、複雑で閉塞感が漂う現代だからこそ、
その状況を打ち破るために、かつて堤さんが
考えた理念を見つめ直す必要があるのです。

  「セゾン文化が全盛だった1970年代から
  1980年代のように、一つの企業が消費者を
  啓蒙できる時代では、もうない。
  堤のような経営者が消費文化を先導できる
  わけでもない。
  ただ、堤とセゾングループがかつて持っていた
  特有のエネルギーを検証することは、
  未来の消費の行方を知る上で、大きなヒント
  となるはずだ。」

本書の第一章は、無印良品から始まります。

それは今、無印良品に通う顧客はまったく
意識していないと思いますが、無印良品は
堤さんの思考の結晶であり、堤さん自身の
分身のような存在だからです。

そして、最終章では多くの矛盾を抱え、
毀誉褒貶の激しかった、人間堤清二の
実像に迫ります。

「何を今さら、セゾンなんて」と決して
侮ってはいけません。

堤さんが持っていた先進的な理念と、
現実的に抱えていた闇、そしてグループとして
栄華を極めた後の、バブルと共に崩壊。

本書には、あらゆるドラマの要素が
パンパンに詰め込まれています。

題材が魅力的なのに加え、入念な取材が
行われていてます。

鈴木さんの力量も相まって、
本書は非常に面白いノンフィクションに
仕上がっています。

自信を持ってオススメできる一冊です。

この本から何を活かすか?

  「堤さんは、なりふり構わず野武士集団の
  ように攻めてくるダイエーに、いら立っていた」

これは西武百貨店の元幹部の証言です。

かつて堤清二さんと、ダイエーの創業者
中内功さんは、強烈なライバル関係にありました。

どちらも流通業界の歴史を変えた異端児であり、
カリスマ的な経営者でした。

この二人のライバル関係があったからこそ、
無印良品はダイエーへのアンチテーゼとして
生まれたとも言えます。

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| ビジネス一般・ストーリー | 06:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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姿勢も話し方もよくなる声のつくりかた――自然とみんなを惹きつける43のレッスン

満足度★★★
付箋数:20

  「あなたのよさを、一瞬で伝える方法が
  あります。けれど、こんな素敵で素晴らしい
  ことを、まだ多くの人が知らずにいる。
  だから、僕は非常に “もったいない” と
  思うのです。
  この本では、第一印象で好きだとか
  信頼できると思ってもらえるようなコツを
  伝授していきます。誰でも、すぐにできる
  ことばかりです。」

一瞬でよさを伝える方法とは、声の出し方と
姿勢の取り方を変えることです。

この2つは、舞台芸術の基本中の基本。

  「プロが “最初に叩き込まれる基本” を、
  この本では普段の生活に役立つよう、
  そして誰でもすぐに実践できるよう、
  大事なポイントだけギュッと凝縮して
  お伝えしましょう。」

著者の中西健太郎さんは、メディアトレーナー、
ボーカルディレクターとして活躍する方。

有名な歌手やキー局のアナウンサーなどを
トレーニングするカリスマトレーナーです。

本書では、自然と人を惹きつける声の
つくり方と、姿勢のとり方を、
43のレッスンで伝えます。

当ブログでは、9月12日の記事で
近藤名奈さんの『一流の人は、なぜ話し方
よりも「声」を大切にするのか
』を紹介しました。

この本も「いい声」を出すための本でした。

本書と共通して言っていたのは、人の体は
「楽器」と同じなので、いい声を出すためには、
「姿勢」が大事であるということ。

近藤さんの本を読んだときに信じなかった
訳ではありませんが、2人の専門家が同じことを
言っていると、「やっぱり、そうなんだ」と
確証が持てました。

  「基本の姿勢は、胸を張りすぎず自然に開いて、
  背骨にしっかり頭を乗せます。すると、音源
  (声帯)の下に空洞ができて、一番大きな空洞
  である胸腔が響きやすくなります。
  これだけでも、声の響きがぜんぜん違います
  ので試してみてください。さらに、口腔を
  響かせると、もっと声の響きは変わってきます。」

中西さんのレッスンでは、声を変えるような
指導は行いません。

その人に合った、声の出し方に導きます。

面白いと思ったのは、「陰陽思想」の二元論で
分類していることです。

陰とは、動きが少なく受動的な状態。
陽とは、動きが多く能動的な状態。

どちらが良いとか悪いとかではなく、その人の
魅力や個性、あるいは仕事の性質に合わせて、
陰または陽の声の出し方を指導します。

また、トレーニングすると、声を自分が
目指す場所に届けられるようになると
中西さんは言います。

例えば、体は前を向いたまま、声だけは
後ろにも届くように意識する。

そうすると、姿勢や声の響き方がずいぶん
変わってくるようです。

あと、歯磨きのときに、「ある場所」を
一緒に磨くと、発声の感覚が格段に良くなる
ことが紹介されていました。

その「ある場所」とは、口蓋(上あご)
歯茎、舌の3ヶ所です。

これらはデリケートな場所なので、磨くと
いうより、軽くトントン叩く程度に刺激すると、
周辺の感覚が敏感になり、発声をコントロール
しやすくなるそうです。

  第1章 みんなを惹きつける「声」の魔力
  第2章 気持ちいい声を出すための
     「姿勢」のレッスン
  第3章 気持ちいい声を出すための
     「呼吸」のレッスン
  第4章 印象が上がる話し方とは?
  第5章 魅力的な声になる4つのトレーニング

本書のレッスンは実践しやすいので、
あなたの第一印象をよく変えるための、
即効性がある本だと思います。

この本から何を活かすか?

近藤さんの『一流の人は・・・』では、
写真付きで姿勢のとり方を解説していました。

一方、本書で中西さんは、Youtube動画で
発声法、姿勢のとり方を解説しています。



本書用に8本の動画がアップされています。

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| ノウハウ本 | 05:51 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

満足度★★★
付箋数:24

あなたの会社では、本当に実力のある人が、
正当に評価され、それに見合った出世を
していますか?

本当はそうあって欲しいものですが、
現実は違うことが多いようです。

  「 “実力がある” から、よいポジションを
  手に入れられるのではなく、 “実力があると
  周囲が錯覚する” から、よいポジションを
  手に入れられているという部分が大きいのだ。」

本書では、本当に実力がある人を「実力タイプ」、
実力はないが、実力があるように見せかける
能力のある人を「錯覚力タイプ」と呼びます。

この2つのタイプ、年数が経つほど、
出世していくのは、どちらでしょうか?

一時的には、錯覚力タイプが会社を騙せても
年数が経つとメッキが剥がれ、実力タイプが
出世すると考える方が多いのではないでしょうか。

しかし、会社は実力タイプよりも、
錯覚力タイプのほうが有能だと認識するので、
錯覚力タイプは実力タイプよりも、よりよい
ポジションや成長のチャンスを手に入れます。

錯覚力タイプは、エリートコースに乗り、
いい先輩の丁寧な指導を受け、重要な仕事を
任されるので、本当の実力をアップする機会に
恵まれます。

一方、実力タイプは会社にその実力が
認められていないので、重要な仕事をする
機会にも恵まれず、ろくな経験が積めず、
実力が伸び悩みます。

その結果、数年経つと本当の実力においても
錯覚力タイプが、実力タイプを追い抜く
ことになります。

これが繰り返され、錯覚力タイプと実力タイプ
の差は年数と共に、どんどん広がっていく。

  「 “錯覚資産によってよい環境が手に入り、
  よい環境によって実力が育ち、実力がある
  からそれが成果を生み、その成果を利用して
  さらに錯覚資産を手に入れる” というループが
  回ることで、錯覚資産が雪だるま式に
  増えていくとう構造があるのだ。」

本書で言う「錯覚資産」とは、人々が自分に
対して持っている、自分に都合のいい
「思考の錯覚」のことです。

この思考の錯覚は、本人は自分が錯覚して
いるという自覚がありません。

特に、「自分だけは大丈夫」と思っている
人ほど、思考の錯覚に陥りやすいようです。

本書は、2つの目的で書かれています。

1つ目は、「実力主義」の欺瞞を暴くこと。

  「年功序列が崩壊し、男女平等が実現し、
  インターネットによって、誰でも平等に
  チャンスが与えられるようになり、誰もが、
  本当の価値、本当の実力で評価される
  世の中になってきている。
  そんなことを言う人たちが、どんどん
  増えてきている。
  それが本当なら、まったくけっこうなことだ。
  しかし、現実は異なる。
  自分より実力のない人たちが、自分より評価
  されるなんてことは、いくらでもあるのだ。」

2つ目は、成功法を伝えること。

  「 “世の中、実力主義になんてなっていない” 
  という身も蓋もない現実を踏まえたうえでの、
  リアルな成功法だ。
  具体的には、思考の錯覚を理解し、
  錯覚資産の生成・操作・運用方法を理解し、
  有害な思考の錯覚を取り除くことで、
  仕事や人生においての成功確率を、
  飛躍的に上げる方法を書いた本だ。」

著者のふろむださんは、延べ数百万人に
読まれたブログ『分裂勘違い君劇場』を
書いているモンスターブロガーです。

本書は、ふろむださんの衝撃のデビュー作。

ふろむださんは、非常に人を惹きつける
文章を書くので、多くの「信者」が生まれる
ことは容易に想像がつきます。

その分、アンチも多くなるハズですから、
本書は好きな人、嫌いな人にハッキリと
分かれる本だと思います。

この本から何を活かすか?

あなたは、「ハロー効果」をご存知ですか?

ハロー効果とは、認知バイスの一種で、
その人の何か1点が優れていると、後光がさして、
何もかもが優れて見えてしまうような錯覚のこと。

ここで、ハロー効果のことを知っていた
という方は、要注意です。

  「 “ハロー効果ね。ああ、知っている” 
  と言う人のほとんどは、あいかわらず
  ハロー効果に引きづられて、誤った認識や
  判断をしているということだ。」

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 成功哲学 | 05:56 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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