活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


2018年06月 | ARCHIVE-SELECT | 2018年08月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

読書という荒野

満足度★★★
付箋数:25

何のために、読書をするのか?

それは、読書によって「言葉」を得るため。

  「人間は、言葉で思考する。言葉を使って
  自らの生や死について考え、相手に想いを
  伝える。人を説得し、交渉し、関係を
  切り結ぶ。そして人生を前に進めていく。」

言葉は、人生の大きな武器となります。

選び抜いた言葉を使うと、人の心を揺さぶり、
人を動かすことさえもできます。

  「この本のテーマは、読書論である。
  僕の人生と、その人生のなかで読んできた
  膨大な数の本について語ることで、
  一人の人間がいかにして自分の言葉を獲得し、
  言葉によって道を切り開いてきたかを
  明らかにしていく。」

著者は、出版界の革命児とも呼ばれる、
幻冬舎代表取締役社長の見城徹さん。

強烈な個性で知られる見城さんですが、
本書にも、荒々しい言葉が並んでいます。

血で血を洗う、読書という荒野。

そこを圧倒的なエネルギーで突き進んできた、
言葉を知った野獣が書いた本という印象。

本書は、そんな見城さんの自伝的読書論です。

見城さんは、「自己検証」、「自己嫌悪」、
「自己否定」の3つがなければ、
人間は進歩しないと言い切ります。

この3つは、人生を進めるための三種の神器。

  「人は表現するときに言葉を選び取る。
  この作業は苦しく、否応なしに自分を否定し、
  自分の未熟さを見つめ直すことを余儀なく
  される。しかしこの三つを繰り返した
  先にしか、人の成長はないのだ。」

この三つを繰り返すために必要なのが読書。

本の中には、1人の人間が一生で経験する
ことができないほど経験や葛藤、苦悩が
詰め込まれています。

苛烈な環境で戦う人々に出会うことができます。

その読書体験を通じて、自己検証、自己嫌悪、
自己否定を繰り返し、人生を先に進めるための
血肉化した言葉を得ることができるのです。

だから、読書の量が人生を決めると言っても、
決して言い過ぎではありません。

本書は、こんな高いテンションで
書かれているので、毒にも薬にもなる
本だと思います。

ただし、ベストセラーにもなった、
たった一人の熱狂』とベースは一緒なので、
その本を読んでいるかどうかで、
本書の評価は分かれることでしょう。

私は、編集者として見城さんが惚れ込んだ
作家を紹介する本として読みました。

そこには、才能溢れる作家との出会いがあり、
見城さんの絶賛する言葉を聞くと、
すぐにでも彼らのの本を読みたくなります。

見城さんの、人生に大きな影響を与えた作家は、
ヘミングウェイさん、五木寛之さん、
石原慎太郎さん、大江健三郎さんなど。

そして、編集者として一緒に仕事をした、
ベストセラー作家は、百田尚樹さん、
宮本輝さん、北方謙三さん、村上龍さん、
林真理子さん、山田詠美さんなど。

見城さんが、これらの作家と一緒に仕事が
できるようになったのは、編集者として
「圧倒的な努力」をしてきたからです。

  「人が寝ているときに眠らないこと。
  人が休んでいるときに休まないこと。
  どこから始めていいかわからない、
  手がつけられないくらい膨大な仕事を
  一つひとつ片付けて全部やりきること。
  それが圧倒的努力だ。
  努力は、圧倒的になって初めて意味がある。」

見城さんの情熱と濃い人生が詰まっている
表現だと思います。

  はじめに 読書とは「何が書かれているか」
      ではなく「自分がどう感じるか」だ
  第1章 血肉化した言葉を獲得せよ
  第2章 現実を戦う「武器」を手に入れろ
  第3章 極端になれ! ミドルは何も生み出さない
  第4章 編集者という病い
  第5章 旅に出て外部に晒され、恋に堕ちて
     他者を知る
  第6章 血で血を洗う読書という荒野を突き進め
  おわりに 絶望から苛酷へ。認識者から実践者へ

この本から何を活かすか?

本書で紹介されていた本で、私が読みたいと
思ったのが、ホセ・トレスさんが書いた
『カシアス・クレイ』です。

しかし、この本は1972年に刊行されたもので、
現在は入手困難な状態でした。

図書館で調べても所蔵はありませんでした。

トレスさんが書いたボクシング物では、
『ビッグファイト、ビッグマネー』が
図書館にあったので、とりあえず、
こちらを読んでみることにしました。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 読書法・速読術 | 06:02 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |