活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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いい緊張は能力を2倍にする

満足度★★★★
付箋数:28

あなたは、「緊張」しやすい方ですか?

もし、あなたの答えが「はい」でも、
安心してください。

緊張しやすいのは、あなただけではありません。

あるアンケート調査によると、20歳以上男女の
実に「82%以上」の人が、緊張しやすいと
答えているそうです。

では、緊張は、良いものでしょうか、
それとも悪いものでしょうか?

この問いに関しては、およそ100年前の
心理学実験から、答えは明らかになっています。

最高のパフォーマンスを発揮するためには、
適度な緊張は欠かせません。

  「 “敵” なのは “過緊張” の状態であり、
   “適正緊張” の状態は、私たちの最大の味方
  になってくれるのです。」

緊張を毛嫌いせず、「味方」であることを
知るだけで、パフォーマンスは改善します。

本書は、緊張を味方にして最高のパフォーマンス
を発揮するための本です。

過緊張にならないようにコントロールして、
普段以上の力を発揮する方法を指南します。

著者は、精神科医の樺沢紫苑さん。

樺沢さんが執筆する本は、情報が盛り沢山で、
いつも得られるものが多くあります。

ハズレがないことは分かっていましたが、
今回の本も「完全なアタリ」です。

さて、緊張について科学的に分析すると、
その原因は、たった3つしかないと、
樺沢さんは指摘しています。

1つ目は、「交感神経が優位」になること。

神経には、交感神経と副交感神経があります。

この2つの神経で、副交感神経よりも
交感神経の方が優位になると、心拍数、血圧、
呼吸数、体温が上がり、筋肉は緊張します。

2つ目は、「セロトニンが低い」こと。

脳内物質セロトニンは、脳内の調整役にも
なっていて、この物質が多く分泌されると、
落ち着き、平常心がもたらされます。

瞑想状態に入ったり、朝の森林浴などで
分泌される物質で、これが足りないと、
うつ病になってしまう可能性もあるようです。

3つ目は、「ノルアドレナリンが高い」こと。

ノルアドレナリンもセロトニン同様、
脳内物質の1つで、一瞬で正しい判断を行う
ためのものです。

原始人が猛獣と出会ったときに出る脳内物質。

闘うか、逃げるかを一瞬で判断しなければ
ならない、緊急事態に遭遇したときに、
分泌されるのが、ノルアドレナリンです。

ちなみに、これに似た物質でアドレナリンが
ありますが、どちらも「闘争か逃走か」を
判断する物質です。

その違いは、危機に直面したときに、
脳に働くのがノルアドレナリンで、
身体機能に働くのがアドレナリンです。

本書では、副交感神経の切り替え術を7個、
セロトニンの活用法を7個、ノルアドレナリン
のコントロール術を11個紹介しています。

この3つの原因に対して、しっかりと対策を行えば、
緊張は完全にコントロールできるのです。

また、メンタルの切り替えによっても
緊張は緩和されるので、マインドチェンジ術も
8つ紹介されていました。

  1. 「相手のため」を意識する
  2. 感謝する
  3. 目的にフォーカスする
  4. ハグする、手を握る
  5. 対処法を明確にする
  6. 完璧主義から、最善主義へ
  7. 緊張するかどうかは「前日までに9割決まる」
  8. 最後は神頼み

本書は、脳科学的に、あるいは心理学的に、
正しい緊張コントロール法を解説し、
さらにシチュエーション別の対応策も紹介します。

緊張を味方につけるための決定版なので、
緊張し過ぎる方には、お勧めしたい一冊です。

この本から何を活かすか?

  戦場カメラマン式緊張緩和法

ものすごくゆっくり喋ることで知られる、
戦場カメラマンの渡部陽一さん。

彼の話し方は、副交感神経を切り替えて、
緊張を緩和するためには有効であると、
紹介されていました。

早口になると、呼吸が浅くなり交感神経が
優位になるので、人前で話すときには、
「話すスピードを3割ダウン」することを
意識するといいようです。

渡部さんの話し方はインパクトがあるので、
あれをイメージするといいんですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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