活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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Work in Progress デジタルマーケティングで大切なこと

満足度★★★
付箋数:24

以前は、「Webマーケティング」という
言葉が使われていましたが、最近では
「デジタルマーケティング」という表現を
耳にする機会が多くなりました。

Webマーケティングとデジタルマーケティングは、
一体、どのように違うのでしょうか?

2つの違いは、扱うチャネルと
活用するデータの種類にあります。

Webマーケティングは、Webサイトを軸に考える
マーケティングのことで、サイトのアクセス履歴
をデータとして活用していました。


一方、最近使われるデジタルマーケティングは、
チャネルはWebサイトだけに留まりません。

活用するデータは、Webアクセス履歴はもちろん、
他にもスマホやタブレットのアプリ、
IoTから収集されるデータなども活用します。

マーケティングの対象として扱う範囲が、
格段に広がったことで、デジタルマーケティング
という表現が使われるようになりました。

  「本書は、環境が変化する中で、
  私がデジタルマーケターにとって特に大切だと
  考えていることを、デジタルマーケターと
  しての視点で記述しています。
  扱うトピックの範囲も多岐にわたりますが、
  根底にある全体を貫く考え方を示しつつ、
  それぞれにどう対峙すべきか、そのヒントを
  まとめました。」

著者は、リクルートでデジタルマーケティングを
担当し、AIボット「パン田一郎」を生み出した
板澤一樹さんです。

テレビCMでは「バイトするならタウンワーク」
シリーズを手掛けた、有名なマーケターの方です。

デジタルマーケティングの世界は常に変化し、
止まることがありません。

その変化にどのようなスタンスで向き合うかが、
デジタルマーケティングのポイントとなります。

そこで変化に対応するために、
板澤さんが一番の基本として挙げているのが、
「検証可能性を高める」ことと「実験を通して
改善を重ねる」ことです。

効果測定にこだわり、A/Bテストを繰り返し、
改善を重ねるのが基本中の基本。

では、それを実行するデジタルマーケターには、
どうのような資質が必要なのでしょうか?

板澤さんは、デジタル領域で本質的に必要な
2つの資質を本書で挙げています。

1つ目は「計数感覚」。

一般的には、財務諸表や事業で発生する数値の
変化から、経営への影響を推測できる能力の
ことを指します。

しかし、本書では数値の変化から実際に
サイトで起きていること、広告運用に
影響することなど、「何が起きているのか」、
「何が要因なのか」を推測できる能力のこと
として定義されています。

2つ目は「ファクト志向」。

これは憶測や勘ではなく、常に何が起きているか
を把握し、ファクトベースで思考する姿勢を
指します。

この2つの感覚を使って、絶対的な正解が存在
しないデジタルマーケティングの世界で、
期待値をコントロールするようにPDCAの
サイクルを回していきます。

このように常にデータを見ながら改善して
いくのが、本書のタイトルにもなっている、
「Work in Progress(進行中)」の考え方です。

本書では、これまで板澤さんが経験してきた
ことから、デジタルマーケティングで大切なこと
が非常にうまくまとめられています。

 第1章 デジタルマーケターが持つべきスタンス
 第2章 顧客を知るための調査のキホン
 第3章 ユーザーの声を聴き、すばやく変化する
 第4章 KPIの設計とモニタリング
 第5章 リスクとリターンをコントロールする
 第6章 計数感覚とファクト志向
 第7章 テレビCMとPDCA
 第8章 データを組織の共通言語にする
 第9章 雑談できるボット「パン田一郎」
    プロジェクト
 第10章 ソフトウェア開発を「強み」とする
 第11章 今すぐAIを使いたいマーケターのために

この本から何を活かすか?

デジタルマーケティングの基本の1つは、
KPI(key performance indicator)の
マネジメントです。

本書では、KPIの設定手順について、
以下の3ステップで説明されていました。

  手順1. 要素を洗い出す
  手順2. 指標の選定
  手順3. 指標の相互作用を見極める

個人的には、意外とやられていないのが、
3番目の「KPIごとの相互作用の見極め」
だと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| マーケティング・営業 | 05:48 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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