活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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弁護士だけが知っている モメない33の方法

満足度★★★
付箋数:21

「モメごと」は誰にとっても嫌なものです。

モメた結果、最後は自分の思い通りに
なったとしても、神経をすり減らし、
多くのエネルギーを使うことになります。

モメた結果、自分の思った通りの結果に
ならなかった場合は、もっと最悪。

モメることで精神的に疲弊し、
しかも自分では納得できない結果しか
得られないわけですから。

どちらの結果になるにせよ、
できるだけモメごとは避けたいものです。

では、なぜ、モメごとは、生まれるのか?

  「モメごとというのは、最初からモメごとで
  あったわけではありません。そこには数多くの
  要因があり、それが積もりに積もって、
  大きな問題へと変わってしまうのです。
  深い悩みを抱えている相談者の方々と
  話を続けているとわかるのですが、
  決定的な争いに発展する前の段階で、
   “小さなモメごと” が数多く積み重なって
  いる場合が大変多いのです。」

モメごとが起きたときに、最後に頼るのは、
弁護士です。

本書の著者、弁護士の佐藤大和さんの
事務所には、これまで様々なトラブルの相談が、
持ち込まれてきました。

佐藤さんは、その解決の手伝いをする中で、
9割のトラブルは、大きなモメごとになる前に、
簡単になくすチャンスがあったことに
気づきました。

  「もちろん、問題が大きくなってしまったら、
  それを解決するのは法律事務所の仕事です。
  しかし、モメごとが小さいうちは、
  コミュニケーションを少し変えるだけで、
  驚くほどたやすく解決してしまうものなのです。」

本書は、佐藤さんが弁護士として、
依頼人から受けた数多くの相談の経験から、
モメごとを起こさないコミュニケーションの
ノウハウをまとめたものです。

まず、人間関係が円滑な人は、次の8つのことを
知っていると言います。

 1. 人間は偏見のかたまりであることを知っている
 2. 自分がワガママな人間であると知っている
 3. 自分のストレスの正体を知っている
 4. 自分が何に喜びを感じるのかを知っている
 5. 人間関係のルールには正解がないことを
  知っている
 6. 夜は考えごとに向かないことを知っている
 7. 人は無視してもいいということを知っている
 8. 最後は逃げ出していいということを知っている

これらのことを知っておくだけで、
他人とモメることがグッと減ります。

この中で私が気になったのは、8番目の知恵です。

佐藤さんが、相談者の話を聞いていると、
「相手の感情にそこまで付き合う必要はない」
と思うことがしばしばあるようです。

踏み込みすぎたり、近づきすぎたりして、
必要以上に他人との関係で傷ついている人が
多いようです。

他人の感情に振り回されないよう、ときには
相手の感情を無視することも必要なのです。

また本書では、「無駄にトラブルを起こさない
ための15の技術」と「起こってしまった
モメごとを解決する10のトラブル対応術」
が紹介されています。

これらはいずれもコミュニケーションの
知識と技術です。

コミュニケーションにおいては、実際にどう
対応するかも大切ですが、相手にどのように
見えているかの「演出」も大切です。

相手を変えることは簡単ではないので、
自分の行動をどうかえるかが、
アドバイスの中心となっています。

弁護士ならではのテクニックというより、
人として必要な本質的なコミュニケーション術
といった内容の本です。

この本から何を活かすか?

佐藤さんは、「賢い反論と自分の首をしめる反論」
があると言います。

いくら効果的な解決策を提示したとしても、
相手が怒っている状態では、まともに聞き入れて
もらえません。

そこで相手への反論は、喧嘩をするためではなく、
お互いの怒りを鎮めるために行います。

まずは、相手を責め立てないように注意して、
冷静に話せる状況をつくります。

その上で、双方にメリットのあるWin-Winな
解決策を提案するのです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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