活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


2018年01月 | ARCHIVE-SELECT | 2018年03月

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経済成長という呪い

満足度★★★
付箋数:21

原題「Le monde est clos et le desir infini」
直訳すると「閉じた世界と無限大の欲望」。

本書は、ダニエル・コーエンさんによって、
2015年8月にフランスで刊行された本の邦訳本。

「欲望と進歩の人類史」という日本版の
サブタイトルが、内容を的確に表しています。

ダニエル・コーエンさんは、フランスを
代表する経済学者であり思想家です。

日本でも有名なトマ・ピケティさんや、
ジャック・アタリさんと並び称される方。

  「現代の宗教ともいえる経済成長は、人々の
  衝突を和らげ、無限の進歩を約束する妙薬だ。
  人々は自分にないものを欲しがる。
  そのような人々の暮らしにおけるありふれた
  惨事を解決してくれるのが経済成長だ。
  ところが残念なことに、少なくとも西洋諸国では
  経済成長は断続的にはかないものにすぎない…。
  バブル後には大恐慌、大恐慌の後にはバブルが
  発生する。政治家は、雨乞いをする呪術師の
  ように天を仰いで経済成長を願う。
  彼らは経済成長の期待を裏切ると、国民の恨みを
  買う羽目になるからだ。」

資本主義経済は、「人々の欲望」という名の
エンジンで走っています。

好況と不況の波はあるものの、人々の欲望が
ある限り、私たちの世界は経済成長はするもの
と考えられてきました。

しかし、ここに来てその大前提に疑問が
投げかけられています。

それはデジタル革命が、経済成長をもたらして
いるとは言えない状況があるからです。

果たして、経済が成長しなくなっても、
現代社会は存続することはできるのでしょうか?

サメやマグロ、カツオといった回遊魚は、
泳ぐのをやめ、止まると死んでしまう魚です。

こういった回遊魚と同じように、
経済成長し続けないと、現代社会は死んで
しまうのでしょうか?

この問に答えるために、本書では、
「人間の欲望と人類史を理解する」という
壮大な視点からのアプローチを試みます。

人類史は、それはそれで面白いのですが、
あまりに視点が壮大過ぎて、
「あれ、テーマはなんだっけ?」
と思い返さないと、何が目的だったか
わからなくなってしまうほどです。

もちろん、800万年前のヒトがこの世に
現れたところから人類史を振り返っても、
明快な答えは出てきません。

ですから、簡潔に答えの欲しい方には
もやもやした印象が残るでしょう。

映画でいうと、単純なハリウッド映画ではなく、
余韻を大事にするヨーロッパ映画のような
イメージでしょうか。

また、当たり前のことですが、コーエンさんは
フランス人なので、人類史が現代に近くなると、
フランス視点で語られています。

私たち日本人が読むと、それがボヤッとしか
わからない一因にもなっています。

私たちは、無限の欲望という「呪い」から
逃れられるのか。

こういった根源的なテーマを扱った本は、
現代社会が経済成長の踊り場にいるからこそ、
求められているのでしょう。

本書では、コーエンさんのマクロな視点と
ミクロな視点が織り交ぜられていて、
かつ、それがうまく切り替えられているので、
不思議な印象を与える本でした。

  序論 経済成長なき進歩はありうるのか
  第1部 経済成長の源泉
  第2部 未来だ、未来だ
  第3部 進歩を考察する
  結論 トライアングル地獄からの脱出と超越

この本から何を活かすか?

私が本書で意外に感じたのは、
「どうすればデンマーク人のようになれるのか」
について論じられていた点です。

デンマークがポスト工業社会へうまく移行した
例として挙げられるのは、違和感がありません。

それをフランス人が語っていることが、
私にとっては意外な点でした。

コーエンさんは、デンマーク社会を
絶賛しているので、デンマークについて
もう少し詳しく知りたいと思いました。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 経済・行動経済学 | 05:49 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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「おカネの天才」の育て方 一生おカネに困らないために、親が子供に伝えるべき「おカネの話」

満足度★★★
付箋数:24

子供に金銭感覚を身につけさせる方法として、
お小遣い制が役に立つと思っていませんか?

あるいは、子供にお金について学ばせるために、
10代のうちから株取引口座を与えて、
株式市場について教えようとしていませんか?

私たちは、お金について教わる機会が、
ほとんどありません。

そのため、お金の教育に関しては、
多くの「間違った思い込み」があります。

本書は、親が子供に教えるべきお金のこと
についてまとめた本です。

  「あなたの子供もおカネの天才になれる。
  ちょっと説明させてほしい。
  パーソナルファイナンスに関して、
  ほとんどの人が知らないことがある。
  それは、学ぶべき大切なことはほんの少し
  しかない、ということだ。
  賢いお金持ちにはそれがわかっている。
  問題は、一般の人(とその子供)に、
  必死でその教えを忘れさせようとする輩が
  いるということだ。」

本書では、就学前、小学生、中学生、高校生、
大学生、そして社会人の6つの年齢層に分けて、
お金との正しい付き合い方を説明します。

著者は、アメリカでパーソナルファイナンスの
第一人者として活躍するベス・コブリナーさん。

オバマ大統領の金融教育諮問委員会のメンバー
も務めた女性です。

セサミ・ストリートに出演して、
エルモに貯蓄を教えたこともあるようです。

コブリナーさんは、最初に子供とお金の話を
するときの14のルールを示しています。

 1. まだ早いと思う時期から話を始める
 2. 年齢に見合ったことを教える
 3. エピソードを話す
 4. 数字を使う。数字嫌いでもかまわない
 5. 自分のおカネのしくじりについてウソを
  ついてはいけない。
  ただし、あけすけすぎてもいけない。
 6. いくら持っているかについて、ごまかさない
 7. おカネに関する親の弱みは脇に置く
 8. 夫婦の間のおカネのもめごとは、子供に
  見せない。子供を間に立たせない。
 9. 子供におカネばかり与えていると、
  おカネのスキルは身につかない
 10. 家族のみんながおカネの会話に参加する
 11. 男女格差を作らない
 12. セレブのリアリティ番組を見せない。
  子供にそんなライフスタイルを真似させる
  ことになってしまうから
 13. 時と場所を選んで話し合う
 14. 子供の前で大盤振る舞いをしない

お金に関しては、何でも子供に打ち明ける
ことがいいわけではありません。

当然、子供には教えなくていいこともあります。

例えば、親の収入。

実際に親がいくら稼いでいるかを具体的に
子供に教える必要はありません。

こういった点、ひとつひとつについて、
なぜそうすべきなのか、あるいは
そうすべきでないのかについて、
本書では、細かくアドバイスしてくれます。

親がお金に関して、あまり詳しくなくても、
本書は原理原則にそった教え方をしているので、
子供と一緒に学んでいくことも可能です。

本書は、貯金や節約だけの話に偏ったり、
あるいは投資の話だけに偏ったりすることなく、
全体的にバランスよく書かれていると思います。

ただし、アメリカと日本では、お金に関して
いくつか事情が異なるので、その点は考慮して
読まなければなりません。

特に教育費と医療費は、大きく環境が違います。

その点を割り引いて見ても、
本書は、なかなかいい本だと思います。

この本から何を活かすか?

コブリナーさんは、本書で「保険」についても、
語っていますが、その中で入る必要のない保険
についても言及しています。

その1つが、日本でもよく見られる、
「家電の延長保証」です。

  「企業にとってはドル箱だが、消費者にとっては
  たいてい損になる。」

買ったばかりの商品が壊れたらもったいない
という気持ちで入ってしまう人もいますが、
コブリナーさんは、「入る必要なし」と
一刀両断しています。

私も、家電の延長保証は必要ないと考えています。

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| マネー一般 | 05:46 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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統計学図鑑

満足度★★★
付箋数:25

  「今の世の中、私たちの身の回りで “統計学” 
  が重要になってきています。名前は聞くけれど、
  一体何をどうすればわからない。
  授業で習った気もするけれど、実際にどんな
  手法を選べばいいのかわからない。
  そう思っていないでしょうか?
  この『統計学図鑑』は、そんな私たちが
  イラストと丁寧な解説で “統計学” の基礎から
  応用まで、しっかり学ぶことができます。
  きっと難しい事はありません、統計学の世界へ
  出かけてみましょう。」

本書は、「図鑑」というだけあって、
かなり広範囲の統計学の内容がカバーされた
本です。

イラストが多用されているので、内容について
イメージがしやすい本だと思います。

著者は、『入門 統計学 ?検定から多変量解析
・実験計画法まで?
』が好評だった、
千葉大学大学院嚥下医学研究科教授の
栗原 伸一さん。

同じ研究科の同僚で准教授の丸山敦史さん
との共著です。

では、本書から「実験計画法」の説明を
見てみましょう。

  「実験計画法とは、成功する実験を計画する
  ためのルール集です。
  そのルールは、R・フィッシャーによって
  3つの原則(反復、無作為化、局所管理)
  に整理されます。
  また、実験計画法には、部分的な実験で
  すませたり、分析に最低限必要なデータ数
  を決める方法など、効率的な実験を計画する
  方法も含まれています。」

実験には、失敗と成功があります。

実験の失敗とは、実験後の分散分析において、
効果がないのにあると誤ったり、
効果があるのにないと見落としたりすること。

実験の成功とは、それとは逆に、要因効果が
あるときに、それをきちんと検出できる
ことをいいます。

フィッシャーさんの3原則に従えば、
実験の失敗を防ぐことができるのです。

反復の原則とは、分散分析に必要な
誤差分散を評価するため、同じ水準
(群、処理)内での実験を繰り返すこと。

無作為化の原則とは、本来は誤差とする
要因が、系統だって(方向性を持って)
実験計画に入り込まないよう、実験空間の
配置や時間の順番を無作為に並び替える
ことです。

局所管理の原則とは、空間的・時間的な
実験の場を小分け(ブロック化)にして、
その中で実験を一通り実施し、分析する
ことです。

このように文字の羅列だけで説明すると、
いたって平凡に感じてしまいますが、
それを豊富なイラストや図表で補足して
いるのが本書の最大の特徴です。

レベル的には「授業で習った気もするけれど」
といった人に丁度いい感じです。

つまり、統計を授業で習っているので、
理系出身の方ということができます。

数学で使うΣなどの記号や式は、
当たり前のように登場します。

いくら平易に説明しているといっても、
これまでの人生で数学を避けてきた方
には、正直、キツイと思います。

多少、統計をかじっている方が、
自分の知らない分析や検定方法を
ざっくり掴むのにも適していると思います。

個人的には、丁度よいレベルの本でした。

この本から何を活かすか?

  「統計学を学んだ人たちに “もっとも偉大な
  統計学者をひとりあげよ” と聞いたら、
  誰もがフィッシャーを選ぶのではないで
  しょうか? フィッシャーは分散分析だけで
  なく、仮説検定やp値、自由度という、
  現代の推測統計学にはなくてはならない
  手法や概念、そして母数推定法の1つである
  最尤法(さいゆうほう)を考え出しました。」

これは、本書のコラムとして掲載されている
ロナルド・フィッシャーさんの「偉人伝」
からの抜粋です。

全部で8組9人の偉人伝が掲載されていて、
これで統計学の歴史の大枠もわかるので、
なかなかいいコラムになっています。

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| 数学 | 05:37 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ポスト平成のキャリア戦略

満足度★★★
付箋数:24

  「この本のテーマはずばり、 “ポスト平成の
  時代に若者はどんなキャリア戦略を描くべきか” 
  ということです。なぜ “ポスト平成” を強調
  するのかというと、最近 “昭和モデル” 、
  さらには “平成モデル” の陳腐化や崩壊の
  気配をひしひしと感じるからです。
  過去数十年で言うと、日本人の仕事観に
  与える影響がとくに大きかったのは、
  山一證券やリーマンショックだったと思います。
  それに比肩する変化、よりおおげさに言うと、
  明治維新や戦後復興なみの大変化が訪れる
  のではないかと読んでいます。」

本書は、「これからどう生きるべきか」の
キャリア戦略についての対談本です。

なぜ、新しいキャリア戦略が必要なのか
というと、昭和の考えは言うに及ばず、
平成の考えも、過去のものになっているから。

それらに縛られていては、今後生きていく上で、
足枷にしかならないのです。

対談したのは、経営共創基盤(IGPI)取締役
マネージングディレクターの塩野誠さんと、
NewsPicks編集長の佐々木紀彦さんです。

佐々木さんが、塩野さんをゲストに迎えて
対談した形になっています。

お二人は、まず、これから起こる大変革に
ついて語り、その後、20代・30代・40代と
年代別にキャリア戦略を提示します。

塩野さんは、AIやロボットの進化で自動化
できることが増えてくると、ヒューマンタッチ
(人間味)やハイタッチ(感性)の価値が
相対的に高くなると予想します。

これまでの人を評価する物差しが変わります。

そんなポスト平成の時代に求められるのは、
「ハングリー&ノーブル」な人材だといいます。

この2つは両立するのが、なかなか難しい。

  「ハングリーさがないと事を成せないですし、
  何でも貪欲に吸収し、決断する度胸も
  持てません。その一方で、ノーブルさがないと、
  悪いことをしてしまう。」

貪欲に金銭や名誉を求めるハングリーさが
旺盛な人はいます。

また、公の精神を持ち、高貴な気概に満ちた
ノーブルな人もいます。

しかし、この両方を兼ね備えた
「野蛮な貴族」は、なかなかいません。

どんなにハングリーで、儲ける才能があっても、
高貴さがないと、得た富も地位も上手に使えず、
最後には自滅してしまいます。

お二人は、過去にハングリーさとノーブルさを
両立させた人物として、次の方々の名前を
挙げています。

白洲次郎さん、吉田茂さん、緒方貞子さん、
盛田昭夫さん、本田宗一郎さん、松下幸之助さん。

昭和の時代を生きた本物リーダーには、
ハングリーさとノーブルさがありました。

また、そのバランスを欠いていた人物としては、
堀江貴文さん、村上世彰さんの名前を挙げています。

  「堀江氏はパブリック(公益)がなく、
  リバタリアン(自由至上主義者)に見えます。
  リバタリアンたる自分は、大変楽しい。
  そして “楽しく自由な個には誰でもなれる” 
  という主張に、ファンがついてくるという
  現象です。個としての欲望に忠実で、多くの
  ファンに憧れや夢を持たせるのはよいことだと
  思います。ただ、自分の能力をパブリックに
  活かす発想はないように見えます。」

この堀江さんの分析には、説得力がありました。

自分のエゴを越えなければ、偉大なリーダー
にはなれないのです。

各年代への指南も的を射ていて、
かつ、上を目指したい人にとっては、
非常に刺激的な対談だと思います。

この本から何を活かすか?

塩野さんは、「AIブームはあと2年で終わる」
と予想します。

それは、AIがなくなるのではなく、
普通になって、空気のように日常に
入り込むという意味です。

インターネットが今では当たり前になった
ように、AIも普通になるのです。

そして、AIが一般的になった世界で、
ビジネスに最もインパクトがあるのは、
「エネルギー」の分野だと指摘します。

エネルギーは規模が大きいので、
AIによるコスト削減効果が大きいのです。

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| 仕事術・スキルアップ・キャリア | 05:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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UPSTARTS UberとAirbnbはケタ違いの成功をこう手に入れた

満足度★★★★
付箋数:27

2009年1月20日、ワシントンDC。

第44代アメリカ合衆国大統領、バラク・オバマさん
の就任式には、その歴史的瞬間を一目見ようと、
200万人近い人が集まっていました。

その中に、当時はまだ、ほとんど無名だった、
2つのグループが参加していました。

1組目は、ブライアン・チェスキーさん、
ネイサン・ブレチャージックさん、
ジョー・ゲビアさんの3人組です。

もう1つは、ギャレット・キャンプさんと
トラビス・カラニックさんの2人組です。

本書の2つの物語は、オバマ大統領就任式の
熱狂の日から始まります。

9年経った現在でも、この5人の名前を
聞いただけで、ピンと来る人は、
日本ではあまり多くないかもしれません。

実は、この2つのグループは、今をときめく
企業のアントレプレナー(創業者)です。

前者は、世界192カ国の33,000の都市で
80万以上の宿を提供している民泊サイトの
エアビーアンドビー(Airbnb)。

後者は、世界70カ国・地域の450都市以上で
展開する自動車配車ウェブサイトおよび
配車アプリを提供するウーバー(Uber)。

  「技術革新の大波を生み出したわけでは
  ないが、この8年間、だれよりも上手に
  この大波に乗り、利用してきたのが
  ウーバーであり、エアビーアンドビーである。
  売上高で見ても、市場価値で見ても、
  従業員数で見ても、両社ほど急速に成長した
  スタートアップはまずない。
  サンフランシスコの一角、1~2キロメートル
  しか離れていない場所に本社を置く両社は、
  インターネット史における第三の波を
  象徴する物語を紡ぎ出した。
  イノベーションによってデジタル世界が
  現実世界をもカバーしていくポストグーグル、
  ポストフェイスブック時代の物語だ。」

今、最も勢いのあるこの2社は、
設立した年や場所が近いだけでなく、
似ている点が他にもあります。

どちらも、グーグルやフェイスブック
のように高潔な目標を掲げて、
設立されたわけではありません。

最初はただ、自分たちの不満を解消したり、
ちょっとした小遣い稼ぎをしたかっただけです。

また、2社とも車に同乗するとか、家を貸すなど、
古くからあるアイディアに若干のひねりを
加えただけで、それまで接点のなかった人を
つなぎ、オープンな世界を生み出しました。

そして、両社とも、ほぼ常に論議を
巻き起こしてきました。

既得権者から大反対され、既存の法律や
規制の枠には収まりきらず、数多くの訴訟も
起こされてきました。

しかし、そんな混乱を巻き起こしながらも、
両社が急成長できたのは、利用者のニーズを
確実に捉えたからです。

ウーバーとエアビーアンドビーは、
いかにして、成功を掴んだのか?

この2社はどのような人物が創業し、
成功するまでに、どんなドラマがあったのか?

本書は、「シリコンバレーの破壊者」とも
呼ばれる2社の創業からの歴史を綴った
貴重なドキュメンタリーです。

著者は、『ジェフ・ベゾス 果てなき野望』が
ベストセラーになったブラッド・ストーンさん。

ストーンさんは、2社の創業者を含め、
多くの関係者にかなり入念に取材を行い、
本書を執筆しています。

ウーバーとエアビーアンドビーの2社は、
同じ時代の中で、まるで呼応するように
成長します。

しかし、それぞれの創業者は、
最後には180度違った運命を迎えるところが
本書の醍醐味の1つです。

井口耕二さんの翻訳も、素晴らしく、
日本語として全く違和感なく読めます。

私が今年読んだ本の中では一番面白く、
読んで損のない、オススメの一冊です。

この本から何を活かすか?

本書のタイトルは「UPSTARTS」。

辞書には、次の意味が掲載されています。

 アップスタート(名詞)

 1. 最近成功した人物や事業など
 2. なにがしかの活動を始めたり成功を収めたり
   した人物で、経験豊富な年長者や確立された
   手法をあまり尊重しない者

本書の主人公の1人で、最もアクの強い
ウーバーのトラビス・カラニックさんは
まさにアップスタートな人物の象徴です。

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| ビジネス一般・ストーリー | 06:02 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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不安な未来を生き抜く最強の子育て

満足度★★★
付箋数:24

オトバンクの上田さんから献本いただきました。
ありがとうございます。

  「本書は現在進行中の一連の教育改革、
  中でも特に影響の大きい、2020年からの
  大学入試改革を前に、どのように子どもの
  教育に取り組んでいけばいいかについて
  佐藤先生と私で語り合いたいと思います。」

本書は、作家・政治家・社会活動家の
井戸まさえさんと、知の巨人として知られる
佐藤優さんの3冊目の対談本です。

お二人は、これまで『子どもの教養の育て方』、
小学校社会科の教科書で、政治の基礎知識を
いっきに身につける
』の2冊の教育関係本を
刊行しています。

しかし、大学以上の高等教育について、
中心的に論じたのは今回が初めてです。

以前から、日本の教育は変えなければ
ならないと言われ続けてきました。

しかし、何度となく教育改革を試みても、
実際のところあまり大きく変わりませんでした。

なぜなら、これまでの教育改革は大学入試と
連動していなかったからです。

  「要は日本の学校教育が大きく変わるのは
  大学入試が変革したときだけなんです。
  それは過去に2回あって、一度目は戦後
  おこなわれた旧制高校から新制大学への改編、
  二度目は1979年、今のセンター試験の前身
  となる共通一次試験。今回はこれらに次ぐ
  大きな改革になってくるから、これは注意深く
  見ていく必要があります。」

佐藤さんの言葉を借りると、今回の教育改革は
「日本社会のOSの大転換」に相当します。

実際に、いつまでも40年前の教育システムを
マイナーチェンジしているだけでは、
グローバル化やAIなどテクノロジーの発達に
よる社会の変化について行けません。

  「もし、この改革がうまくいけば、
  ざっくりいって10年後に社会人になる連中は、
  新しい、要するにバージョンアップしたOSに
  なるわけです。
  まもなく小学生からプログラミングを授業に
  取り入れるようになるし、 “文理融合” も
  進むから、文系でもプログラミングとか、
  アルゴリズムとかがわかる子どもたちが
  普通に出てくる。そうすると、今の大学生
  というのは、最後の古いOSで、つまり
  Windows98みたいなのを使わされている
  ようなもの。だから、もう少したつと
  アプリが動かなくなるかもしれない。」

2020年の大学入試改革の流れを受けて、
幼稚園から大学まで、さまざまな指導要領や
制度が更新されようとしています。

親世代の持つ、過去の成功体験や常識は
通用しなくなるどころか、大きな足枷に
なってしまう可能性もあるのです。

大きく変わる社会を生き抜いていくために、
子どもをどのように育てたらいいのか。

本書は、そんな不安や疑問に答える本です。

これから導入される「大学入試共通テスト」が
今のセンター試験とどう違うかについては、
新聞やネットの情報でも十分にわかることです。

しかし、そういった表面的なことではなく、
根底にある本質的な変化について
お二人は本書で語り合っていますから、
子を持つ親としては、読んでおくべき本
だと強く感じました。

我が家の例では、2019年の大学入試改革前に
子どもが受験を終える予定です。

つまり、旧OSで受験する最後の世代に
なるわけですが、大学に受かる受からない
というレベルの話ではなく、新OSに比べて
何が足りないかがよくわかりました。

新しい教育制度は、新OSで育つ本人にとっては、
それが当たり前になるので、旧OSで育った世代
にこそ必要な本だと思います。

  第1章 戦後最大級の大学入試改革を迎え撃て
  第2章 「4技能」時代に勝てる語学力の身につけ方
  第3章 大学受験改革後、価値ある大学に進むには?
  第4章 卒業後の人生を分ける、大学での学び方
     の極意
  第5章 佐藤優が直伝!子どもの学力をグンと
     伸ばす方法
  第6章 教育とお金の問題
  第7章 あなたの子どもはAI時代を生き残れるか
  第8章 自立できる子ども、できない子ども

この本から何を活かすか?

本書で、良い進学先として推奨されていたのは、
「公立大学」でした。

その判断基準は、「良い教員」がいるから。

公立大は国立大に比べ、教員は異動が少ないので、
継続して質の高い授業ができるようです。

また、経済的に地元とのつながりも強いので、
地方銀行などへ就職する場合は、公立大の方が
有利になるようです。

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| 勉強法 | 06:06 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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最速のリーダー 最少の時間で最大の成果を上げる

満足度★★★
付箋数:20

  「あなたは、最少の時間で、最大の成果を
  上げていますか? また、部下や後輩の能力を
  引き上げ、チームとして生産性を上げて
  いますか?

  本書は、このような質問に首をかしげた
  プレイングマネージャー、またはすべての
  リーダーの生産性・効率性を高めるための
  ものです。」

著者は、小松製作所からスタンフォード大学院
を経て、マッキンゼーでソウルオフィスを
立ち上げるなど活躍した赤羽雄二さんです。

本書は端的に言うと、残業ゼロを実現して、
私たち一人ひとりがもっと充実した生活を
送ることを目標にした本です。

日本では残業が多いことが常態化している
企業がかなりあります。

なぜ、残業はなくならないのか?

理由はいくつかありますが、
その中で最も大きな要因は、日本企業では
労働時間が長いほど昇進の可能性が上がり、
労働時間が短いほど昇進の可能性が下がる
という現実があることです。

日本人としても真面目さや責任感が、
さらに状況を悪くしています。

  「仕事が終わるまで帰らない、残業してでも
  終わらせないといけない、家族の問題で
  会社を速く出たり仕事に穴を空けたりしては
  いけないという思い込みが強く、滅私奉公に
  なってしまうことです。」

このような状態をなくすために、
赤羽さんは9つのステップで、残業ゼロを
実現する方法を提案します。

  ステップ1 残業を3ヶ月でゼロにすると宣言する
  ステップ2 マネージャー自ら、会社の会議・
       書類を半分以下に減らす
  ステップ3 事業部門・部門長が会議、書類、
       部下のすべての仕事を見直す
  ステップ4 「残業ゼロ促進・生産性向上チーム」
       を置き、活動を強力に支援する
  ステップ5 3ヶ月間、残業代の減額分を
       残業削減報奨金としてフルに出す
  ステップ6 一人ひとりの貢献度の評価方法を
       確定し、四半期目標に合意する
  ステップ7 事業部・部門ごとの貢献度給の
       総額を確定する
  ステップ8 残業ゼロ実現以降、四半期ごとに
       貢献度給を支払う
  ステップ9 残業ゼロが競争力向上に貢献して
       いるか、半年ごとに評価する

残業をゼロにすることは、1人のリーダーの
力だけで実現することはできません。

企業全体で、上は経営陣から下は一般社員まで
総出で取り組む必要があります。

ですから、本書はすべてのポジションの方に
読んで欲しいということなのでしょう。

ただし、読む側からすると、
「いやいや、それは自分の権限では無理」
と思うことが多くあります。

残業削減報奨金や貢献度給を出したりするので、
これらは完全に経営判断になりますし、
さらに組織が大きな企業では労組との調整も
必要となってくるでしょう。

残業ゼロ実現は、それだけ大掛かりな
取り組みですが、個人的にビジネス書としては、
マネージャーやその前後のポジションの方に
ターゲットを絞って書いた方が良かったように
思えました。

第3章以降は、個人にフォーカスしたテーマで
書かれているので、そのパートを前面に出す方が
読者にとっては実現性は高く感じられるはずです。

この本から何を活かすか?

赤羽さんは、残業ゼロ実現のためには、
次の7つの発想の転換が不可欠であると
指摘します。

  発想の転換1 残業という概念を捨てる
  発想の転換2 仕事の8時間を自分の最高速で進める
  発想の転換3 残業ゼロで浮いた時間を自分の
        成長に投資する
  発想の転換4 家族・パートナー・友人・仲間との
        時間を十分確保する
  発想の転換5 年休を完全消化する
  発想の転換6 夏休み、冬休みなどの長期休暇を
        取得する
  発想の転換7 そろそろ世界標準の仲間入りをする

特に注目したいのは、2番目の発想の転換、
「仕事の8時間を最速で仕事を進める」です。

これには無数の改善を続けることが必要です。

仕事に慣れるほど、忘れてしまいがちなので、
発想の転換と言うより、「習慣」として
身につけたいところですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 仕事術・スキルアップ・キャリア | 06:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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統計学が最強の学問である[数学編]

満足度★★★
付箋数:21

  「本書は “統計学と機械学習の専門的な勉強を
  はじめる前の数学的な基礎” を身につけることを
  ゴールとしています。そのために、中学生が学ぶ
  代数学の基礎からはじまり、理系の大学1、2年生
  が学ぶような線形代数や偏微分といったところ
  まで、統計学や機械学習でよく使う数学的な
  核の部分を学んできました。」

本書は累計48万部を超えるベストセラーに
なった『統計学が最強の学問である
シリーズの第4弾、「数学編」です。

数学を扱った「読み物」ではなく、
完全に「数学の教科書」です。

実際に手を動かして真剣に数学を勉強する
つもりがないなら、本書は無駄になります。

購入するかどうかは、一度書店で手にとって、
自分の目で見てから判断することを
オススメします。

統計学の教科書でもなく、統計学を深く学ぶ
前に身につけておくべき数学を「体系的」に
学ぶ本です。

この「体系的」というところがポイント。

著者の西内啓さんは、以前から統計学は、
現代人にとって「読み書きそろばん」の
「そろばん」にあたる重要なスキルであると
主張してきました。

しかし、これまで学校で教えられてきた
数学のカリキュラムは、最終的に
「理工系の専門家になるためのピラミッド」
を積み上げていくものでした。

その上、このピラミッドのほとんどは
完成せず、どこかの部分でつまずいたまま
放置されて、数学が苦手な大人が大量に
輩出されてきました。

つまり、本格的に「そろばん」を学ぶ前に
必要な数学知識が、現行のカリキュラムでは
身につくように組まれていないのです。

  「私が本書で提示する答えは、高校までの
  数学の内容を編み直し、大幅に削減した上で
   “統計学と機械学習を頂点とした数学教育の
  ピラミッド” を作ろうというものです。」

ちなみに、ここで統計学とセットで出てくる
「機械学習」とは、人工知能を実現するための
方法の1つで、人間が自然に行っている
学習能力と同様の機能をコンピュータで
実現しようとする技術です。

言い換えると、データから反復的に学習し、
そこに潜む特徴を見つけ出すことで、
人工知能とは切り離せない手法です。

これから進めていく人工知能の研究には、
統計学と機械学習はセットで必要になるため、
新たにそれを最終ゴールとしたカリキュラムの
見直しが求められたのです。

本書では、これまでの「エンジニアリング」
のための中等数学ピラミッドから、
「統計学と機械学習」のための中等数学
ピラミッドへ変えるため、大胆に内容を
カットまたは加えることをしています。

かなり読む人を選ぶ本ですし、
さらっと読んで終わりという種類の本では
ありません。

「数とは何か」というところから「微積分」
まで学ぶので、一定の覚悟をもって
取り組む必要があります。

よくビジネス書では、なるべく数式を
使わないように書かれた本がありますが、
本書はその真逆の数式だらけの本です。

これまで統計学だけを学ぼうとしていて、
本質的な部分がわからないと感じていた人には
いい本だと思います。

 第1章 統計学と機械学習につながる数学の基本
 第2章 統計学と機械学習につながる2次関数
 第3章 統計学と機械学習につながる
    二項定理、対数、三角関数
 第4章 統計学と機械学習のための
    Σ、ベクトル、行列
 第5章 統計学と機械学習のための微分・積分
 第6章 ディープラーニングを支える数学の力

この本から何を活かすか?

本書で数学の基礎を学んだ後に、
読むことを勧められているのが、同シリーズの
統計学が最強の学問である[実践編]』です。

この本では、ビジネスで統計学を使うために
必要な手法が解説されています。

統計的仮説検定、重回帰分析、ロジスティクス
回帰分析、因子分析とクラスター分析に絞って
その意義や使い方と、結果の解釈の仕方が
解説されています。

こちらを先に読んだ方にも、「数学編」で
学んだ後に、もう一度「実践編」を
読み返すことが推奨されていますね。

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| 数学 | 05:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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それ、なんで流行ってるの? 隠れたニーズを見つけるインサイト思考

満足度★★★
付箋数:23

「マイルドヤンキー」、「さとり世代」、
「伊達マスク」、「女子力男子」、
「ママっ子男子」・・・

これらのキャッチーな言葉は、
実は同じ方が生み出した流行語です。

生み出したのは、博報堂ブランドデザイン
若者研究所リーダーの原田曜平さんです。

「ZIP」、「ひるおび」、「ホンマでっかTV」
にも出演しているマーケティングアナリスト。

「ホンマでっかTV」へ出演した際には、
ブラックマヨネーズの小杉竜一さんから、
同じ薄毛であることから「兄貴」と
呼ばれていますね。

原田さんは、自分が作った流行語や、
近年のヒット商品を分析した結果、
ある結論に達しました。

その結論とは、「ヒットしたモノはすべて
因数分解できる」ということでした。

  「ヒットしたモノには必ずある程度明確な
  理由や原因があり、成功因子で分解できる、
  ということです。裏返していえば、
  ヒットするモノを構成している成功因子を
  知ることができれば、ヒット商品や
  サービスを逆に生み出すことができる、
  ということにはかなりません。」

では、実際にヒットしたモノを因数分解すると、
そこには何か共通点はあるのでしょうか?

  「ヒットしているモノを因数分解すると、
  間違いなくそこには優れた強いインサイトが
  隠されています。」

インサイトとは、「消費者のツボ」や
「消費者の潜在ニーズ」と訳される言葉。

広告・マーケティング業界では、
「人を消費行動に駆り立てる要素」として
考えられる重要な概念です。

ある言葉が流行語になるのは、
誰もが言いたかったけれど、口から出て
こなかった言葉を、うまく言い当ててくれた
と感じるからです。

「そう、それ!」と思わず言ってしまう
ような言葉が流行語になります。

  「広告づくりという行為をシンプルに説明
  するなら、“ インサイトを表現化すること” 
  に尽きます。そのインサイトを導き出すのが
  マーケティングの仕事、表現するのが
  クリエイティブの仕事です。」

ですから、「伝え方」をあれこれ考える前に
本質であるインサイトをしっかり掘るべきだと
原田さんは言います。

インサイトが9割、伝え方は1割の割合に
なるくらい、インサイトは重要なのです。

本書は、「カープ女子」「双子コーデ」
「君の名は。」「うんこ漢字ドリル」など
様々なヒット商品から、ヒットの方程式を
探ります。

隠れたニーズを見つける「インサイト思考」が
できるようになるための本です。

インサイトは広告業界では古くからある
当たり前の概念ですが、まだ一般には
十分に理解されていません。

本書では、インサイトとは何かについて
わかりやすく解説します。

インサイトは広告業界だけでなく、
すべての業界において、ヒットを作るための
最も重要な鍵になっているのです。

  第1章 「マイルドヤンキー」「さとり世代」は
     なぜ流行語になったのか?
  第2章 ヒット商品に共通する、ひとつの法則
  第3章 クリエイティブ・ブリーフを
     作ってみよう
  第4章 インサイトを見つけるには
  第5章 若者のインサイトを探る

この本から何を活かすか?

インサイトはインタビューや調査によって、
見つけていきます。

原田さんは、その際に必要な4つの力を
挙げています。

  1. 違和感力
  2. 作家力
  3. 超受容力
  4. 記憶する意思

この中で注目したいのは「違和感力」です。

「気づく力」「疑い力」とも言い換える
ことができる力です。

相手が「何を言っているかではなくて、
なぜ言っているか」に注目するといいようです。

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「もう、できちゃったの!?」と周囲も驚く! 先まわり仕事術

満足度★★★
付箋数:24

本書は、ダイヤモンド社の逸見さんより
献本いただきました。ありがとうございます。

あなたの周りには、「もう、できちゃったの!?」
と驚くほど仕事の早い人はいないでしょうか?

また、みんな忙しそうにしているのに、
一人だけ余裕で仕事をしていて、しかも高い
成果を上げている人はいないでしょうか?

こういう人は、「いったい、いつ仕事を
やっているのだろう?」と不思議に思える
ものです。

実は、仕事が圧倒的に速くて、しかも質が
高い人が、共通でやっていることがあります。

それが本書で説明される「先まわり」です。

「先まわり」してやっているわけですから、
そのスピードに周囲は驚き、余裕をもって
高い成果を上げられるのは、当然のことです。

  「 “先まわり” には、仕事で成果を上げる
  ためのエッセンスがすべて詰まっている。

   “先まわり” はどんな仕事においても、
  効率的に、素早く仕事を進めるための、
  必須のスキルといっても過言ではない。」

本書は、アジア・ひと・しくみ研究所の
代表取締役の新井健一さんが、
外資系コンサル会社に勤務していた時代に
身につけ、まとめた「先まわり仕事術」を
解説する本です。

具体的には、仕事の結果に「先まわり」する
ために、次の6つのスキルを身につける方法
について説明します。

  1. 議事録
  2. 勉強法
  3. 部下力
  4. ミーティング力
  5. スケジュール力
  6. プロ思考

これらのスキル中で一番意外に思ったのは、
やはり「議事録」です。

「議事録なんて、新人や若手の仕事」と
思った人も多いのではないでしょうか。

しかし、新井さんは議事録について、
次のように考えます。

  「議事録がきちんと書けるなら、
  どこで何をしようとも成果が上がる」

いい議事録を作るには、自分がやるべき
仕事を理解していないといけません。

その上で、論理的ものごとを考えることができ、
かつ、伝えたいことを上手につたえることが
できなくては書けません。

実は、議事録は「仕事ができない素人」を
「できるビジネスパーソン」に鍛え上げる
最高のトレーニングツールなのです。

いい議事録が書けるようになれば、
「まとめる力」「社内・業界用語を理解する力」
「資料を読む力」「問題解決力」の4つの力を
同時に身につけることができるのです。

この4つの力で、「本当にそこまでできるの?」
と思うのが「問題解決力」でしょう。

なぜ、議事録で「問題解決力」を身につける
ことができるのか?

それは議事録の作成過程が、問題解決の
プロセスそのものだからです。

 ・会議の目的を理解している → 現状把握
 ・会議のポイントを書き起こせる → 問題整理
 ・会議の結論がどうなったか、
  次に何をするかが分かる → 問題解決

従って、いい議事録が書ければ、問題解決力が
身につき、いい仕事もできるようになるのです。

本書では、議事録から始まる「先まわり」に
必要な6つのスキルの身につけ方を丁寧に解説。

「先まわり」で仕事をやっていけば、
すべてがいいサイクルで回り出します。

これまで、なかなか成果が上がらないと
悩んでいた人ほど効果がある仕事術だと思います。

この本から何を活かすか?

本書で、「議事録」と同じくらい重要と
位置付けているのが知識のインプットである
「勉強法」のスキルです。

ここでは超効率的な勉強法として、
「3冊同時読み」が推奨されています。

これは、同じ分野の本を同時に3冊読むと、
重要な部分は共通して書かれているので、
その部分に的を絞って読むと、最速で必要な
知識を身につけられるというもの。

「3冊同時読み」は、新井さんが色々試した
インプット方法の中では、効率性、
コストパフォーマンのどれをとっても
最も優れた方法だったようです。

この方法は、すぐに試してみたいと思いました。

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| 仕事術・スキルアップ・キャリア | 05:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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炎の牛肉教室!

満足度★★★★
付箋数:26

  「多くの人は意外なほど、牛肉のことを
  識らない。または誤解している。
  そう言うと驚く人もいるだろう。
  しかし、これから僕が書いていくことを
  読めば “なるほど!” と思えるはずだ。
  まずは、ふだん食べている身近な牛肉に
  ついて、 “当たり前” と思っていることが、
  実はそうではなかったのだと驚いて
  いただこう。」

本書は、牛肉をもっと面白く、
そして美味しく味わうための本です。

著者は、農畜産物流通コンサルタントで
農と食のジャーナリストの山本謙治さん。

本書では、生き物としての牛がわからなければ、
牛肉を理解することができないとして、
まずは、日本で飼育されている牛のことから
始めて、私たちの様々な誤解を解いていきます。

最初に山本さんが、私たちに投げかけるのは、
「あなたは、自分の好きな牛肉の “品種” を
知っていますか?」という問です。

実は、私たちがよく耳にする「松阪牛」や
「飛騨牛」といった名称はブランド名であって、
牛肉の品種ではありません。

牛肉は大きく分けると、肉にする「肉用種」と
乳を絞るための「乳用種」に分けられます。

そして、私たちが高いお金を払うことを
厭わない「和牛」にも4種類あります。

「黒毛和種」「褐毛和種」「日本短角種」
「無角和種」の4品種をまとめて和牛と
呼びます。

この黒毛和種が、いわゆる「黒毛和牛」ですが、
「黒毛和牛=高級」となった背景には、
牛肉の輸入自由化から、日本の畜産を守ろう
とする思惑がありました。

  「欧米で生産される肉のほとんどが赤身中心
  の肉である。ならば日本の牛の基準を霜降り
  度合いを重視するものにしてしまおう。
  そうすれば、黒毛和牛に勝てる霜降りを
  もつ輸入肉などないのだから、多くの日本の
  牛肉農家を守ることができる。」

そして、山本さんは、私たちが思い込んでいる
「A5の牛肉=美味しい」という常識を覆します。

「A5」という格付けが、日本の牛肉において、
最高級であることは間違いありません。

しかし、それは「美味しさ」を表す指標では
ないようです。

「A5」というのは、歩留まりが「A」で、
肉質が「5」という牛肉の格付けです。

歩留まりはA・B・Cの3段階で、1頭から取れる
量が最も多い評価がAとなります。

肉質は、脂肪交雑、肉の色沢などの総合的な
判断で5段階で評価されます。

この中で最も重視されるのが、脂肪交雑で、
「サシが入っている」割合を評価する、
いわゆる霜降り度合いです。

肉質が「5」は、霜降り度合いが
最高に高い評価です。

しかし、ここで重要なのが、サシの多さが、
美味しさにつながるわけではないということ。

逆にサシが多くなりすぎると、うま味成分である
蛋白質に由来する遊離アミノ酸が減ってしまい、
美味しくなくなってしまいます。

もちろん、A5の肉の中にも美味しいものが
ありますが、A5だからといって美味しいとは
限らないようです。

  「食肉関係者が集まる懇談会などでA5の肉が
  供されると、そこにいる誰もが、 “おおっ、
  いいサシだね!”  “小ザシがみごとだね!” 
  と評価するのだが・・・それを喜んで
  口にする人をあまり見かけない。
  それどころか “食べるならA3くらいが
  いいよね” という人のほうが体感的に多い。」

本書の巻末には、本当に美味しい牛肉を
販売していたり、食べられるお店のリストが
掲載されています。

本書には、薄っぺらなブランド志向はなく、
山本さんの牛肉愛が溢れています。

本当に肉好きなら絶対に読んでおきたい
必読書だと思います。

この本から何を活かすか?

本書には、牛肉の味を決める「方程式」が
示されていました。

  (牛の品種×餌×育て方)×成熟=牛の肉の味

スーパーマーケットに並ぶ牛肉が、
あまり美味しくないのは、最後の「成熟」に
問題があるからのようです。

スーパーでは、見た目の鮮やかさを気にするので、
成熟期間を長くとらないのが一般的だから。

スーパーより、路面店として個人経営している
老舗の精肉店の方が、しっかり肉を成熟させて
販売していることが多いようです。

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ペンローズのねじれた四次元〈増補新版〉

満足度★★★
付箋数:23

  「相対論と量子論の申し子が “スピノール” 
  とよばれる奇妙な数学的(かつ物理的)物体
  である。おおまかには、スピンの1/2の
  スピノールが2つ合わさるとスピン1の光子に
  なるため、スピノールは、光の “平方根” 
  だということができる。これは、大きさが
  ゼロ(!)のベクトルの平方根である。
  このスピノールをたくさん集めてネットワーク
  にした “ペンローズのスピン網” が、現実の
  時空構造と酷似していることがわかり、
   “時空はスピンから生まれたのではないか” 
  という推測が生まれた。この推測を推し進めて
  数学的に厳密なものにしたのが、いわゆる
   “ツイスター” というしろもの。
  ツイスターは光の平方根であるだけでなく、
  それを渦巻きのようにねじってあるために、
  英語でねじった(twist)もの(-or)と
  命名された。」

量子的なスピンを組み合わせ論的に
つなぎ合わせると、時空が生まれるという
考えを「スピンネットワーク」と言います。

これを提唱したのが、現代物理学の奇才とも
呼ばれるロジャー・ペンローズさんです。

スピンネットワークのアイディアは、
後に量子重力理論の1候補である
ループ量子重力理論に取り込まれました。

本書は、ロジャー・ペンローズさんの宇宙論を
わかりやすく解説した本です。

ペンローズさんの業績で最も重要とされるのは、
一般相対性理論の「特異点定理」を証明した
ことです。

特異点定理とは、ブラック・ホールには、
必ず「特異点」が存在するということを
証明した定理です。

ペンローズさんは、この業績によって、
スティーヴン・ホーキングさんと共に、
1988年のウォルフ賞を受賞しました。

また、ペンローズさんは、建築不可能な構造物
を描いた画家、マウリッツ・エッシャーさん
にも影響を与えたことで知られています。

有名な「上昇と下降」のリトグラフの
アイディアは、まだ幼かったペンローズさんが、
遺伝学者の父親とともに、エッシャーさんに
教えたのです。

ペンローズさんのアイディアは、不可能図形の
「ペンローズの三角形」として有名です。

さて、サイエンスライターの竹内薫さんが、
そんなペンローズさんの様々な業績を紹介
したのが、『ペンローズのねじれた四次元』です。

1999年に出版されたこの本は、竹内さんの
ブルーバックスでのデビュー作でした。

約20年も前の本なので、絶版していましたが、
今回、共形循環宇宙論(CCC)の要点を
第6章として加え、増補新版として刊行した
のが本書です。

このCCCについては、ペンローズさん自身が
宇宙の始まりと終わりはなぜ同じなのか
として執筆していて、こちらの翻訳も
竹内さんが担当しています。

  「ビッグバンから始まり、現在から未来に
  いたる指数関数的な宇宙の膨張を経て、
  無数のブラックホールが生成・消滅した
  宇宙の終焉は、新たなビッグバンへと
  つながって、ひたすら循環していく。」

第6章の追加がなくてもペンローズさんの業績は
かなり興味深いので、本書への復刻のニーズが
あっても不思議ではありません。

今ではサイエンスライターの大御所となった
竹内さんの初々しさも垣間見える本です。

  第1章 あるけど見えないローレンツ収縮
  第2章 ブラックホールと特異点
  第3章 シュレーディンガーの猫
  第4章 ツイスターの世界
  第5章 ゆがんだ四次元
  第6章 ペンローズの「とんでもない」宇宙観

この本から何を活かすか?

ペンローズが考案した、二種類の菱形を
非周期的に敷き詰めた「ペンローズタイル」
という図形。

この図形は自然界の結晶としては存在しないと
考えられていましたが、1984年に準結晶として
発見されました。

準結晶とは、完全に規則正しい結晶と
無秩序なガラスの中間の物質です。

決まった方向に周期的に構造が繰り返す
のではないにもかかわらず、対称性を持った
不思議な図形です。

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逆境のリーダー ビジネスで勝つ36の実践と心得

満足度★★★★
付箋数:26

オトバンクの上田さんから献本いただきました。
ありがとうございます。

  「ひたすら昇進したい。そういう方には
  本書はお役に立ちません。そうではなく、
  おもしろい仕事をしたい。やりがいを感じたい。
  自分にしかできない、大きな事を成し遂げたい。
  そのために仕事への取り組み姿勢は
  どうあるべきか。ひとりではできない、
  より大きな事を成し遂げるために、
  どう人を巻き込み、いかに組織を率いるか。
  苦しい状況を打ち破り、結果を出すには
  どうしたらいいか。そんな志と問題意識を
  持ちながら苦難や孤独と戦っているリーダー、
  あるいはリーダーを目指す人のための
  一助になればと思い、この本を著しました。」

本書は、三井住友信託銀行顧問の
大塚明生さんが、逆境で事をなすために
必要なリーダーの心得を語った本です。

大塚さんが、三井住友信託銀行について、
よく誤解されると書いていましたが、
私もその名前から完全に誤解していました。

てっきり三井住友フィナンシャルグループの
傘下に入った、いわゆるメガバンク系の
信託銀行だと思っていました。

しかし、実際の三井住友信託銀行は、
メガバンクの傘下に入っていない、
国内唯一の独立系信託銀行です。

つまり、メガバンクと比べると資本力や
従業員数では、圧倒的小さい金融機関。

大塚さんは、その三井住友信託銀行の
企業年金事業を率いて、過去15年間で
180戦160勝の実績を上げてきました。

まさに、小さな組織が大きな組織に
打ち勝ってきた、小よく大を制すの実例です。

それができたのは、リーダーが勝てる組織を
つくり、勝てる戦略で戦ってきたからです。

本書には、そんな逆境で勝ち抜くための
リーダーの極意が語られています。

  「現状を打ち破りたいのなら、
  まず自分ひとりでも戦いを始める」

  「会社は民主主義ではない。
  リーダーが決めて責任を負う場所だ」

  「付加価値を生み出す組織のリーダーは、
  猫を集めて犬にする」

  「勝ちたいのなら、トレンドは
  追うのではなく、自分でつくる」

  「人材は育てるものではない。
  見いだし、磨くものである」

個人的は、本書には刺さる言葉が満載でした。

それは、大塚さんが実際にリーダーとして
組織を率い、もがき苦しむ中から、
考え抜いてきた言葉だからでしょう。

1つ1つの言葉に、幾多の経験から来る、
重みを感じました。

大塚さんが、苦難の中でも、自分の道を
貫くことができた「支え」は何だったのか?

  「順風満帆な人生はありません。
  どんな人にとっても山あり、谷ありです。
  谷のときにどう、自分を支えるか。
  志もあるでしょう。
  周囲の人の支えもあるでしょう。
  自分のプライドもあるでしょう。
  それらすべてを総動員してもどうにも
  挫けそうなとき、私がなんとか乗り越え
  られたのは、やせ我慢のおかげとしか
  言いようがありません。
  心が強い人はいない。
  やせ我慢が人を強くするのだと思います。
  少なくとも私はそうでした。」

スマートなやり方ではないかもしれません。

今の時代には合わないスポーツ根性的な
昭和の匂いを感じるかもしれません。

しかし、最後はこういった魂の部分が
自分の道を貫けるかどうかを
決めるのだと思います。

本書は、真のリーダーになるための
道しるべを示した、本物だと思います。

この本から何を活かすか?

山本五十六さんの有名な言葉に、
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、
ほめてやらねば、人は動かじ」があります。

大塚さんは、この言葉をリーダーとして
実践してきましたが、これにもうひとつ
付け加えて、やってきたことがあるようです。

それは、「叱る」です。

  「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、
  ほめて、叱って、人を育てる」

叱ることでも人を育て、それがあるから
褒めることが一層際立つ効果があるようです。

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| リーダーシップ | 06:09 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ビジネスで差がつく論理アタマのつくり方

満足度★★
付箋数:18

あなたは、大人になってから、「中1数学」の
教科書を読んだことがありますか?

子どもが中学1年生でない限りは、
普通はあまり読む機会がないと思います。

しかし、本書の著者、平井基之さんは、
大人になってから、「中1数学」を学び直す
ことを勧めています。

なぜなら、「中1数学」には論理思考の
基礎が詰まっているから。

  「ご存知のとおり、数学は実に論理的です。
  それは高校数学でも中学数学でも変わりません。
  あえて言うならば、算数から数学に
  切り替わった中1の数学こそ、論理的な数学の
  土台となる単元が目白押しです。
  だから、中1数学を学び直すと、論理思考も
  同時に学ぶことができるのです。」

本書は、個別指導や東大合格専門塾の
経営などを行う平井さんが、中1数学を使って
論理思考をマスターする方法を解説する本です。

しかも、論理思考を身につけると、
他の力も同時に上がると言います。

平井さんが言う、他の力とは、
「言語力」と「暗記力」です。

論理力と、言語力と暗記力は、互いに関連
しているため、1つが伸びると、他の2つも
同時に伸びていくようです。

その証拠として、平井さんは自身の受験体験
の例を挙げています。

もともと、平井さんは理系で、現役で東大の
理科一類に合格しました。

そして、30歳を超えてから、苦手な文系で
東大を再受験することを決意します。

さすがに、一度、東大に合格しているとはいえ、
10年以上経っていて、しかも受験科目も違うので、
現役の時に暗記した内容は、かなり忘れていた
はずです。

しかし、平井さんは、論理力を鍛えていたので、
日本史や地理などの暗記科目を、わずか1週間
勉強しただけで、見事、東大文科三類に
合格したそうです。

さて、本書では、中1数学を題材に使って、
「3つの考え」を磨いて論理思考をマスター
することを目指します。

その3つの考えとは、
「同じ」、「違う」、「順番」です。

「同じ」とは、2つのものの共通点を
探し出すことです。

同じでなく、似ている点でも構いません。

同じを探すことは、抽象化することであり、
演繹法につながります。

「違う」とは、2つのものの異なる点を
見つけることです。

どう違うか、何が違うか、どのくらい違うか
など、「What」や「How」などを付け加えて
考えることがポイント。

「順番」とは、どちらが先か(後か)を
考えるだけでなく、時系列でどちらが過去か
(未来か)や、因果関係も含みます。

特に、論理の世界では、原因があって、
結果が生まれますから、因果関係は重要です。

本書では、この3つの考え方を使って、
シンプルに論理思考を学びます。

ここまでが、本書の概要ですが、個人的には
「中1数学」の実例を使った中身が、
あまり興味を引く内容ではありませんでした。

わかりやすい内容ではありますが、
モロに中1数学過ぎて、ページが進まない方も
いるかもしれません。

塾や受験での例は、一般のビジネスパーソンには、
それほど響かないようにも感じました。

  第1章 論理思考で3つの力が伸びる
  第2章 中1数学で論理力を鍛えよう
  第3章 中1数学で言語力を鍛えよう
  第4章 中1数学で暗記力を鍛えよう
  第5章 3つの力を統合してみよう
  第6章 論理思考で結果を出せる人になる

この本から何を活かすか?

あなたは、「セクシー素数」をご存知ですか?

差が6であるような素数のペアのことを
セクシー素数といいます。

ちなみに、素数とは、1と自分自身以外では、
割り切れない数のことでした。

なぜ、その素数にセクシーという冠が付く
かというと、ラテン語で6のことを「sex」と
書くからです。

例えば、(5,11)のペアはセクシー素数です。

このセクシー素数が、無数に存在するかどうかは、
未解決問題となっています。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 問題解決・ロジカルシンキング・思考法 | 05:51 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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