活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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考える練習帳

満足度★★★★
付箋数:26

あなたは、自分の頭で考えていますか?

以下の10の質問にYesかNoでお答えください。

 1. わからないことは何でもネットで入念に
  調べる。
 2. 常に売れ筋や人気商品を購入する。
 3. 「ミスが少ないこと」がプロの絶対条件
  である。
 4. 目上の人の意見は素直に聞いて
  そのまま実行する。
 5. 規律やマナーを重視する
 6. 準備が周到にできるまでは行動しない。
 7. 「好きなようにして」といわれると
  不安に感じる。
 8. お金と数字に強い。
 9. 常識を身につけていない人は困る。
 10. 協調性があり、上司や先輩に
  かわいがられている。

これは本書に掲載されていた、
「自分の頭で考えているかのチェックリスト」。

本書の著者は、「地頭力」という言葉を
流行らせたビジネスコンサルタントの
細谷功さんです。

地頭力を鍛える』や『アナロジー思考』など
思考系の本の著作が多い方です。

さて、冒頭のチェックリストでは、
Yesの数が多い人ほど、「自分の頭で考える」
のとは「逆」の傾向が強い人です。

ただし、世の中ではYesと答える人の方が
正統派で、Noと答える人は異端児と
みなされてしまいます。

考えている人から見ると、考えていない人の
ことはよく見えます。

しかし、考えていない人の側から見ると、
考えている人はそのようには映りません。

単に空気の読めない「おかしな人」
としか見えないのです。

ですから、自分の頭で考えることは、
多くの考えない人たちの抵抗に遭う、
孤独な世界なのです。

では、そこまでして、自分の頭で考える
必要があるのでしょうか?

これまでの時代は、考えることよりも、
知識や経験が重視されてきました。

なぜなら、過去に得た知識や経験の中に
答えがあったからです。

しかし、前例の中に答えがない時代になると、
自分の頭で考える力が重要になってきます。

本書では、考えることのメリットを
5つ挙げています。

 ・世界が変わって見える
 ・「先が読める」ようになる
 ・「自由に」なれる
 ・AIとうまく共存できる
 ・仕事や勉強ができるようになり、
  人生が楽しくなる

このようなメリットがありますが、
一定の練習をしないと止まっていた
思考回路を起動することはできません。

本書は、自分で考えるための思考回路を
起動させるための練習帳です。

自分の頭で考えるための方法を、
さまざまな角度から解説します。

そのための最初のステップは、
「自分がいかにわかっていないか」
を自覚することです。

これは、いわゆる、ソクラテスさんの
「無知の知」を意識することです。

そして、原因が他者や環境にあるのではなく、
自分にあるとする「自責」の姿勢が
求められます。

自分は学ぶべきだと自覚することで、
初めて自分の中の思考回路が動き出します。

本書は、考える習慣がない人にとっては
自己否定になり、苦しい練習も求められる
かもしれません。

しかし、本書の45のレッスンは、
新しい世界に足を踏み入れるためには、
避けて通れない必要な訓練だと思います。

この本から何を活かすか?

「なぜ?」をそのまま他人に問うと、
人間関係を悪化させてしまう場合があります。

そこで、細谷さんは、自分の聞きたいことは、
上位目的であることを意識しながら、
質問の仕方を工夫することを勧めています。

例えば、「資料を作って」と依頼された場合。

「なぜ、作る必要があるんですか?」と聞くと
棘があるので、次のように尋ねます。

「いつ、誰に提出して、その後どうやって
使うんですか?」

ほぼ同じ内容を聞いていても、やわらかい
表現になっているので、相手に不快感を与える
リスクをぐっと減らすことができます。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.


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| 問題解決・ロジカルシンキング・思考法 | 05:29 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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