活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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ディズニー・USJで学んだ 現場を強くするリーダーの原理原則

満足度★★★★
付箋数:25

内外出版社の関根さんに献本いただきました。
ありがとうございます。

  「本書では、世界でも有数なホスピタリティ
  サービスを誇るディズニーランドの人財育成、
  人材開発の考え方をはじめ、業績をV字回復
  させていったユニバーサル・スタジオ・ジャパン
  で行われてきた顧客サービスの改善や人財育成、
  人材開発を分析。私自身の豊富な体験談を
  例にしながら、現場のリーダーの悩みを
  解決する独自のメソッドを紹介していきます。」

著者の今井千尋さんは、ディズニーランドと
USJの両方で人材開発トレーナーだった方です。

その経験から、本書では、「どんな人でも
前向きに、チーム一丸となって仕事ができる」
ようになるリーダーシップのコツを公開します。

それは、ディズニーランドやUSJという
特殊な環境だからできたことではありません。

誰でも、どんな企業でも、どんな現場でも
再現可能なリーダーシップの原則です。

なぜなら、現場のリーダーが持つ悩みは、
どんな職場でも共通だからです。

例えば「新人がなかなか伸びない」という悩み。

スタッフを「教えて、育てる」のは、
現場の大きな仕事のひとつです。

リーダーは新しい知識やルールを新人に教え、
「今までのところ、わかった?」と聞きます。

このときに新人スタッフはどのような返事を
するでしょうか?

新人は、本当は言われたことの
半分くらいしかわかっていなくても、
「はい、わかりました」と答えます。

なぜなら、新人は、自分が能力が低い、
ダメな奴だと思われることを恐れるから。

「わかっていない」ことを正直に言えるのは、
ごくひと握りです。

多くの新人は、わからなくても
「聞けない壁」にぶるかっているのです。

そこで、今井さんは次の4つのステップで
「聞けない壁」を乗り越えることを勧めます。

 1. 説明する
  なぜこれをやるのかを説明し、新人の現状を
  確認し、何を、どのように、どこまでなど、
  具体的なやり方を説明します。

 2. やってみせる
  表情と雰囲気をよく見て、新人のペースに
  あわせて、リーダーが自分でやってみせます。

 3. 練習させる
  相手に実際にできるまでにやってもらいます。
  できた部分は承認し、自信がつくところまで
  経験値を上げます。

 4. 評価する
  立ち会いながら、1~3の中でどこが良かった
  のか相手を褒め、さらに成長するとしたら、
  どのような課題があるのかを明確に伝えます。

これは日本海軍の山本五十六さんの教え、
と同じステップとなります。

  「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、
  ほめてやらねば、人は動かじ。
  話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、
  人は育たず」

他にも、「指示待ち」の部下、「どうせ」が
口癖の部下、「やらされ感満載」の部下、
「愚痴」ばかりの部下など、本書ではあらゆる
現場のリーダーの悩みに答えます。

現場を知り尽くしている今井さんの教えは
非常に腹落ちし、図解を加えて説明するので
イメージが伝わりやすくなっています。

本書が今井さんにとって、初の著書です。

「最初の本が一番良かった」というのは、
ビジネス書ではよくあることです。

今井さんが、今後どのような本を書くか
わかりませんが、少なくとも本書には、
今井さんが持っているノウハウが惜しみなく
詰め込まれています。

  1章 リーダーの「現在地」を知る3つの質問
  2章 最強リーダーになる4つのステップ
  3章 部下が変わる! リーダーの原理原則
  4章 チームが変わる! リーダーの原理原則
  5章 お客様が輝く! リーダーの原理原則
  6章 自分が変わる! リーダーの原理原則

この本から何を活かすか?

今井さんは、仕事に4つの段階があると考えます。

  0人称/死事=何も考えず、ただの作業
  1人称/私事=自分の興味関心だけ
  2人称/仕事=言われたことだけ
  3人称/志事=「志」を持って事をなす

部下の段階を引き上げる鍵は、リーダーによる
質の高い「問いかけ」です。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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