活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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革命のファンファーレ 現代のお金と広告

満足度★★★★
付箋数:24

  「革命のファンファーレは鳴った。
  農業革命よりも、産業革命よりも、
  大きな革命が、よりによって僕らの時代を
  直撃した。情報革命だ。
  インターネットにより、距離や時間の
  壁がなくなった。
  当然、距離や時間に結びついていた
  いくつかの仕事もなくなる。
  くわえて、ロボット技術もグイグイ
  伸びてきている。
  ものの売り方が変わり、働き方が変わり、
  お金の形が変わり、常識が変わり、
  道徳が変わっていく。超高速回転で。」

私にとって、お笑いコンビ、
キングコングの西野亮廣さんは、
あまりテレビで見かけなくなった
芸人という印象しかありませんでした。

最近、西野さんの名前を聞いたのは、
番組ディレクターのイジリが気に入らなくて、
収録中に帰ったなど、悪いイメージの
ネットニュースくらいでした。

西野さんをテレビで見かけなくなったのは、
2つの理由がありました。

1つ目の理由は、西野さんが「信用」を得る
選択をしているため。

タレントは、グルメ番組などに出演すると、
たとえ食べたものがマズくても、
「美味い」と言わなければなりません。

タレントは、置かれた「環境」によって、
どうしても嘘をつかなければならないので、
西野さんは、食レポのある類の番組は
出演を全て断っているようです。

2つ目の理由は、「出演しない」という
選択肢を持っているから。

一般の芸人であれば、できるだけ露出を
増やし、高感度を上げることを目指します。

それは、テレビへの露出度=収入だから。

しかし、西野さんはオンラインサロンで
有料会員を集めていたり、絵本を出版するなど
芸人以外の収入源を持っています。

しかも、他のタレントが言えないような、
本音をぶち上げるほど、オンラインサロンの
会員は増え、西野さんの収入も増えるのです。

ところで、なぜ、西野さんはそこまでして、
「信用」を得ようとしているのか?

それは、「お金=信用を数値化したもの」
であり、情報革命が起こった現代では、
信用の価値がより高まっていることを
知っているからです。

本書は、30万部を超えるメガヒットと
なっている絵本『えんとつ町のプペル』を
実例として、現代のお金と広告について、
西野さんが自身の「考え」を語る本です。

ちょっと鼻につく持論を展開していても、
実績を出しているので説得力があります。

良くも悪くも、初期の堀江貴文さんの
ように、非常に人を惹きつける力の
ある方のように感じました。

多くの敵を作る分、逆に熱狂的なファンも
生んでいることがよくわかります。

今後出版される本も含めて何冊も読むと、
同じことの繰り返しになるのかもしれませが、
一冊ぐらいは西野さんの考えを知るために、
読む価値があると思いました。

この本から何を活かすか?

ヒットを生むためは、用意周到な
「仕掛け」が必要です。

ヒットを連発している人は、仕掛け作りが
呼吸をするように当たり前にできているのです。

ちなみに、本書、『革命のファンファーレ』は
どのような仕掛けを施したのか。

それは、西野さんの人気の可視化でした。

可視化するのは、西野さんのタレントとしての
人気ではありません。

西野さんに依頼のある「講演会のオファー数」を
可視化して、信用に変える戦略を取りました。

そして、本書もその戦略が上手く行き、
話題を集めて、実際に販売数も伸ばしています。

本書がまた計算通り進んだことによって、
西野さんのブランド価値はより高まりました。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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