活かす読書

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カテゴリーキング Airbnb、Google、Uberはなぜ世界のトップに立てたのか

満足度★★★
付箋数:25

オトバンクの上田さんから献本いただきました。
ありがとうございます。

フェイスブック、グーグル、ネットフリックス、
セールスフォース・ドットコム、ウーバー、
イケア、ピクサー。

ここに挙げた7社は、日本でもよく名前を聞く
企業です。

これらの企業の共通点は何でしょうか?

すべてアメリカの企業かというと、
イケアが入っているので違います。

答えは、「カテゴリーキング」であること。

カテゴリーキングとは、ビジネスの新しい
「カテゴリー」を創り出した企業です。

それまでになかった物事を行う新しい方法を
生み出し、発展させ、そのカテゴリーを
長期にわたって支配する企業のことです。

単に新しい製品やサービスをつくったり、
特許に値する発明をしただけでは、
カテゴリーキングとは呼べません。

例えばウーバー(Uber)は、まが歴史が浅い
企業ですが、カテゴリーキングと呼ぶに
ふさわしい企業です。

自動車配車ウェブサイトと配車アプリを
提供することで、それまであったタクシーの
使い勝手の悪さを解決しました。

ウーバーは、サービスと会社を形づくると
同時に、より大きなカテゴリーを創り出し、
それを独自に定義して、支配しているのです。

カテゴリーキングは、自ら創り出した
新しいカテゴリーにおいて、利益と市場価値の
大部分を手中に収めます。

ウーバーの評価額は2015年に510億ドルにも
達していますが、同業企業の2番手である
リフト社の評価額は20億ドルにしか過ぎません。

さて、本書はカテゴリーキングをつくる戦略を
明らかにする本です。

著者はシリコンバレー気鋭のコンサルタント集団
「プレイ・ビガー」の共同設立者である
アル・ラマダンさん、デイブ・ピーターソンさん、
クリストファー・ロックヘッドさん。

それにテクノロジー分野専門のジャーナリストの
ケビン・メイニーさんを加えた4名の共著に
なっています。

プレイ・ビガーを中心とする著者らは、
2000年から2015年に創業した数千の企業を
分析しました。

そこから35のカテゴリーキングを見出し、
共通する特徴や活動を明らかにしました。

本書でカテゴリーキングになるために示される
戦略は、次の3つを同時にデザインすることです。

1つ目は、プロダクトデザイン。

これは、市場が解決して欲しいと願う問題に
フィットした製品や経験を意図的につくり出す
ことです。

2つ目は、企業デザイン。

これは、カテゴリーに合わせた文化や視点を
持つビジネスモデルと組織を意図的に
つくり出すことです。

3つ目は、カテゴリーデザイン。

これは、新たな市場カテゴリーを意図的に
創造し、発展させることです。

その際に、カテゴリーを顧客の頭に浸透させ、
自らをキングと呼ぶに相応しいように仕向けます。

プロダクト、企業、カテゴリーの3要素を
バランス良く、ほぼ同時にデザインするため、
本書では「魔法の正三角形」と呼んでいます。

そして、この戦略で一番難しいのが、
新しく創造したカテゴリーでキングであり
続けることです。

本書では、かなりのページを割いて、
新しく創ったカテゴリーを支配し続ける方法
についても考察しています。

事例として取り上げられているのは、
米国企業が中心です。

日本企業が参考にできるかどうか、
不安に思う方もいるかもしれませんが、
逆に日本でまだ行われていないからこそ、
活用のしがいがあると思います。

この本から何を活かすか?

本書で注目したのは、カテゴリーキングに
なる戦略を「個人」にも応用する方法が
書かれていることです。

自分自身を生かすカテゴリーを見つけ、
人生のカテゴリーデザインを行います。

  「会社がすることすべてを、個人がする必要は
  ないだろう。しかし、さまざまな教えの一部を
  選んで実践するだけでも、自分を際立たせ、
  より効率的に、より求められる人物になる
  ことができる。」

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 経営・戦略 | 06:14 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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