活かす読書

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童話でわかるプロジェクトマネジメント

満足度★★★★
付箋数:27

著者の飯田剛弘さんから献本いただきました。
ありがとうございます。

プロジェクトマネジメントとは、プロジェクトの
実施に際して、期限や予算といった制約の中で
プロジェクトを予定通りに完了するための、
計画立案や実行管理の手法のこと。

この手法は、アメリカの非営利団体である
プロジェクトマネジメント協会が、「PMBOK」
(ピンボック :Project Management Body of
Knowledge)というガイドブック出している
ことで知られています。

しかし、プロジェクトマネジメントを
PMBOKで勉強しようと思っても、
抽象化された内容で、また専門用語も多く
なかなか難しい。

その難解さに、途中で挫折してしまった人も
多いのではないでしょうか。

しかし飯田さんは、プロジェクトマネジメント
の本質はそんなに難しいものではないと
言います。

  「プロジェクトマネジメントとは、
   “チームで成果を出す技術” でしかありません。
  あなたも、普段のお仕事で、チームを組んで
  何かに取り組むことがあるでしょう。
  そのような場面で、うまく成果を出すために
  やっているノウハウを体系化したものが、
  国際的に標準とされているプロジェクト
  マネジメントの知的体系 “PMBOK” なのです。
  つまり、プロジェクトマネジメントの本質は、
  あなたが既にチームで仕事をする時に
  やっている工夫のあれこれに過ぎません。」

本書は、難しそうに思えるPMBOKの内容を
私たちが子供の頃から親しんだ「童話」を
通じて、わかりやすく解説した本です。

一般的に童話には、様々な教訓が含まれて
いることが知られています。

その童話をちょっとだけアレンジして、
プロジェクトマネジメントを学べるように
したのが本書です。

  「むかしむかし、あるところに、お母さん
  ブタと、3匹の子ブタが暮らしていました。
  家の長であり、プロジェクトスポンサーの
  お母さんブタ。プロジェクトメンバーである
  3匹の子ブタ。4匹は、仲良くチームを組んで、
  様々な生活プロジェクトに取り組んでいました。」

これは、「3匹の子ブタ」を題材にしたもので、
3匹それぞれが取り組むのは、家を建てる
プロジェクトです。

この童話からは、プロジェクトを成功に
導くための「段取り」の手順を学びます。

他に登場する題材は、「ウサギとカメ」、
「桃太郎」、「ヘンゼルとグレーテル」、
「アリとキリギリス」、「長靴をはいた猫」、
「シンデレラ」の6つの童話です。

かなり平易に書かれていますが、PMBOKで学ぶ
本質的な部分はカバーされてれています。

しかも、童話のパートは、実際に飯田さんの
小学6年生の息子さんにも読んでもらって、
理解できるか検証済みです。

ところで、なぜ、プロジェクトマネジメントを
学ぶ必要があるのでしょうか?

それは、プロジェクトマネジメントは、
大小の規模を問わず、チームで仕事をする人に
とっては、必要な考えであり、技術だからです。

  「プロジェクトマネジメントを知ると、
  いろいろな人との仕事がうまくいきます。
  ひとりぼっちにならず、チームで助け合い
  ながら課題に取り組めます。きちんと計画
  することで、トラブルを未然に防げます。
  プロジェクトの状況を見える化することで、
  問題の発見と対策、改善を可能にします。
  そして、最初に決めた目的を、きちんと達成
  することができます。」

本書は、プロジェクトマネジメントを初めて
学ぶ方や、勉強しようと思って途中で
やめてしまった方には、最適の入門書です。

他の専門書で本格的に学ぶ前に、本書で
プロジェクトマネジメントの概要がわかると、
独習することも可能でしょう。

騙されたと思って、本書を読んでみてください。
後悔はしないと思います。

この本から何を活かすか?

「アリとキリギリス」から学ぶのは、
進捗を加速させる「情報共有」の技術です。

キリギリスは、夏の暑い日に一生懸命に働く
アリの姿を見て、一体、何を考えているのか
全く理解できませんでした。

それは、キリギリスが自分の基準で見て、
アリのことを理解しようとしていたからです。

人は、相手の行動が自分の理解を超えると
「あの人はおかしい」と相手が間違っている
と思い込む傾向にあります。

それを防ぐためには、相手の基準と自分の
基準の違いを考えることが、第一歩であると
本書では解説されています。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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