活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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西郷どん式 リーダーの流儀

満足度★★★
付箋数:21

著者の吉田幸弘さんより献本いただきました。
ありがとうございます。

  「なぜ今、 “西郷隆盛” なのでしょうか?
  来年2018年、NHKの大河ドラマは『西郷どん』
  に決まりました。そう、西郷隆盛が注目
  されているのです。
  私は西郷さんこそ、リーダーのあり方を
  学べる人物だと思います。リーダー育成の
  講演を多くこなし、数冊の著書も上梓いたし
  ましたが、私自身、西郷さんにたくさんの
  ことを学ばせていただきました。
  いよいよ、時期が来たと思ったのです。」

NHKの大河ドラマは大きな影響力があり、
当ブログでも今年、西郷隆盛さん関連の本を
紹介するのは、これが2冊目。

本書の著者は、年間130本以上の講演や
研修を行う、経営者・管理職向けコーチングの
カリスマ、吉田幸弘さんです。

西郷さんが活躍した幕末維新の時期と、
現代には共通している点があります。

それは、時代が大きく変化する過程にあり、
誰もが先が読めず、手探りで不安な状態に
あることです。

そんな大きく変化している時代にこそ、
リーダーの本当の力量が問われます。

吉田さんは、現代の悩めるリーダーにこそ、
西郷さんのリーダーの流儀を学んで欲しいと
言います。

今年は西郷さんの没後からちょうど140年。

西郷さんが活躍した幕末維新の時期からは、
1世紀半以上が経過し、日本人を取り巻く
環境は大きく変わりました。

しかし、それでも西郷さんのリーダー論が
現代でも通じるのには、理由があります。

それは、西郷さんのリーダー論の本質が、
「情で人を動かす」ことにあるからです。

いくら時代が移り変わっても、
「人の心」だけは変わりません。

だから、西郷さんの人の心に訴える
リーダーのあり方は、現代でも十分に
通用するのです。

  「西郷さんの、 “人心を動かした
  リーダーシップ” は、現代の悩めるリーダー
  こそが役に立てるべきものだと思うのです。
  なぜなら時代が変わっても、リーダーが
  動かさなければいけない相手は人間である
  ことに変わりがないからです。」

個人的に、西郷さんの流儀の中で、
凄いなと思ったのが「ゆるす力」です。

戊辰戦争で、最後まで徹底抗戦した、
旧幕府軍の庄内藩に対しても、
「ゆるす力」が十分に発揮されました。

西郷さんは、敗北を認め切腹覚悟で降伏した
庄内藩士に「切腹して詫びるなどとんでもない」
と伝えました。

そして、降伏の証として武器一切の目録を
提出した庄内藩側に、「貴藩は北国の雄藩。
ロシアなどに備えて北方の守りをして
もらわねばいけません。武器はそのまま
お持ちいただければよか」と返したそうです。

さらに、新政府の面々にもこう伝えました。

「敵となり味方となるのは運命である。
一旦帰順した以上、兄弟も同じと心得よ」

降伏したといっても、1年近く戦争で争って
反乱を起こす可能性のある相手です。

そんな庄内藩への、あまりにも寛大な措置に、
藩主の酒井忠篤さんをはじめ、家老、藩士の
面々は感動し、一気に西郷さんを慕うように
なったと言います。

ここまでの度量を持って、相手を「ゆるす」
ことができる人は、なかなかいません。

  「敵対関係がある相手でも、
  詫びはちゃんと受け止める」

本書では、このように西郷さんの行動を
1つずつ紐解き、現代のリーダーが学ぶべき
流儀としてまとめています。

この本から何を活かすか?

西郷さんは、名だたる優秀な部下を
多く残してきました。

西郷さんは、どのようにして優秀な人材を
見抜いてきたのか?

西郷さんは、過去の実績や家柄などには
とらわれず、次の2点に重点を置いて、
人材を見極めたようです。

  ・いかに誠実であるか
  ・いかにリーダーにふさわしか

西郷さんは、自分ひとりでできることの
限界を知っていたので、部下を育てること
にも注力していたのでしょう。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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