活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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CIA極秘分析マニュアル「HEAD」

満足度★★★
付箋数:21

私たちの周りには、様々な情報が溢れています。

何かを調べようと思って、Google検索すると、
たくさんの検索結果が表示されて、
一体、どの情報を信じて良いのか
迷うこともあります。

私たちは、情報が多すぎると混乱し、
適切な意思決定ができなくなってしまいます。

たくさんの情報の中から、真に必要な情報を
選り分けて、最適な意思決定をするには、
どうしたら良いのか?

  「難しい問いの意味を効率よく効果的に
  理解する方法を見つけるには、データの山を
  築くのではなく、効率的な分析に基づく
  意思決定、すなわちHEAD(High Efficiency
  Analytic Decision - Making)が
  必要なのである。」

情報のプロ中のプロと言えば、世界最強の
情報機関と謳われる「米中央情報庁(CIA)」
が思い浮かびます。

米CIAは、世界中にエージェントを配し、
各地で情報を収集し、数々の秘密工作を
行ってきました。

本書の著者、フィリップ・マッドさんは、
CIAの元情報分析官(インテリジェンス・
アナリスト)です。

マッドさんは、2001年の米同時多発テロ後に
テロ対策センター(CTC)の副本部長を
務めました。

その後も連邦捜査局(FBI)の国家保安
副部長、ホワイトハウス国家安全保障会議
(NSC)のアナリストを歴任した方です。

テロ対策分野で20年以上のキャリアを持つ、
インテリジェンスのプロ。

本書では、現場で鍛え上げた情報分析と
意思決定術(HEAD)の極意を一般の人でも
ビジネスや日常生活で使えるように
伝授します。

HEADの肝は、「逆から考える」ことにあります。

最初に意思決定者が本当に知りたいことを
明らかにすることが出発点となります。

しかし、場合によっては意思決定者に
何が知りたいのか聞けないこともあります。

そのような場合は、意思決定者の視点に
立った「キークエスチョン」を設定し、
自分で考えることになります。

分析は、次に「ドライバー」と呼ばれる
枠組みを設定する段階へ進みます。

ドライバーとは、重要な問いをどのように
評価するかを判断する際に、私たちを導く
バスケットのような大箱です。

本書では、1つの分析で意思決定するために
ドライバーの数を6~10に分けることが
望ましいと説明されています。

簡単に言うと、情報を処理しやすい単位に
分けて管理することを指します。

各ドライバーには評価尺度を設定することが
必須です。

そして、各ドライバーに情報を振り分けてから、
「信頼性の高いデータ」
「間接的に情報を得たデータ」
「自信が持てないデータ」
の3段階に分けて情報を評価します。

個人的には、少しわかりにくい部分も
ありましたが、興味深い内容の本でした。

  第1章 逆から考える技術
  第2章 何を問うべきか?
  第3章 ドライバー
  第4章 実績(パフォーマンス)を測定する
  第5章 データをどう扱うか?
  第6章 見落としはないか?
  第7章 ゴール

この本から何を活かすか?

本書は、機密情報の漏洩を防ぐために、
事前にCIAの精査を受けているようです。

付録として「イラクに関する事後報告」
などが掲載されています。

情報公開が許可された報告書ですが、
やたら伏せ字が多い文書になっています。

リアルな報告書ではあるものの、
私はこの付録を掲載するのは、
あまり意味をなさないように感じました。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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