活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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なぜ僕は、4人以上の場になると途端に会話が苦手になるのか

満足度★★★
付箋数:23

  「 “1対1だと会話に困らないのに、4人ぐらいに
  なると途端に話しづらくなる” ここだけの話、
  人数が多くなると “なんだか話しにくい” と
  感じたことってないですか?(中略)

  この本は、そんな “複数いる場で会話に
  困らないためにはどうすればいいのか” を
  追求した、(おそらく)史上初の
   “複数コミュニケーション本” です。」

本書の著者は、静岡県の鉄道会社で、
脳のメカニズムを軸にしたマーケティング業務に
従事している行動分析士の岩本武範さんです。

岩本さんは、社会人博士として、
京都大学大学院工学研究科で、人が行動をとる
ときの心理要因について研究をしている方です。

私は以前から、人数が多いグループでは、
話しにくくなると感じていました。

実はこれ、コミュニケーション能力の問題
ではなく、コミュニケーションを担当している
「脳の問題」だったのです。

ですからいくら雑談力を磨いても、
4人以上の状況では、この問題は解決しません。

しかも、1度話に入るタイミングを逃して
しまうと、ますます黙ってしまうようになる。

そもそも脳は4人以上だと「たくさんいる」と
感じてしまい、人によっては処理しきれない
状態に陥ってしまうようです。

私たちの脳には、「新しい脳=前頭葉」
と「古い脳=大脳辺縁系」があります。

「新しい脳」が活性化されると、場の空気を
読んだり、相手の発言に適切な反応が
できるようになります。

一方、「古い脳」が活性化されると、
感情のまま話して場の雰囲気を壊したり、
黙り込んでしまうようになります。

そのため、複数のコミュニケーションを
成功させるには、できるだけ古い脳を刺激せず、
新しい脳を活性化させるのがポイントです。

そして、4人以上の会話になったときには、
コミュニケーションをとる上での、
「ポジショニング」が心理的には重要に
なるようです。

話をする順番に、1番手から4番手まで
並べるとすると、本書で目指すのは、
「2番手」のポジションです。

「1番手」の人は、声のボリュームが大きく、
早口でまくしたて、まわりの反応を
あまり気にせず、ひたすら話し続けます。

「3番手」は、口数は少ないけれど、
思いは強いという人が多いようです。

口数が最も少ない「4番手」は、ときには、
いたかどうかも記憶に残りません。

これらに対して「2番手」は、自分から
ガツガツ話さないのに、会話のパスが
集まってきて、それをうまくさばいて、
会話を広げるポジションです。

4人以上のグループで、この「2番手」の
ポジションになるために、本書では、
「座る位置」や「服装の色」にも工夫します。

そして、実際に会話のパスが回ってきたら、
次の3つのポイントに気をつけて話します。

  ポイント1. 何を話すのか(話の中身)
  ポイント2. 誰に話すのか(話を振る相手)
  ポイント3. どんなふうに話すのか(伝え方)

本書では、4人以上になると話せなくなる
メカニズムやその対処法が良くわかります。

ただ、理解はできるものの、実際にやるのは、
けっこう難しいという印象を持ちました。

飲み会やパーティ、4人で乗ったタクシーで
困らなくなるためには、それなりの訓練が
必要のようです。

 序章 「3」と「4」の間にある壁
 1章 「1対1は平気」でも「4人になると話せない」
   のはなぜか?
 2章 なぜあの人は「話を振ってもらえる」のか
 3章 「言葉が出てくる状態」に自分をもっていく
 4章 話すと「コミュ障」がばれる人
   「ちょっとおもしろい」と思われる人
 5章 想定外! 4人全員「コミュ障」だったら
   どうする?

この本から何を活かすか?

「話せていない・・・ピンチ」と思った場合。

周りに気づかれず、話しやすくする簡単な方法が
本書では紹介されていました。

それは、テーブルの下で、手を握ったり、
開いたりして「グーパー」の動作を
繰り返す方法です。

この動作が脳の血流を良くして、
前頭葉を刺激して会話に入っていける状態を
作るようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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