活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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クラッシャー上司 平気で部下を追い詰める人たち

満足度★★★
付箋数:23

あなたは部下を潰す、「クラッシャー上司」に
なっていませんか?

こう聞いても、誰一人、「自分はなっている」
と答える人はいないでしょう。

なぜなら、「クラッシャー上司」は、
自分がクラッシャーである自覚がないことが
一つの特徴だからです。

もし、あなたの部下がメンタルの問題で、
出社できなくなったり、辞めていった部下が
いたなら、それは部下の問題ではなく、
あなたの指導がそうさせたのかもしれません。

それも、良かれと思って部下の失敗を
サポートしたり、会社の業績に貢献しようと
した結果、知らず知らずのうちに、
部下を精神的に追い込んだ可能性があります。

あなたが、「仕事がデキる」方なら、
なおさら、クラッシャー上司にならないよう
注意が必要です。

クラッシャー上司は、もともと「潰し屋」と
呼ばれていて、東京慈恵会医科大学精神科
教授の牛島定信さんが命名したものでした。

牛島さんの元で学んでいた松崎一葉さんが、
その事例の研究をすすめ、「クラッシャー」
という名称に置き換えました。

クラッシャー上司とは、部下を精神的に
潰しながら、自分はどんどん出世していく人。

  「 “クラッシャー上司” は基本的に能力が
  あって、仕事ができる。しかし、部下を
  ときには奴隷のように扱い、失敗すると
  ネチネチ責め続け、結果的に潰していく。
  部下は心を病んで脱落していくが、
   “クラッシャー上司” 自身の業績は社内でも
  トップクラスであることがほとんどだ。
  だから、会社が問題性に気づいても
  その者を処分することができない。
  次々と部下を潰しながら、どんどん出世
  してしまう。」

本書は、実例からクラッシャー上司の
特徴と、クラッシャーが生まれる背景を知り、
その対策を考える本です。

松崎さんは、クラッシャー問題の被害者に
とって、その状態から脱するための
「実用書」を作ろうと考え、本書を執筆
しました。

松崎さんの15年間の研究の知見を、
多くの事例を挙げながら、わかりやすく、
リアルに、具体的に伝えています。

クラッシャー上司の中には、ドラマで
見かけるような小悪人的上司もいますが、
ほとんどの場合、本人に悪意はありません。

自分は正しいことをやっているつもりで、
共感力が弱い「鈍感」な上司なのです。

なぜ、部下をドンドン潰していく
クラッシャー上司を会社は放置するのか?

それは、会社は利益を追う組織だから。

ほとんどのクラッシャー上司は、
仕事がデキて、短期的には会社に利益を
もたらす存在です。

中長期ではなく、短期の利益確保だけに
目が行っている会社も多いので、
利益をもたらすクラッシャー上司の行為は
見て見ぬふりをせざるを得ないのです。

クラッシャー上司は、仕事はデキるのに、
精神的には未熟であるため、会社にとっては
根深い問題になっているのです。

 第1章 いったい彼らは何者か
  ― クラッシャー上司の実態
 第2章 クラッシャーの精神構造
  ― 未熟なデキるやつ
 第3章 クラッシャーを生む日本の会社
  ― 滅私奉公の時代の終わり
 第4章 クラッシャー対策
  ― その暴力から身を守るために

本書は、実際にクラッシャー上司の被害を
受けている方や、クラッシャーの存在に
困っている会社にとって役立つ本です。

また、部下を持つ方は自分がクラッシャーに
ならないよう、セルフチェックするために
読むのがいいと思います。

この本から何を活かすか?

部下の努力を認めたり、褒めることをしない
のもクラッシャー上司の1つの特徴です。

本書には、部下を褒める4つのステップが
まとめられていました。

 1. 成功までの努力の「過程そのもの」を褒める
 2. 成功した結果を「論理的に評価して」褒める
 3. 成功を共に喜び、共感する
 4. 次の成功への期待を表明して課題を呈示する

部下を効果的に褒めるには、このような
ステップを踏む必要があるのです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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