活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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日本人失格

満足度:★★★
付箋数:20

吉本興業に所属するお笑いタレント、
ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんは、
芸能界でも異色の存在です。

テレビとネット、そしてリアルな世界で、
思ったことを発言し、やりたいと思っや事を
自由にやり続けています。

ツイッターで呟いたことに、反論されると、
電話番号を教えて直接、話し合うことさえ
あるようです。

普通の芸能人なら、そんなことをしたら
芸能界から抹殺されると思うようなことも、
涼しい顔をしてやっているように見えます。

なぜ、田村さんはそんな生き方ができるのか?

  「本書では僕のことを、これでもかって
  くらいに明らかにしている。常日頃から僕は、
  この国や社会のあり方、仕事、人間関係
  とかに関して、こんなふうなことを考え、
  思っているんだけどなあ、ということを
  素直に呟いている。」

本書は、田村さんが、これまでどのように
生きてきたか、そして今何を考えているかを
語った本です。

田村さんの自分史を読むとわかるのが、
小さい頃から、周りの様子を俯瞰的に見る
目を持っていたということ。

小学校時代から自分をセルフプロデュースし、
どう振る舞えば大人が喜ぶか分っていました。

メタの視点で物事を見ていたのです。

芸人になってからも、新人時代から
売れる方法を冷静に研究・実践しました。

  「売れている先輩たちをよく見て、
  なぜ売れたのかを考えたのだ。
  その研究成果はすぐに出た。
  売れている理由は、吉本の社員が
  彼らを売ろうと努力して、
  あっちゃこっちゃ率先してテレビ局を
  回ってくれたからだ。
  そりゃそうだよね、ネタは面白いけど、
  楽屋ではツンケンしていて、
  人間的には最低じゃんと思う人には、
  社員は近づかないし、誰も味方になって
  くれないよ。新人の頃は、ああいう
  先輩にはなりたくねえって思ったもんだ。」

そして、田村さんが同じ芸能人からも
一目置かれているのは、人気商売ながらも、
不特定多数の人に認められたいと思って
行動していないからなのだと思います。

自分の大切な人に認められれば十分と
考えて行動しているようです。

  「自分も “承認欲求” があることは認める。
  人間誰しも持っているものだし。
  でも、その認めてくれる人って、
  不特定多数じゃないとダメなのかな?
  僕の場合、さっきも言ったように、
  亮さんと奥さんが笑ってくれているうちは
  大丈夫だと思っている・・・というか、
  彼らさえ認めてくれたら、別にあとは
  世界の誰も、理解も承認もしてくれなくて
  OK。」

こんな考えを持っているので、芸能界で
干されることを気にせずに、好きな行動が
できるのです。

あと田村さんが他人とは違う視点を
持っているのは、普段から当たり前と
思っていることを疑う姿勢を持っているから。

今の常識を疑い、周りの同調圧力に屈せず、
自分の価値観を貫いていく。

それが本書を通じて一番、田村さんが、
言いたかったことなのだと思います。

芸能人の田村さんに関しては、
かなり好き嫌いが別れると思います。

本書では、そんな彼の言動に裏にある
考え方がよくわかりました。

ただし、田村さんの考えの「深さ」は、
あまり伝わってきませんでした。

この本から何を活かすか?

  「人と同じように動いていると、ある意味
  ラクだから、自分でものを考えなくなる。
  人についていけばいいとなる。
  今、日本を覆う一番の大問題は、この
  【思考停止】と【依存体質】にあると思う。」

この思考停止と依存体質から抜け出すには、
自分はこういう生き方をしますという
オリジナルのルールを作ることが必要だと
田村さんは言います。

そうするためには、自分の頭で考えて悩み、
決めたら腹を括って実行するしかありません。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 人生論・生き方・人物・哲学 | 06:10 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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