活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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人材を逃さない見抜く面接質問50

満足度:★★★★
付箋数:25

  「 “面接を受けるよりも難しいことが
  一つだけある。それは面接を行うことだ。” 
  こんなセリフを、よく耳にすることがある。
  採用担当者の多くは、面接を脅威にすら
  感じているようだ。
  その理由の一つとして考えられるのは、
  採用担当者が面接を効果的に進める
  トレーニングをきちんと受けていない
  ということ。なかにはまったく受けていない
  という人もいるだろう。」

会社によって、あるいは採用するポジション
によって欲しい人材は異なります。

そのため簡単なマニュアルはあっても、
実際は担当者の経験頼みで採用している
企業も多いでしょう。

まして、採用担当者に適切なトレーニングを
行っている企業はかなり少ないはず。

本書は、トレーニングを受けていない
採用面接担当者のための教科書。

もちろん、採用する側だけでなく、
応募する側の人が読んでも、面接官の
手の内を知ることができるので、
非常に参考になる本だと思います。

本書は、50問のクイズ形式の
問題のあとに、解答と解説があります。

それを読むと、応募者からできるだけ
多くの情報を引き出し、応募者がその
ポジションに適任かどうかがわかります。

また、最近では面接を受ける前に
十分なトレーニングを受け、答えを準備して
応募してくる人も多くなっています。

しかし、本書では「練習してきた答え」を
聞いても、そこから「真の答え」を探り出す
方法についても紹介しています。

採用ミスによるコストの無駄を減らし、
募集職種に最適な人材を見つけることが
本書の目的です。

では、本書から1問紹介します。

  最も多くの情報が得られる効果的な
  質問は次のうちどれか?

あなたも、一緒に考えてみてください。

  A 履歴書にそって経歴を説明してください
  B 自己紹介をしてください
  C 自分自身をひとことで表現してください

同じような質問でも、質問の仕方によって
引き出せる情報がまるで違います。

この3つの質問で、最も効果が低いのは「A」。

この質問では、履歴書を見ればわかる
情報しか得られません。

もし、応募者が履歴書にそって説明する
だけなら、情報らしい情報は得られない
ことでしょう。

この3択で、良くも悪くも真ん中が「C」。

ひとことで表現してもらった後、
自分を表現するのに使った言葉について
具体的な説明を求める必要があります。

最も効果的な質問、つまり正解は「B」。

応募者は自分がアピールしたいことを
中心に話すことができます。

面接担当者は、そのときの行動について、
具体的に聞きます。

以前の会社で経費削減を行っていた
と言うなら、「そのときのことを詳しく
話していただけますか」と質問します。

この問題ではBが5点、Cが3点、Aが0点。

50問全部やると、面接官のスキルが
採点できるようになっています。

実際に50問全部やらなくても、本書から
そのまま面接の時の質問が使えるので、
非常に使い勝手がいいと思います。

面接担当者は、本書を会社に置いて
おくだけで、ずいぶん心理的にも
違うでしょう。

ちなみに本書は、 2008年4月に刊行された
同タイトルの本の新装版です。

翻訳者の岡村桂さんも変わらず、
日本語訳の文末が少し変わっている
程度の修正があります。

この本から何を活かすか?

  行動に関する質問をする

面接の時に、応募者の過去の「行動」を
聞き出し、そこから将来の業績を
判断します。

なぜなら、プラスとマイナスどちらの
行動でも、応募者は繰り返す可能性が
あるからです。

そのためには、過去の「成功例」の話を
してもらいます。

  「問題を解決したときのことを
  話してください」

特定の出来事の特定の例について
詳細に答えを求めます。

応募者が実際にその行動をとった
ときの具体例を挙げてもらうと
いいようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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